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いつもバイトで虐められていた私が初めて認められた職業がキャバ嬢だった

虐められた原因

初めてのバイトは近所の某チェーン店お弁当屋さんで、時間帯によっては割と忙しく
いつもおばさま方に「ちゃっちゃとやって」「もっと声大きくならないの?」「こんな簡単なこともわからないの?」などと大分強めに注意されていました。

当時高校生だった私は周りから見るとかなり仕事ができない、要するに“使えない”と言われるタイプの人間だったのでしょう。
自覚もあるので納得です。


お弁当屋さんを辞めた後、その地域では時給の良いホテルのバイトをしました。
結婚式や宴会が行われた際の準備から片付けまで、配膳などの接客も行います。
準備や片付けでは2人1組になって行う作業が多かったのでパッと相手を見つけないといけないのですが、
大体古株さんはパートナーが決まっているため相手を見つけるだけで一苦労です。
そして手間取っていると「お前サボってんのか?」と怒られる。

接客の場面ではお客様にお肉の産地を尋ねられたので
上司に「このお肉は何産でしょうか」と聞くと「今忙しいんだからそんなこと聞くな!適当に交わしとけ」とまた強く怒られる。

人並みにお仕事はこなしていたつもりだったのですが基準に達していなかったのか、
当時話し方がゆっくりだったのもあって
初めて接するスタッフさんには余計にトロそうだなとイライラさせてしまったのだと思います。


他のどのバイトでも程度の差はあれ虐められてしまったのは
”人より効率よく仕事ができていない“
“多動(ADHD)で無駄な動きが多い”
“話し方がゆっくりでおばさま方の鼻につく”

こんなところでしょうか。他にも沢山原因があるのかもしれません。

キャバ嬢になって1ヶ月でNo.1

どうせ私なんて何の才能もなくどこに行っても怒られる存在。存在価値なんてない。
と感じていました。

そして軽い気持ちで受けた安めのキャバクラの面接。
体験入店をしてみると思っていた以上にアットホームな雰囲気でキャストさんもスタッフさんも優しく、すぐに入店を決めました。

初めについたお客様はいまでも憶えています。無事指名を取れました。
そのことを「最初から指名取れるなんて凄いじゃん!」と店長に褒められ、
バイトで褒められた経験が殆どなかった私は自分にもすこしはできることがあるんだと嬉しかったです。

それから週6で1日6時間、業界のことを何も知らなかった自分なりにお客様をどう喜ばせようか足りない頭で考え、頑張りました。

連絡頻度はそれほど高くなかったです。
職場まで40分くらいかかっていたのでその40分だけ”必ず連絡を返す時間“と決めていました。

そのルーティンを毎日行っているうちにだんだんとご指名のお客様が増えていき、
毎週オーラス(オープンかラストまで居ること)の方も出てきます。

そして2ヶ月目の初め、1ヶ月の売上ランキングを見るとなんとNo.1になっていました。

正直コミュ障で会話はそんなに得意なほうではなかったので自分でも予想外で驚きました。

”どうせ安キャバだし週6入ってれば当たり前でしょ“と思う方もいるでしょうが
1位争いしている週5〜6出勤されているお姉様方が3人はいたので
私の中では頑張った結果だと自分を認めたいです。

それにNo.1を半年キープしてやめたので
そこですこしだけコミュ力に関しては自信がつきました。
いちばん自信がなかった分野だったので意外な才能を見つけたというか
努力すれば身につくものもあるんだなと。



というわけで
いまの職業が自分にどうも合っていないかも…と感じておられる方は思い切って別の職業に挑戦してみてもいいかもしれません
🌈

読んでくださってありがとうございました
🦋

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