恋愛はパチンコなのではという話


そういう話をさせていただく。

事の発端は地元の女子会、彼氏持ち×2、恋愛経験あり彼氏無し×1、恋愛経験なし私の4人である。
私は恋愛感情がわからぬ。私は、夢女子である。pixivを漁り投稿してきた。けれども、恋バナには非常に敏感であった__太宰治への冒涜であるというのも烏滸がましい最悪の存在である私は、それでも恋愛感情の理解はしたかった。だって夢小説書くのに役立つんだもん。

中学生の頃、恋愛体質の友人に「恋する気持ちとはどんかものか」と聞いたことがある。彼女は真っ白な紙にぐしゃぐしゃと紫、黒、ピンクなどの色を重ねて見せた。

彼女が書いたものの再現

これが恋ならしなくていいや、と正直思った。黒い部分が大半なんて、恋なんてロクなものでは無いらしい。楽しいことをしたいのだ、私は。

結局、そのことが忘れられずに何年も経ってしまった。周りはやれ彼氏だの恋だのと楽しそうだ。羨ましいな〜。
羨ましい?あんなに恋は楽しくないと思っていたのに?なぜだろう、彼氏や恋愛自体が羨ましいわけではない。その過程で、悩んだり、喜んだり、そういう心の変化とそれが女子会のネタになっている事実。人生の厚み。それが羨ましいんだ。私なんて生理前くらいしか心の変化がないっていうのに。

少々話は脱線したが、つまりは中学生の頃から多少は成長したのだろうか、他者の恋愛感情を理解したい!できればその楽しさについても知りたい!という具合になった。
そして本日の女子会。彼氏持ちの友人のアプローチの話から、私はあることを思った。
「恋愛はあまりにギャンブルではないか」 
自分が好きになった人が、同時に自分のことを好いているなんて、あまりに低い確率である。だけども、その途中にある駆け引きメッセージや会話に脳をやられて麻痺して、気づかなくなっているのでは?
例えるなら……そう、パチンコ。ギャンブルの中でも1番いい例えだと思う。
左打ち、熱い演出が来て、外れて、また熱い演出からの確変。右打ちに変わって、確変が終わると左打ちに戻る……えこれまんま恋愛なのでは?
そう力説した。友人はみなちょっと違うという表情だったが、私は割と悪くないと思う。
1人の友人がぼそっと「まぁでもお金入れなきゃ始まらないんだけどね」、また別の友人は「台もよく選ばないといけないし」言った。

えーーーすっげー!!!!

私は怖くてお金を入れられないのだ。負けるのが、傷つくのが怖くて。
パチンコと恋愛の唯一違う点。それはごく稀に恋愛は確変が終わらないということ。だから、それはお金を、時間を費やす価値があるのかもしれない。恋が少しわかった気がした。


しかし!!!それが低確率であるということに変わりはない!!それを忘れずに生きたい。
他人が恋愛するのは全く否定しない。時間やお金の価値は人それぞれである。



てかそういうこと考えてると人生って大変だなーって思う。考えなきゃいいのかなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?