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30代以降からの歯科矯正は遅いのか?メリット・デメリットを解説

矯正は子供の頃にするもの、という価値観から最近では、健康寿命が増加していく中で、噛み合わせの重要性が取り上げられ、大人でも矯正する方が増えてきました。

今日は、実際に大人から始める矯正の
メリット・デメリットについて解説していきます。


そもそも矯正に年齢制限はあるのか?

結論から言うと、歯科矯正に年齢制限はありません。

上記にもあるように、子供が治療するイメージが強い歯列矯正ですが、特に適齢期はありません。


どんな人が歯列矯正をしているのか?

平成29年厚生労働省による患者調査

厚生労働省の調査によると歯列矯正を行なっている大人は20%以上です。

30代~矯正治療を始める理由は以下のものが挙げられます。

  • 若いころより歯並びが悪くなった

  • お金に余裕が出来たので昔からのコンプレックスを直したかった

  • 子どもと一緒に矯正を始めた

  • 虫歯や歯周病の治療で受診したのをきっかけに、お口の健康が気になるようになった

30代以降は虫歯やかみ合わせ・歯周病などお口のトラブルが目立つようになる時期でもあります。

歯並びを整えることで噛み合わせが良くなると共に、歯磨きがしやすくなります。これにより、口元の美しさと一緒にお口の健康も手に入れることが可能です。


30代~歯列矯正を行うメリット

30代~は口内環境も変化するため矯正治療するメリットは大きいです。
下記に4つのメリットを紹介しています。


噛み合わせを整えて美しい口元をキープ


歯列矯正で口元が美しくなります。
実際、矯正治療で歯並びが綺麗になると、顔全体の印象が変わります。

そも結果、人によってはコンプレックスを解消でき自信がつきます。

ほうれい線が目立っている場合は歯列矯正を行うことで解消されるケースもあります。※個人差があります。


歯周病の予防に繋がる


成人が歯を失う原因として一番多いのが歯周病です。

歯並びが良くなることで、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが低減します。


歯の早期脱落を防ぐ


歯並びが悪いと、かみ合わせのバランスも悪いことが多いです。

なので、かむ力が特定の歯に集中してしまいます。その結果、歯がダメージを受けて抜けてしまう事態に陥ります。

歯列矯正をすることで、歯にかかる力が分散して特定の歯に過度な力がかかるのを防ぎます。


口臭予防


歯並びを整えると磨き残しが減り、清潔なお口をキープできるようになります。
ですから、歯周病菌や虫歯菌の磨き残しが減り、口臭予防に繋がります。

30代~歯列矯正を行うデメリット

歯周病が重症化している方には危険


歯周病が重症化している人は、矯正によって歯や骨に致命傷を与えてしまう可能性があります。


痛みが大きい

40代以降は骨が硬くなっているぶん、歯を動かすのにより大きな力が必要なので、矯正に痛みが伴うこともあります。しかし、ある程度が進行すれば痛みは治るので少しの辛抱が必要です。

まとめ

本日は、30代以降の歯科矯正についてまとめてみました。
大人になってから歯科矯正がしたい!と思っても少し手が出ないなという方が、この記事を見て、少しでも矯正をする判断材料になれば良いなと思っています。

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