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給料上げて!

めぐ:博士ー。給料上げてくださいよー。

博士:なんじゃ、急に。先月上げたばかりじゃろうが。

めぐ:あれっぽっちじゃ足らないんですよー。

博士:バカもん!経営者が苦悩に苦悩を重ねて算出した昇給を、あれっぽっちとは何事か!

めぐ:だって6千円ですよ?上がったの。月に20日働くとして1日あたり300円ってトホホじゃないですか。とほほほ。コンビニで菓子パン買ったらなくなっちゃう。

博士:毎日菓子パンばっかり食っておったら体重が増えるぞぃ。ネットで検索すると、企業の平均昇給額は5,997円。ちょうどお主の昇給額と同じぐらいじゃよ。

様々なサイトに情報が載っていますが、一つの例として博士が見たページには企業の平均昇給額は5,997円とあります。これは大中小全ての企業を合わせた額で、中小企業だけを見てみると4,765円。相対的な指標はいろいろとありますが、一般的に見ればめぐちゃんは平均程度よりは評価されているといえるでしょう。

博士:中小企業の平均よりも高い昇給を決断したわしは大したものじゃ。ふぉっふぉ。

めぐ:ふぉっふぉじゃないですよ!確かにうちは小規模だし、そんなにバンバン何かが売れるってことはないのは知ってますが、もう少し何とかならないですか?

博士:んーこまったのぉ。なぜそんなに昇給にこだわるんじゃ?

めぐ:そりゃこだわりますよ。昨日なんか友達とカフェに行ったら、、、

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めぐの友達:あんた給料上がったんだって?いくら上がったのよ?

めぐ:えー。どっから聞いたのよそんな話。うちは小さい会社だからほんの気持ち程度よ、気持ち(でも思ってたより上がっちゃったんだぁ。うふふ)

めぐの友達:ふーん。うちの会社はケチだからなあ。ボーナスで還元するからって、そのボーナスも支給タイミングになったら「パイの大きさは変わらないから」って、そのパイ見せてみろや!って思うわ。

めぐ:お互い大変よねー。

めぐの友達:たった3万ぽっちじゃ旅行にも行けないじゃない、ねえ。

めぐ:(さ、さ、さ、)う、うんそうね。ほーんとケチよねー。

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めぐ:って話があってぇ。

博士:ずいぶん羽振りのええ会社じゃのお。月3万ってことは年間36万。売上にして約100万をその子がアップできるということじゃな。

めぐ:給料の3倍ってやつですか。

博士:そうじゃ。

めぐ:私も頑張るんで、5万あっぷにならないですかね?

博士:年間で200万売り上げをあげられるなら考えてやろう。

めぐ:ぐぬぬ。

博士:それよりも副業はどうじゃ。

めぐ:副業?

博士:月5万ぐらいなら何とか稼げる副業も多い。うちは申請すれば副業OKじゃから、おぬしもやってみてはどうだ。スキルも身につくぞ。

めぐ:その手がありましたね!何をやったらいいですか?

博士:それは自分で考えるんじゃ。わしゃめぐの得意なことややりたいことを全部知っているわけではない。

めぐ:年上なのに?

博士:年齢は関係ないぞ。

めぐ:よーし、何ができるか探してみよう!

最近は副業を許可する企業が増えてきています。在宅やリモートワークが当たり前になったら、働き方の多様性はさらに加速するでしょう。これまでの雇用契約ではなく、企業と個人事業主の間で結ぶ業務請負型の契約を取り交わせば自由度はさらに上がります。しかし一方で安定した収入を得るのが難しくなることも。ですがその安定した収入は企業が安定した仕事があってこそ。そういった意味でも収入が安定しているうちに自分のスキルを磨いて市場価値を高めておくことが重要になってくるんですね。

博士:とりあえずタピオカ屋でも始めたらどうじゃ。若者の間では流行っておるんじゃろ?タピオカ。

めぐ:博士、タピオカブームはもうとっくに終わってますよ。それよりも駅前によさそうなマンションが建つんです。ここは思い切って不動産投資とかどうなんでしょうか。

博士:・・・軍資金ないよね。

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