2024年5月 良く聴いた音楽など(2/3)

hideのボックスセット「REPSYCLE」を購入した月。
名盤はいつまでも名盤。


■hide「HIDE YOUR FACE (2024 Remaster)」 2024年

hideのソロアルバム3枚とライヴBlu-rayのボックスセット「REPSYCLE」を購入。
存在感のある箱と、デジパック仕様になったアルバムだけで、まずフィジカル好きの自分は満足。

こちらは1stソロアルバム。2024年リマスター版。

「Eyes Love You」のメロディを使った「PSYCHOMMUNITY」で始まり、小曲を挟みながら「PSYCHOMMUNITY EXIT」で終わる構成の一本の映画館を観終えたような満足感は、アルバムならでは。

あまりに格好良い「DICE」に限らずどの曲も印象的。
ポップなメロディもダークな雰囲気も、様々なエピソードが切り替わるようにおもちゃ箱から飛び出すカラフルな音楽性。

「OBLAAT」の極上ポップセンスもやはり最高。

あらためて通しで聴くと、「Tell Me」で一度綺麗な流れ終わっている所を、昏さを湛えた「Honey Blade」で強引に切り返して、ポップな「50% & 50%」で終わる流れも、意外性のある展開。

「CRIME OF BREEN St.」が基本7拍子曲なのに初めて気付きました。

・OBLAAT

■hide「PSYENCE (2024 Remaster)」 2024年

2ndリマスター版。

「ERASE」で溜めてスタート、「このコード進行と言えばこの曲」な「限界破裂」の跳ねたシンコペーションでテンションを上げて、リフが最高な疾走曲「DAMAGE」に繋ぐ流れが最高です。

「Hi-Ho」や「GOOD-BYE」のような明るめの路線と、「BACTERIA」や「POSE」のようなハードな路線が混在しながら、意外にスムーズに聴けてしまう感覚は1stと通じる気がします。

単純に格好良い「BEAUTY & STUPID」でテンション上がり、永遠の名曲「MISERY」に涙。

・MISERY

■hide with Spread Beaver「Ja, Zoo (2024 Remaster & REPSYCLE)」 2024年

リマスターだけでなく、オリジナルアルバム未収録だった「子 ギャル」が追加、既存曲3曲も別ヴァージョンでの収録になっています。また曲順が異なるのも大きな違い。

全2作と比べると「DOUBT’97」を除くと、ストレートなマイナーキーが無い作風。
(本来の収録予定の楽曲が全曲揃わなかったためかもしれない)

頭の「ROCKET DIVE」とラストの「ever free」に代表されるように、メジャーキーの曲はもちろん、「PINK SPIDER」のような重いテーマであっても、上昇していくようなサビなのが印象的。

別曲のテイクとボーカロイド技術でヴォーカルトラックが作られた「子 ギャル」は、言われなければそのことに気付かないくらいの自然さ。

・ever free

■黒澤マドカ「DTMDK」 2024年

言うまでも無い歌唱力、トレンドの昇華、そしてバッキングにも聴き入ってしまうインスト的魅力、と美味しいところの詰まった音楽。
特に、「君が死ぬほど私を嫌いになっても」は名曲中の名曲だと感じます。

・『DTMDK』クロスフェード【黒澤マドカ】


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