2024年6月 良く聴いた音楽など(1/3)
バランス良く色々聴いた月でした。
メロディに心打たれることが多かった気がします。
洋楽から。
■Beaten to Death「Sunrise Over Rigor Mortis」 2024年
全9曲、18分ちょっと、グラインドコアらしく潔い構成のアルバム。
基本は激しい音楽とは言え、曲ごとのバラエティもあり、耳に痛い音質でもないので、延々とリピートするのも良いと感じます。
ほわほわした(?)音作りのギターのメロディが耳に残る「Mosh For Mika (Waddle Waddle)」が、ジャンルレスな魅力があり特に好み。
仄かな叙情性を持ったアルペジオの「Life... But How To Leave It?」も良かったです。
・Mosh For Mika (Waddle Waddle)
■Viva Belgrado「Cancionero De Los Cielos」 2024年
例えば、「Chejov Y Las Gaviotas」のように変拍子であっても、テクニカルとは感じさせない、叙情性に溢れたアルバム。
どんどん幅を広げながら、自由に感情が羽ばたいていく感じ。
切々とした哀感はスパニッシュ由来の要素も感じられ、ハードコアでありながらも、より普遍的な魅力があります。
オルガンやメロトロン(?)の音色を使った「Elena Observando La Osa Mayor」などは、かなりプログレ寄りの豊かな音。
ドラムンベース的なリズムと、浮遊感のあるシンセストリングスの「Jupiter And Beyond The Infinite」も想像力を掻き立てる素晴らしさで、続く「Saturno Devorando A Su Hijo」、「Perfect Blue」と組曲のように自然に繋がる構成。空の情景が浮かぶ音。
・Jupiter And Beyond The Infinite
■Persefone「metanoia」 2022年
来日公演で観たのをきっかけに未所持のアルバムを購入。
ストイックなリフとリズムのコンビネーション、叙情的な広がりを持ったシンセアレンジとヴォーカル、激しい勢いと緊張感が心地良いデスメタル要素。
全てがアートワークのイメージ通り、モノクロームに美しく融合したアルバム。
「Merkabah」や「Anabasis Pt. 3」の歌心に聴き入りながら、最初から最後まで通しで聴く事の価値を感じます。
・Anabasis Pt. 3
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