2024/06/02(日)松谷卓 meets 事務員G スペシャルコンサート@浜離宮朝日ホール

松谷卓さんのソロ・コンサートは、予定が合う時には必ず行っているのですが、なかなか観れず、結果的に2017年以来、何と7年振りに観ることが出来ました。

この日は、同じくピアニストの事務員Gさんとのジョイントコンサート。
お互いのソロ演奏と、ダブルピアノでの連弾の両方が楽しめる、期待通りの時間でした。

事務員Gさんは、アストル・ピアソラの「Oblivion」など、クラシックや自作曲の拘る事の無い選曲。
MCもユーモアがあり、松谷さんとは、先輩後輩のような、尊敬の伝わる距離感。

YAMAHAの、iPadと接続して音源を切り替えたり重ねたりした上で、共鳴板で音を出すピアノでの演奏も面白かったです。(後に松谷さんも演奏)

松谷さんは、代表曲のソロ演奏では、「エカテリーナのための協奏曲」を演奏してくれて、心に染みました。

・エカテリーナのための協奏曲/Piano solo

また、CD未所持だった「君が心をくれたから」のサウンドトラックからのメインテーマを聴いて、本当に心から真っ直ぐに紡がれたメロディに感動しました。

・「君が心をくれたから」メインテーマ

日本舞踊の師匠の舞踊に合わせて作ったと言う曲「めぐりみず(廻水?)」も聴けるなど、バラエティに富んだ演奏。

そして、2人での連弾では、もちろんこの曲は外せない「Inscrutable Battle」。
続けて、MCで変拍子の難しさについて語られていたので「Stargazer」か「S」のどちらかを期待していた中で、「Stargazer」。

どちらもとても格好良い上に、この日だけのアレンジなので、音源やコンサートでの再演奏で是非聴きたいと感じました。

5/8と6/8の入り混じる「Stargazer」も、メロディが自然に浮かんできて、心地良い流れを意識して作った、と言うエピソードもファンとしては貴重なお話。

アンコールは、代表曲「TAKUMI / 匠」の連弾。
こちらも、暖かな気持ちでコンサートを締め括るのにぴったりの演奏でした。

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