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オンライン講義における 5 Essentials Tips by Bill Schiano, Professor of Computer Information Systems at Bentley University

1. はじめに

おそらく経営に関する講義を受け持っている人の多くはハーバード・ビジネス・ケースを使ったり引用したりしているだろう。そんなケースを発行している Harvard Business Publishing から登録者向けにオンライン講義に関するtips が送られてきたので、その内容をここに記載する。

Tips は Prof. Schiano のウェビナーの内容をまとめたもの。

Harvard Business Publishing のホームページは以下の通り。大学教員であれば無料で登録でき、ビジネス・ケースなどもダウンロードできる。

2. オンライン講義に向けた5つの Tips

① アイコンタクトをとろう

生徒を惹きつけたい場合は、カメラを見ること、そしてスライドや板書を見やすくすることが大切。講義中は下を見ないこと。学生はあなたのつむじしか見えず、あなたの関わりが感じられないだろう。機械ではなく、人と話していることを忘れないこと。

② できるだけ生徒を巻き込む

講義はできる限りインタラクティブにすること。講義のみを予定している場合は、講義を録画してライブではなく同期しなくても利用できるようにすること。ライブで講義を行う場合、少なくとも15分ごとに、何らかの形でインタラクションを行うこと。質問をしたり、投票を行ったり、生徒に例を共有するように要求したり工夫をし、自分だけが一方的に話すことを避けること。

③ ベストな状態で講義にのぞむ

できる限り熱く一生懸命講義に取り組むこと。ジェスチャーや声のイントネーション、あるいは用いる言葉の確信さといったことで表現できる。教師になった理由、その目的を思い出し、学生に自分の情熱を伝えること。これはオンライン講義においてより重要な要素となる。というのも、オンライン講義の場合、通常の講義に比べて自分自身の気が散ってしまったり、学生が講義ではなく他のサイトへ移ってしまったりする可能性が高まるからである。

④ オンラインのつながりは現実のつながりである

カジュアルな講義なのか、それともフォーマルなものなのか、あるいはその中間か、クラスのスタイルを決めること。これらは、学生に与える課題がどのようなものなのか、生徒同士をどのように紹介するか、作ろうとしているコミュニティがどのような雰囲気になるのかを決めるだろう。こうしたコミュニティを構築できれば、生徒は講義に対してより積極的になり、与えられたタスクにも真剣に取り組む可能性は高くなる。物理的にキャンパスに行って人々と話すことができなくなるので、多くの学生は強いつながりを持ちたいと思うだろう。

⑤ 機会を受け入れること

あなたはオンラインで生徒と一緒に作業する機会を獲得した。つまり、学生にはオンラインで学習する機会が与えられたということだ。オンライン講義は、生徒がキャリアを形成するうえで非常に役立つスキルを身に付ける一助となりうる。バーチャルな環境でする仕事が増えるにつれ、バーチャルな環境でのやり取りに慣れ、オンラインコースで使用するツールに慣れることは、学生にとって長期的に役立つ。

3. オンライン講義をできる環境を整える

Tipsに関しては「ふむふむ」といった内容。モチベーションの問題は実際に講義をしてみないとわからないかもしれない。

あと、Prof. Schiano のウェビナーも見てみたが、彼の配信環境も写真で見せてくれていた。

彼は立ってオンライン講義をしているようだった。机の上に段ボールを3つほど積み上げ、その上にノートパソコンを置いて配信をしていた。

そのほか、手元には筆記用具、ノート、付箋、水が置かれたほか、学生のリスト講義の流れを示したスケジュール表みたいなものが置かれていた。

この辺りも配信する側の準備としてイメージがわいて助かった。

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