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扁桃腺炎で死にかけた話①緊急入院編

今日は私が3年前、何年も何年も悩まされていた度重なる重度の扁桃腺炎からの脱出(扁桃腺除去手術)を経験したお話をしようと思います。

扁桃腺炎と聞くと子どもの病気だったり、子どもの頃に手術したという話をよく聞きますが、私は大人になってから扁桃腺炎を繰り返すようになりました。
2ヶ月に1度ヤツはやってきます。
喉の痛み、腫れ、膿み、そして40度超えの高熱×2週間、人としての最低限のことすら出来ないですね、過言ではなく。


そして忘れもしない2021年10月、私はいつものように扁桃腺炎発症の民。
だがしかし世の中はコロナ戦国時代真っ只中、普段行きつけの病院ですら発熱のせいで予約が取れず門前払い。
200件以上の病院から断られ、心身共に弱りきった私はもう病院を諦める。


この時の私は40度の発熱2日目。



ひとり暮らしにはとても辛い。
幸い、近くに住んでいた友人が救援物資を届けてくれるが1日に摂取できるのはポカリ1口が限界(これまじで)

解熱剤も38度までしか下がらなかったけど38度でも充分だと思えるくらい40度がきつすぎるので38度になった時にパパッと着替えたり体拭いたりしてた。
この時点で発熱10日目くらい。風呂入ってないしポカリしか飲んでない★


そして10日過ぎた頃から胃が悲鳴をあげはじめ、飲んだ解熱剤をリバースするようになってしまった。オワタ。
そのタイミングで女の月のモノまでいらっしゃいませ。
もうあかん、ほんまにあかん。


自分で救急車呼びました


そっからはほんとに何も覚えてなくて、気づいたらどっかの総合病院のベッドで点滴刺されてました。

多分、救急車呼んだとき電話の向こうで「大丈夫ですよ」の優しい声で一気に今までの不安や恐怖や色々な緊張の糸が切れて気絶したんやと思う。


病院で点滴してもらいながら意識もはっきりしてきて、多分病院の人に発した第一声が「救急車っていくらかかりますか…今手持ちなくて…財布多分家ですよね…すいません今度お金払いにきますんで今日はどうにか帰してくれませんか」やったと思う。(なんて誠実なヤツなんや私は笑)


そんな私に看護師さんが一言
「えっ、もちろん入院ですよ!今部屋手配してるのでこのまま寝ててくださいね」



こうして私は初めて扁桃腺炎で入院をすることになったのである。


ただ、この時の私はまだ気づいていない、このあと地獄しか待ち受けていないということを★


点滴がいい感じに流れて体もじんわり温かくなってきた時、私は気づく。
(下半身もじんわりしてる気がスル、あれ、、待って。いつからナプキン替えてない、、?)


早速ナースコールを鳴らし、看護師さん(ありがたいことに女性!)が来てくれたので事情を説明するもまさかの返答


「あー、、そういうのはご自身で購入して頂くんですけど生憎、院内のコンビニは17時までで土日はやってなくて、、月曜日まで我慢してくれますか?」(本日金曜日の夜である)


お前おんなじ女か?!?!?!?!?!?




って、健康状態やったら叫んでたと思う。

「えっ、、どうすればいいんですか」←混乱ワイ
「今はコロナで面会と差し入れも短期入院の方はしていただけないので、ご自身でとしか」←冷静看護師さん


「あ、そういえば明日の朝食は食べれそうですか?」と看護師さん。
話の変化球えぐいなお前。


「いや、、ちょっとまだ厳しいかもです」と私
点滴を打ったとは言えまだ熱は40度あり喉から膿も出ていたので食欲は無
(ちなみにこの2週間絶食状態だったので病院の検査で測った時8キロも痩せてる事実を知る)


すると「分かりました」と去っていく看護師さん、
おいおいおいちょっとまって私の生理事情何も解決してないねん

生理初日、あと3日もナプキン1枚でどう過ごすん。

大部屋だったので他の入院患者さんに相談するものの皆様ご高齢で既に閉経済みで生理用品は持ち合わせておらんとのこと。

熱も下がらないしお風呂も2週間入れてないし財布も何もないしナプキンは役目果たしてないし、もうどうでも良くなって考えるのをやめた私は月曜まで屍のようにひたすら寝ることを決意

シーツはもちろん血の海やったけどもう何もしたくなくてずっと放っておいてたら流石に血の匂いで看護師さんにバレましたが、これは私悪くないやろ、というスタンスでいました。


金曜日からひたすら点滴を打ち続けたおかげもあり無事に熱は平熱まで戻り、月曜日の朝主治医と名乗る女医が現れ、扁桃腺除去の手術を来月勝手にスケジュール決められてることを知る。

突然始まる手術の説明に混乱はしたものの「高額医療費制度」や医療保険の説明もされ、手術をすることで逆に戻ってくるお金があることや、今後こんな死にかける思いをしなくなることを考えるとメリットしかなくね?と思った私は承諾のサインをその場で書く
(のちに、家族に相談せえ!と看護師である叔母に怒られる)


そして月曜の昼過ぎ、最後の検査を終え、私は来月の手術に備えて一時退院するのであった。
(運ばれた先の病院は家から徒歩圏内だったがズボン、下着が真っ赤だったのでタクシーで帰りました)


本日の教え

自分で救急車呼ぶ時、少しでも余裕があれば財布、生理用品(女性なら)は持つべき。

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次回、手術編に続きます。
扁桃腺炎を繰り返して手術を考えている皆様の参考に少しでもなればと思ってます。




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