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UXエンジニアを目指すためにチームで取り組んでいること

こんにちは。株式会社アジケでフロントエンドエンジニアをしている市川です。

アジケはUXデザイン会社のため、 「デザイナーしかいないのかな?」と思われがちですが、実はエンジニアも多数在籍しております。

現在アジケには6名のエンジニアが在籍しており、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、Webアプリエンジニアで構成されています。また、来年には新卒のエンジニアが2名入社する予定で、最近はアジケ内のエンジニアの人数が徐々に増えてきています。

私たちアジケのエンジニアは、「UXデザイン会社のエンジニア」として、ただ実装するだけではなく、 ユーザー視点で開発を行えるエンジニア(=UXエンジニア)を目指しています。

しかし、世の中的にもUXエンジニアの定義は曖昧で、「◯◯をすればUXエンジニアになれる!」という明確な答えはアジケでも持っていません。そのため、エンジニア1人1人がUXエンジニアとして何ができるか考え、エンジニアチームで協力しながらUXエンジニアを目指していく必要があると感じています。

今回は、UXエンジニアを目指していくために、エンジニアチームで行っている取り組みについてご紹介したいと思います。

UXエンジニアを目指すために取り組んだ5つのこと

エンジニアチームでUXエンジニアを目指していくために、下記5つの取り組みを行いました。

1. 行動指針の策定
2. 日報へのコメント
3. 月次目標/アクションプランと行動指針の紐付け
4. 月次目標共有会
5. シビックテック勉強会

1. 行動指針の策定

まず最初に取り組んだこととして、エンジニアチームの行動指針を策定しました。理由としては、UXエンジニアを目指すための「道しるべ」を定めることで、目指すべき方向の目線を揃えるためです。行動指針を軸に、日々の自分の行動と行動指針を照らし合わせることができると考えました。

行動指針はエンジニア全員で考えました。「そもそもUXデザインとは何か?」の認識合わせから、実際に擬似的にUXデザインをやってみて、エンジニアがUXデザインの中でどのように関われるのか考えてみたり、他社のUXエンジニアがどんなことやっているのか調べたりしながら考えました。

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最終的に行動指針は下記の5つに決定しました。

1. サービスコア体験の達成
2. 予期的UXからユーザー体験を最大化
3. アウトプットで議論する
4. 誰かのためのコード、みんなのためのコード
5. 今よりも一歩先へ


また、日常的に行動指針を意識できるように、行動指針のSlack絵文字を作りました。Slackでの情報共有ややりとりに対して、あてはまる行動指針の絵文字を押し合います。(このアイデアはスペースマーケット様の「エンジニア行動指針をSlackスタンプで運用してみた」という記事を拝見し、参考にさせて頂きました。ありがとうございました!)

行動指針のSlack絵文字

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実際のやりとりの様子

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2. 日報へのコメント

この取り組みは、日報に対してUXエンジニアとして取り入れられそうなアイデアを共有したり、あてはまる行動指針をコメントし合う取り組みです。
普段、他のエンジニアが業務でどのようなことを行っているのか、お互いに細かくは把握していません。そのため、プロジェクトを超えた情報共有や連携が行えるようにこの取り組みをはじめました。コメントから議論が生まれ、アイデアがどんどん発展してくこともありました。

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3. 月次目標/アクションプランと行動指針の紐付け

アジケでは個人目標管理の一環として、月初にその月の個人目標とアクションプランを作成します。エンジニアチームでは、目標とアクションプランに行動指針を紐付けるという取り組みを行いました。目的は、行動指針に沿って目標やアクションをを考えられているか確認するためです。

下記が実際の目標管理シートです。

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毎月目標やアクションを考えるときに行動指針を意識することで、 「今月の業務の中でUXエンジニアとして何ができるだろう?」 と考えるきっかけになっています。

4. 月次目標共有会

1つ前の取り組みで紹介した月次目標の内容を、エンジニアチーム全員でフィードバックし合うという取り組みを、毎月1回皆で集まって行っています。行動指針に対してどのようなアクションをしているか共有したり、目標やアクションに対してUXエンジニアとしてどのようなことができるのかアドバイスし合います。


5. シビックテック勉強会

エンジニアチームでは、週に一度エンジニア勉強会を行っています。勉強会のテーマは様々で、気になる技術を使ってサービスを作ってみたり、技術を教え合ったり、輪読会を行ったりしています。

エンジニア勉強会の中で、「UXエンジニアのスキルを伸ばすためにできる事はないか?」 と考え、 「シビックテック」にチャレンジすることにしました。シビックテックとは、市民がテクノロジーの力を使って社会課題を解決する取り組みのことです。勉強会では、社会の課題(身の回りの課題)を見つけ、解決アイデアを出し、プロトタイプを作るまでを目標に行っています。目的としては、  「デザイン思考」の考え方を定着させるためです。ユーザーの感じている潜在的な課題を発見し、仮説、検証を繰り返すデザイン思考の考え方は、デザイナーだけではなくUXエンジニアにとっても必要なスキルだと思っています。

取り組みの成果


まだ始めたばかりの取り組みが多いですが、徐々に結果も見え始めています。チームで目指すべき方向の目線が合ってきたり、ユーザー視点を意識したアクションが増えてきたと感じます。普段実装をしているとつい開発目線になりがちですが、取り組みの中で日常的に意識する機会を増やすことで、行動にも少しずつ反映されてきていると感じます。

おわりに


UXエンジニアを目指すためにエンジニアチームで取り組んでいることをご紹介させて頂きました。今後は取り組みの内容をアップデートしながら、1人1人が「UXデザイン会社のエンジニア」としての価値を高めていきたいと思っています。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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