2024/06/25(ミュンスター:28日目 暑くなる前にボサノヴァを聴く)
郵便局兼コンビニでタバコを買おうとするもカードの磁気不良か決済端末の動作不良かで買うことができなかった。(ついさっき同じ店で切手を買った時は問題なく使えていたので悪いのはおそらくカートリッジ側だと思う)
ドイツにいると何かとお悔やみの言葉を賜ることが多い。仮に他の言葉を全く聴き取ることができなくても「leider nicht(残念だけど )」というセンテンスだけはかなり鮮明に聴こえるようになってくるのでそれで判別がつく。
店を出るとちょうど後から出てきた若い男に声をかけられ、マルボロのゴールドを一本手渡された。男の友情というものがあるとするなら、それはこういったシチュエーションから生まれると思う。それはとても簡潔でさっぱりとした手触りのものだ。
最近、少し暑くなってきたからかボサノヴァをよく聴いている。あんまり暑くなりすぎるとダメだけれど、30度に達しないくらいの心地よい暑さがある日にはボサノヴァの涼しげな音色がよく効いてくる。
ルイス・ボンファのギターはピリッとしていて甘苦く、少し寂しい。
このアルバムは彼の作品群の中でははっきり言って全然人気ではないけれど、個人的にはすごく好きだ。
甘く、苦く、寂しい。それは10代の少年が叶えることのできなかった全てのロマンスによく似ている。
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