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気付かずに狭い世界に囚われてしまうのが人間だろう

おはようございます.こんにちは.こんばんは.
65回目のnoteを投稿します,とろたく軍艦です.
 
先日,大学の同級生と飲み会を行った.お互いの仕事内容などについて色々と話したのだが,少々気になることがあった.表題に書いたとおり,友人達がいつまでも狭い世界に囚われているように感じて,そこがとても気になったのだ.
 
私は,大学の学部・学科,大学院の研究領域とはまったく別とまではいかないが,距離を置いた領域で就職した.一方で,友人達は,これまでに学んできたこと,研究してきたことの延長線上の領域で就職した.
 
私は決して自分の選択こそが正しくて,友人達の選択が間違っていると言いたいわけではない.世の中を眺めてみても,友人達のように大学・大学院で学んだことをそのまま生かすことが可能なところに就職をするのが一般的だろう.私のように,大学院まで行ったにもかかわらず,専門領域を捨てる人の方が希少なはずだ.
 
私が主張したいのは,自分の専門を生かすと言えば聞こえは良いが,実は単に狭い世界に囚われているだけなのではないか,ということである.確かに,自分の得意領域で生きてさえいれば,新しいコトへのチャレンジもそれほど多くはなく,ストレスも少なく過ごすことが可能だろう.
 
しかしながら,自覚無しに狭い世界に囚われている状態はとても危ないのではないだろうか.この社会がどのように動いているのか,この社会で人々がどのように生活をしているのかということへの想像力が欠如してしまうはずだ.現に,私立の中学・高校を卒業して,大学に入り,大学卒業後はストレートに教師になる人がいるが,こういった教師は社会の経験値が不足しており,発言に説得力がないものだ.
 
世界中なんて広いモノを見ているとは到底言えないが,それでも出来るだけ外に意識を向けて,自分の専門領域・得意領域から飛び立とうとする人が増えることを願っている.

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