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Vol.4 21世紀の社会

こんにちは!教育を考える学生たちです!

今回のnoteのテーマは「21世紀の社会」です! 一見すると、「21世紀の社会」について論じることが教育にどのように繋がってくるのか分かりにくいかもしれませんが、教育とは教え育てることであり、すなわちこの先の社会を生きていく方々を導く手助けをすることです! 今回のテーマを通じて日本のこれからの社会がどうなっていくのか?こんな問題を現在抱えているといった事を理解することによって、今後も様々な視野から教育を俯瞰し論じることができるよう考え今回のテーマを企画させていただきました。今回は私たちが今後やっていきたいことなども考えることができる非常に良い機会となりました!

1. 社会問題とは?

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社会問題は、私たちが集団で生活していく中で、必ず現れてくる問題です。
上図では、現在の日本社会における社会問題をピックアップさせていただきました!
ピラミッド構造の下の方に表示させていただいた、『文化』『教育』『社会福祉』などといった領域において問題となっていることを解決していくことによって上にある様々な問題が解決していくのではないかと考え、ピラミッド構造で表現させていただきましたが、実際の社会構造はそれぞれの領域の階層ごとに上下関係があるようなピラミッド構造のような単純な仕組みとして表現することはできず、また、それぞれの領域が完全に分離しているわけではなく、複雑に重なり合いながら、現在の社会構造を作っております。

現在の世界システムでは、人は国家に帰属し、その国家における規則などは、国家を代表する人間が、法律という形で取りまとめ、それを基に、社会構造が影響を受け、我々は生活していくことになります。

それでは、現在の世界システムにおいて人が帰属しなければならない国家とはどのようなものなのでしょうか?

次の章では国家とは何かについてみていきます!

2. 国家とはなにか?国家はなぜ存在しているのか?

まずはじめに、国家とは何か?と定義しようとしても、私たちが日々考え行動している生活を、実際に起こった事象のみを捉える、経験科学的なアプローチで解析しようとしても、完全には、捉え切ることはできません。そのため、国家を定義する場合は、概念的な要素を加えて捉えることが求められます。【萱野稔人『国家とは何か』参照】

ウェーバーは『国家を、暴力の独占を要求する「人間共同体」』として説く

ホッブスは『国家を自然状態に置かれた人が自然状態がもたらす「各人の各人に対する戦争」を終わらせるために互いに契約を結びあい、彼ら全てを強制する共通権力を打ち立てることによって国家が設立される』と説く

フーコーは『国家は権力諸関係の制度的統合の上に成り立っている』と説く

これまで、様々な方によって概念的に、国家とは何か?という問いが定義されてきました。現在のような国家が国境を設け、国境による囲い込みを始めたのは、場所確定の特殊近代的なあり方の考え方を基にしております。

20世紀後半から、TV, PC, 携帯電話, スマートフォンなどといった様々な情報機器が現れ、21世紀ではSNSを用いることによって、場所や距離を問わず様々な場面で個人が影響力を及ぼすことができる環境ができてきました。近代的な場所確定の考え方は少なくとも、ネット環境の中では、限界を迎え、国境を問わず世界が相互に繋がりを持つ環境ができてきました。

現在までにウェーバー/ホッブス/フーコーが概念的に定義してきた国家とは-権力と暴力性の集約を行い、国家以外の個人や集団が用いる物理的暴力は全て不当なものとする-などといった考え方は、個人の影響力が高くなり、言葉の暴力性が高まった現在においては、改めて、考え方を捉え直す必要があるかもしれません。

国家や国境について捉えることは、今後の教育について考えていく上でも、国家に集約された教育という考え方ではなく、世界全体を発展させるための教育を考えていく上で非常に重要になってくるかもしれません。 

本日の主題である『21世紀の社会』について展開させていただく前に様々な寄り道を沢山させていただいきましたが、次の章では今回のテーマである、『21世紀の社会』についてお話を展開させていただきます!

3. 21世紀の社会システム

2章でも挙げさせていただきましたが、現在の社会構造を完璧に定義することは難しいですが、20世紀の後半から現在に至るまで発展してきたSNS(ソーシャルネットワークングサービス) ― Facebook, Twitter, Line, YouTube― などの様々なサービスは人々の距離感を縮めることに貢献し、SNSを通じて国家という区切りを問わず、世界全体に影響を与えられる環境が整ってきました。このような現在の環境を政府が提唱している言葉をお借りすると、”Society4.0情報社会”と定義されます。

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企業においても10年前頃より、古来より行われてきた、トップダウン型の役職配置の方法から、マネジメント層は設けつつも、残りの人事はフラットな関係にすることによって社員一人一人のアイデアが採用されやすくなるボトムアップ型の企業構造をとる会社も少しずつですが増えてきました。

現在の社会全体では、都市一極集中化であったり、時代にそぐわない、行き過ぎた既得権益の保護など、様々な局面において人々の生活は集約されてきました。 そして、現在これらの問題が表面化し、見直され始める段階になってきました。

21世紀中盤にかけて、私たちは生活様式など様々な局面で変化が求められています。

また、20世紀後半から現在にかけて発展してきた、IT技術の発展では、私たちの生活を向上させ変化させるきっかけを与えてくれました。コンピューターの計算機能の向上や、それに伴ったより高度に様々な情報を素早く処理/解析ができる技術は通称AI(人工知能 英名:Artificial Intelligence)という言葉とともに実社会を発展に導いてきてました。

昨今、AIによって仕事が奪われるという表現が用いられることが増えてきましたが、私たちは、こうした今だからこそ、AIによって解析されたデータなどを基に、データ・ドリブンできる力-問題意識を抱くことができる力や意思決定できる力-などが求められてくると考えました。

私たちが教育を通じて行っていくこととして、社会問題に対して、高い問題意識を持ち、自ら主体となって動けるような人材が世の中には未だ多くないと感じ、社会起業家を育成する人材教育を助けることができるようなことを考えていきたいと思っております。

次回のテーマでは『21世紀の教育のあるべき姿とは』を展開させていただきます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!また次もお会いしましょう!!

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