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第38節 アビスパ福岡vsFC東京 アビスパ視点レビュー

スターティングメンバー

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前節、ベガルタ仙台戦からのメンバー変更は6人。
右SBには湯澤聖人、左サイドは左SBに志知孝明と左SHに杉本太郎のコンビ。CHには中村駿。2トップには金森健志とフアンマ・デルガドが起用された。
シーズンを通して積極的にメンバーを入れ替え、常に活性化させながら戦っていたことは今季のアビスパの特徴の1つだった。

試合内容

8位・アビスパ福岡、9位・FC東京。
勝敗によっては順位が入れ替わる両チームの対戦は0-0で終了。
アビスパとしては前節45分間だった自分達のペースの時間が伸び、決定的なピンチはほぼなし。
8位でシーズンを終えることができたため、一定の満足感を得られる結果となった。

採点(及第点5.5)、寸評

GK 31 村上昌謙 5.5
今季大きな成長を見せた守護神はこの試合でも堅実。ただ、飛び出しはやや不安定だった。

DF  2 湯澤聖人 6.5
圧倒的なスピードを持つアダイウトン対策か、攻撃参加は控えめ。その分1対1では自由を許さず、途中出場の永井にもスピードで負けず。

DF 33 ドウグラス・グローリ 6.5
高さ勝負になることは少なかったが、隙を見せず球際の強さで対応。シーズンを通してディフェンダーの中心にいた。

DF  5 宮 大樹 6.5  MAN OF THE MATCH
65分、67分のFC東京の速攻を止めたのは大きかった。前半の2度のヘディングは枠を捉えていたが…惜しくもゴールならず。

DF 13 志知孝明 6.5積極的な攻撃参加から何度も惜しい場面を生み出した。アビスパ史上、最も安定している左SBではないだろうか。

MF 14 ジョルディ・クルークス 5.5 (64分OUT)
左サイドが主に起点となったこともあり、目立つシーンは少なかった。守備時は56分のボレーを合わせられればヒーローだったが。

MF 40 中村 駿 6.0
危機察知能力の高さで最後の仕事はさせず。86分のボール奪取は美しかった。セットプレーのキッカーとして質の高いボールを供給した。

MF  6 前 寛之 6.5
プレスバックの速さ、適切なコース取りで攻撃の芽を摘んだ。アビスパのキャプテンは、タイトなマークを受けてもほぼ失わない頼れる男だ。

MF  8 杉本太郎 6.0 (69分OUT)
エリア近くでボールを受け、PKかと思われるような場面が複数。華奢なのは仕方ないが、あと1歩粘ることができると得点に繋がるはずだ。

FW  9 フアンマ・デルガド 5.5 (81分OUT) 
約80分間を通して献身的。試合中に消えることがほとんどないことも魅力だ。

FW 37 金森健志 6.0 (81分OUT) 
前半から貪欲さを前面に押し出しチャンスに絡んだ。DAZNの解説者の水沼貴史氏が褒めるのも納得の出来。渡投入後は右SHでプレーした。


途中出場

FW 17 渡 大生 5.5 (64分IN)
量は誰もが認める大きな武器だが、最後の質は課題。

MF 19 田邉草民 5.5 (69分IN)
総合値の高さで古巣相手に得点を目指した。77分のフアンマへのパスはセンスを感じさせた。

MF 25 北島祐二 採点なし (81分IN)
左SHとしてシュートも放ち、CKのキッカーとして可能性のあるボールを送った。来季の飛躍への期待は大きい。

FW 10 城後 寿 採点なし (81分IN)
90分は難しくとも、決まった時間であればJ1でもまだまだ仕事ができる。

監督   長谷部茂利 6.0
前半から積極的に戦い、終盤は8位をキープするための戦い方も見せた。前半のサッカーを90分を通して行えるかが、来季の成績に大きく影響しそうだ。


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