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台湾の幼稚園 : 公立,私立,非営利,それぞれの費用、スケジュール、園活のポイントなどをご紹介します

「台湾の幼稚園ってどんなところなんだろう」、「幼稚園を探すといっても公立、私立、非営利ってなにが違うんだろう」といった疑問に少しでもお役にたてればと思い、書いてみました。

公立幼稚園、私立幼稚園、非営利幼稚園とは

台湾の幼稚園は大きく分けて3つあります。

公立幼稚園、私立幼稚園、非営利幼稚園です。

私立幼稚園のなかには準公立化幼稚園という政府が学費を一定額補助しているところもあります。

公立幼稚園、私立幼稚園、非営利幼稚園でかかる費用

以下はそれぞれの幼稚園にかかる費用です。月費の他に、入園時のみ体操服や制服(ないところもあります)、指定のリュック、ドリル代などの雑費がかかります。

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準公立化されていない私立幼稚園の費用は、ピンキリです。

参考までに、我が家の長男くんが以前通っていた私立幼稚園の費用をアップしておきますね。

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ちょっと見づらくて申し訳ないのですが、入学費(註冊費)は政府が補助してくれるので、あとで戻ってきます。

1番下の交通費というのはスクールバスを利用するときにかかる費用です。

スクールバスは公立幼稚園や非営利幼稚園では扱っていない場合もありますので事前に確認しておいたほうがいいと思います。

私立幼稚園(準公立化幼稚園も含む)の場合、授業以外にクラブ活動のようなものがあります。

才藝班というのですが、これは希望者のみで、別途料金が必要になります。

というのも、外部の専門講師を呼んで一週間に1,2時間レッスンをしていただくので、その費用と、あとは教材費ですね。大体月額2000~3000元位だったと思います。

才藝班はどの私立幼稚園にもあるのか、というのは分かりかねますが、「英語教室」「ローラーブレード教室」「そろばん教室」「ダンス教室」「科学実験教室」などなど、バラエティーに富んでいて、子どもが興味があるものを選んでレッスンを受けられます。

才藝班のレッスンを受けない子どもたちは、幼稚園の先生が普段どおりみてくれます。

あと、私立幼稚園は何かと外部のセールスが入ってきます

羊奶(羊のミルク)の注文票や栄養食品の注文票が連絡簿に挟まっています。

注文は任意ですが、子どもが「みんな飲んでるから飲みたい」とか言うことがあるかもしれないです。

なので、一応心に留めておいてもらえたらいいかな、と思います。

公立幼稚園、私立幼稚園、非営利幼稚園の年間スケジュール、一日のスケジュール

年間スケジュールは公立幼稚園は小学校と同じで夏休みは約2か月間、冬休みは約2、3週間となります。

私立、非営利幼稚園の場合は、夏休みは2、3日間、冬休みははお正月(過年)の期間でカレンダー通りです。

以下は、我が家の長男くんが以前通っていた私立幼稚園の年間スケジュールです。

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1日のスケジュールは大まかに7:30~8:30登園、16:00~17:00降園、延長保育は18:00~19:00までで、延長保育費用(延托費)は公立幼稚園一学期(4,5か月)10000元前後、非営利幼稚園は一日120~170元、準公立幼稚園は一か月1000元前後ですが幼稚園によって時間も費用も多少異なります。

私立幼稚園は延長料金は必要ありません。

以下は、我が家の長男くんが以前通っていた私立幼稚園の一日のスケジュール表です。

上は年々少組(幼幼班)、下は少中年長組(小中大班)の一日のスケジュールです。

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夏休み期間、冬休み期間、登園降園時間、延長保育の時間や費用は幼稚園ごとに違いますので、直接問い合わせをして確実な情報を得てください。

公立、私立、非営利どの幼稚園も希望すれば延長保育ができますよ。

保育可能年齢について

保育可能年齢ですが、日本では4月2日から年度が変わりますよね。

台湾だと、9月2日から学年が変わります

なので、今年だと2021年9月(私立は8月)から前学期が始まりますが、誕生日が2017年9月2日から2018年9月1日の間のお子さんですと、年少(小班)になるということです。

私立幼稚園(準公立化幼稚園も含む)は満2歳、年々少(幼幼班)から入園できます。

公立幼稚園、非営利幼稚園は年少から受け入れているところもありますが、年中からのところもありますので、しっかり調べておいたほうがいいですね。

幼稚園見学について

私立幼稚園の見学は前年度の11,12月頃から受け付けてくれます。

人気がある私立幼稚園は一年以上前に予約しないと入れない、というのも聞いたことがあります。

これは日本と変わりませんね。

公立幼稚園、非営利幼稚園は3月になると募集(招生)がかかります。

なので、行きたい幼稚園が公立または非営利の場合は、3月に入ったら幼稚園のホームページをよくチェックしておいたらいいと思いますよ。

直接電話したほうがより確実ですが、時期は3月に入ってからがいいと思います。

あまり早い時期に電話しても園側で日程が決まっていないこともあるので。

ここまで読んで、公立幼稚園、私立幼稚園、非営利幼稚園の違いは分かりましたか?

準公立化される私立幼稚園も年々増えているそうなので、そのへんもチェックして幼稚園選びができたらいいのかな、とも思います。

幼稚園選びポイント1:幼稚園の先生と親との距離感

非営利幼稚園の情報がなく我が家の長男くんが通った公立幼稚園と私立幼稚園で比べるしかできませんが、先生との距離感は、公立幼稚園のほうが近いように思います

というのも、私立幼稚園は連絡簿を使って先生と交換日記のように情報交換をするので、なかなかコミュニケーションがとりづらいからです。

私立幼稚園の場合、担任の先生と会う機会は1ヶ月に1,2回程度です。

ある私立幼稚園はわりと柔軟で、幼児の様子に合わせて親を教室に入れてくれたり、要望すればお迎えの時にそのまま教室に入って先生と話をさせてくれたりしました。

私立幼稚園の場合、送り迎えのとき幼稚園の門のところに送り迎え専用の先生が立っていて、その先生が引き渡しをしてくれるので、必然的に担任の先生とは会わなくなります。

親と先生との親密さについては、その私立幼稚園や先生の方針にもよりますし、距離があるほうがいい親もいるので、なんともいえないですけどね。

公立幼稚園の場合はお迎えの時間にまとまった人数が帰るので、先生が門の近くで直接引き渡してくれます。その時に連絡がある場合は直接親に話してくれました。

わたしの場合、中国語でのコミュニケーションは直接話すのが1番いいのと、毎日先生の顔を見られるので公立幼稚園に通っていた時は精神的に楽でした。

ただ、今はコロナ問題で閉鎖的にならざるを得ない状況にあるので、その分、先生との情報交換を大切にしているかどうかも見極めたいところですね。

どう見極めたらいいのでしょう。

きっとどの幼稚園でも、「親と先生との関係は大切にしていますよー」と言いますよね。

「具体的にはどのように大切にしているんですか?」「例えばどういう場面でですか?」などと深掘りして聞いてみたらいいかもしれませんね。

その答えを比べてみるといいかも、です。

幼稚園選びポイント2:色々見て聞いて比べてみる

候補にあげた幼稚園は、できるだけ実際に行って見て、気になるところは質問してみたらいいと思います

事前に電話予約をしておけば、主任や事務担当の先生が対応してくれます。

「でも、見に行ったら入園を強制されたりしない…?」

と不安に思われるかもしれませんが、

心配いりません!

わたしは4か所の幼稚園に見学に行きましたが、どの幼稚園からもプッシュされることはありませんでした。

このように子どもに合った幼稚園を探すことを「園活」というそうですね。

我が家は園活はしませんでした。

いえ、正しく言えば時間に余裕がなくて、、、できませんでした。

なので、家から一番近い幼稚園を選びました。

運よく空きがあり、入れました。

しかし、長男くんはこの幼稚園が合わずに一学期(半年間)だけ通い、退園してしまいました。

なので、我が家のようなことにならないためにも、この記事を読んでくださっているご家庭には前もって時間にゆとりをもって園活していただきたいな、と思います。

それぞれ大切にしたいもの、優先したいこと、というのは違うと思います。

費用、時間の柔軟性、学習内容、家からの距離、幼稚園の設備や環境、先生の人数など、あげだしたらたくさん出てきますよね。

なので、たくさん出てきた条件をまとめて見学しに行って優先順位をつけて選んだらいいと思います。

とはいえ色々な幼稚園を見学して最終決定をするのは緊張しますよね。

でも大丈夫です。

何が大丈夫なのかって?

それは、台湾は日本に比べて転園しやすいからです。(あくまで個人的な意見ですが…)

幼稚園選びポイント3:転園も考慮して幼稚園選びをしよう

人気のある幼稚園には転園できないとしても、もし通っていく中で本当にお子さんに合っていないと感じるようでしたら思い切って転園したらいいと思いますよ。

我が家の長男くんも転園しましたので。

ただ、公立幼稚園への転園は結構難しいです。

基本、公立幼稚園は年度始めの募集時のみの受け付けに限られるというのと、競争率が高い幼稚園が多く抽選に落ちる可能性があるからです。

我が家の長男くんは年中、わたしの友人の息子さんは年長に上がるときに公立幼稚園に申し込み、抽選に当たって無事入れましたので、絶対難しいとは言えませんが。

なので、もし公立幼稚園を希望するのであれば保険として私立幼稚園の籍だけ前もってとっておくことをおすすめします

籍の確保については、どの私立幼稚園もできるのかは分かりませんが、前金としていくらか払って籍を保留できる幼稚園もありますので確認するといいですよ。

その際には前金はあとから戻ってくるのかもしっかり聞いておきましょう。

そこまでしなくても、公立幼稚園の抽選に落ちたらすぐに候補にあげていた私立幼稚園に優先順位順に電話してみるのもありですが、念には念を、ということで。

なので、幼稚園を選ぶときには「絶対この幼稚園!」という選び方よりは「何かあったらここに転園してもいいかな」という幼稚園をいくつか選ぶ心の余裕というか、そういうことも考慮して園活されたらいいのではないかと個人的には思います。

あとは、幼稚園に対して完璧を求めず、そこそこ、許容範囲内で、という心の余裕もあるといいですよね。

幼稚園に限らず完璧ってないですから。

ちなみに、我が家の長男くんが転園して入った公立幼稚園年中組はクラス幼児数28人に対して先生2人、に加えて実習生の先生も2人いてくださって、とってもありがたかったです。

しかも、小学校と連携したイベントも多く、小学生のお兄さんお姉さんとも触れ合う機会があって、よかったんです。(どの公立幼稚園もこうではないようです)

こういうのって運もあるのでなんともいえないんだなあと実感しました。

だからこそ、転園も考慮していいんですよ。

しつこいですね。

まとめ

がんばって園活して希望どおりの幼稚園に入れたとしても、お子さんと先生の相性が合わなかったり、食事がいまいちだったり、色々あとから大なり小なり問題は発生すると思います。

それでも、前もって準備するのとしないのでは、選択肢の幅に差がでるのではないでしょうか。

かわいい我が子の幼稚園選び、力が入るとは思いますが、良き出会いがありますように願いながらこの記事を書かせていただきました。

この記事が台湾園活の参考になればうれしいです。

以下の記事も読んでいただくと、台湾の幼稚園について理解が深まると思います。よかったらどうぞ。



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