見出し画像

正多角形を利用する

YouTubeで見かけた問題です。何人かの方が同じ問題を取り上げておられます。もとの問題ではABの長さが7cmになっているのですが,答えが整数になるように8cmに変えました。解答にあたっては,あくまでも初等幾何学の範囲で,三角関数は使わないものとします。
いろいろな解法があると思いますが,ここでは「正多角形」を利用した解き方を紹介します。
与えられた角度が22.5°と45°で,45°は22.5°の倍数(2倍)です。そこで,円周を8等分した弧に対する円周角が180°÷8=22.5°であることに目をつけ,円に内接する正八角形を考えます。

(正八角形の中に問題の図が現れる)

すると,ABとCDは平行なので,三角形ABCの面積と三角形ABOの面積が等しいことがわかります。

(三角形ABC=三角形ABO)

△ABOは斜辺が8cmの直角二等辺三角形なので,三角形ABCの面積は,
8×4÷2=16cm2とわかります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?