伊藤憲吾建築設計事務所

大分県大分市の建築設計事務所です。住まいの設計方法などを書いていきます。お気軽にご覧く…

伊藤憲吾建築設計事務所

大分県大分市の建築設計事務所です。住まいの設計方法などを書いていきます。お気軽にご覧ください。 HP http://www.ika10.jp/ FB https://www.facebook.com/ItoKengoArchitects/

最近の記事

食品ロスと建材ロス

食品ロスについて最近考えている。家で出来る事としては冷蔵庫である物を使い切る料理を心掛けている。昨日はもらった長ネギがあったので鶏肉の照り焼きに焼いた長ネギを合わせてみた。残念ながら照りは出なかったが美味くできた。 まだ食べられるものを廃棄する、賞味期限が近付いたものを店頭に並べるとクレームが来る、見た目だけで食材を判断するなどの食品ロスの問題は、ただ「勿体ない気持ち」への両親の呵責ではなく、地球環境問題に直結している。 地球全他の人口は現在77億人、100年前は10億人

    • 小さくまとまるものに対する美学

      車はスマートに乗り、iPhoneは小さい方が好き、折りたためる自転車は発明だと思う、子供の頃は謎の収納機能の付いた筆箱が好きだった。子猫はかわいい。 小さく多機能なものには楽しさと美しさを感じる。 家も小さくていいと思う。いや小さくあるべきだ。 建設費は高騰していく。これまでもそうだった。震災など災害があれば価格は上がり、国からの補助金(現在の木材の問題)があれば価格競争は起きずに上がりっぱなしになるし、不景気になれば一つずつの単価を上げて利益の確保をする。下がる仕組み

      • 小さな家をつくりたい。

        この10年、家づくりの費用はドンドンと上がっている。下がることはないのだと思う。 良い意味で言えば、性能も上がっている。断熱材はグレードアップし、耐震性や材料性能も上がっていると思う。 悪い意味で言うと、技術性能の向上に合わせて金額もグレードアップする。これは致し方ない経済の仕組みだと思う。 性能もよく面積も広い家は当たり前だけど高くなる。適正価格として。 店舗でもない住宅は稼ぐことのできない非経的な建築で、果たしてどこまでお金をかければ「幸せ」の担保となるのだろう。

        • 勢いは大事だが、

          建築を造るときに、いくぞぉー!うぇーい!!的にノリで行動することも大事なのだけど、着実に構想と企画を練ることが大事。 建築の中では小さい方とされる住宅も勢いだけではできない。法規制やインフラ状況と合わせた土地探しをして、自分の年収や勤続年数などと合わせた融資計画をして、将来の家族像を想像するビジョンが必要。施主さんには施主さんの仕事がある。楽じゃないから、そこは一緒に頑張る姿勢で挑む。 何千万円、何億円とかかる建築が勢いで出来るわけもなく。それぞれに専門家や技術者が必要。

          構想と企画

          建築を造るために必要なものはたくさんあるんだけど、 大切なのは「構想」と「企画」だと思う。そこに具体性が無い事業は、、あとでちょっと大変なことになる。 構想と企画は似ているのだけど、少し違うし、この違いを使い分けないと、、あとでちょっと大変になる。 構想に関しては未来の部分を考えるわけなのでクライアントが持っていないといけない。どんな商売でも構想が出来ていない、、、あとでちょっと大変になる。 企画は構想が見えてこそ出来る具体策みたいなものだからセットで考えておかないと

          IKAnoteはじめます。

          はじめまして、こんにちは。 大分県で建築設計事務所をしています。伊藤憲吾建築設計事務所と申します。漢字の画数が多くて呼びにくいのでアルファベット表記でIto Kengo Architectsの頭文字で「IKA」と覚えていただければ幸いです。 建築設計事務所として開業して10年が過ぎました。主に住宅に関わらせていただくことが多かったように思います。 最近はこういう感じの住宅を設計しています。 このnoteでは、これらの住宅設計の「つくりかた」を解説していこうと思います。