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森の国「水際のロッジ」 インターン 熊崎海乃さん┃立教大学ホテル運営論 インターン体験インタビュー

一般社団法人Intellectual Innovationsの柚江です。立教大学観光学部で開講された「ホテル運営論」では、さまざまなゲストスピーカーをお呼びして、講義を展開しました。

そんななかで、登壇してくださったゲストスピーカーが運営されるホテルで、実際にインターンをさせていただいた受講生がいます。
今回は、森の国「水際のロッジ」、ANCHOR HOTEL FUKUYAMAを運営される株式会社サン・クレアでインターンをされてきた熊崎海乃さんのインタビューをお届けします。

「水際のロッジ」、ANCHOR HOTELを運営される細羽雅之さんのインタビューはこちら!↓
https://note.com/lng/n/n9be9edc09c6a

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【PROFILE】
熊崎海乃
立教大学文学部フランス文学専修3年。ポートランドやモントリオールに短期留学に行くなどと海外に関心があり、現在は、フランス語・フランス文学を中心に学んでいる。
観光業にも興味があるため、いくつか観光学部の授業も受講している。人と関わることがとても好きで、カフェと塾講師のアルバイトをしている。

――インターンに応募したきっかけを教えてください。

オンライン授業で淡々とした日々が続いていたので何か新しいことにチャレンジしたいと思っていました。細羽さんの講義を聞いたときに人柄がすばらしいと感じて、ぜひ働いてみたいと思いました。
挑戦をするのも好きだし、新しい場所に行くことも好きなので、これはチャンスだと思い、応募しました。

――インターンで学んだことを教えてください。

ホテルの価値の生み出し方はいろいろあることを知りました。人が感じるホテルの価値には、周りに観光地があることや、ご飯が美味しいこと、接客が良いことなど、いろいろあると思いますが「水際のロッジ」は観光地がなくても、自然が素晴らしくて、アクティビティを行ったり、ツアーを行ったり、地域の食材をそのまま使った料理を出したり、という価値を創出していました。
ほかにも接客がアットホームで、星空ツアーというオリジナルのアクティビティでは30分もスタッフさんと話す時間があったり、それ以外の時間にも、スタッフさんからお客さんに話しかける場面がありました。今まで泊まったことのある宿泊施設ではあまりそのようなところがなかったので、こんな価値の作り方もあるのだと感動しました。

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ホテルの仕事はいろいろあると分かりました。フロントの仕事などはお客様に見えやすく、印象も強いと思うのですが、見えない部分もたくさんあるんだということを改めて体感できました。ロビーのクッションが少し曲がっててもすぐ直しに行く、などの細かい仕事も、インターンとして働くことで初めて実感しました。
清掃を最初の2週間一緒にさせていただいたんですけど、こんなに難しいのかと。
清掃スタッフの皆さんにいつも怒られていました(笑)。

また、予約管理では、リピーターの方が多いので、全てのお客様の様子の記録を細かく残していました。それにより、2度目以降またお越し頂いた際に、再確認してお客様1組1組に合った対応をすることが可能になり、お客様の満足や感動に繋がるのだと感じました。

――インターンを通じて、ホテルで働きたいと思いましたか?

今はホテルしか見ていないくらいに志望度が上がりました。

――業務のイメージも湧きましたか?

接客が好きなので、フロントをやりたいという気持ちもありますし、星空ツアーのような「ここでしかできないこと」をやってみたいなとも思います。
星空ツアーをやっていた方は、気象予報士の資格を持ち、フロントをやりながら同時にツアーをやっていました。船の免許も持っていらして、マルチタスクができる人はかっこいいなと思いました。
1年目からは難しいかもしれませんが、フロントをやりながらそこでしかできないことをできる人になりたいです。

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――地域の魅力を教えてほしいです。

地域の方がすごく優しかったです。農家の方にインタビューに行ったのですが、のちにFacebookで申請をしてくださって、いい記事を書いてくれてありがとう、とわざわざ伝えてくださって、とてもあったかいなと思いました。
自然に関しては、本当に水とか空気がきれいで、おおげさではなく見ているだけで癒やされます。
帰ってきて今思い返すとやっぱり「全然違うな」と感じます。木や風の音しか聞こえないし、静まり返っています。だから、猿や鹿などの動物も安心して出てくるんだなと思います。
あとはジビエとか自然薯が採れたり、お子さんの宿泊客が「そこで釣れたよー」と川で魚を取ってきたりして、それを料理にしていました。

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――どんなホテルで働いてみたいかインターンを通じてイメージはできましたか?

ビジネスホテルというよりは、お客様と話す時間が長いリゾートホテルで働いてみたいなと思っています。都内にするか地方にするかは迷っていて、地方で働くことを考えて、最近は車の運転の練習をしっかり始めました。少し山道の運転には自信がないので(笑)。
広島の本社にも連れて行ってもらいました。ホテルの見学で全室見せていただいたり、リノベーションホテルに興味があると話すと、その作成過程の資料も見せていただきました。本社ではスタッフの方から「熊ちゃん」と呼んでいただいて暖かく迎え入れてくださってうれしかったです。ANCHOR HOTELにも泊まらせていただきました。観光も、お好み焼きを食べたりと楽しみました。

――細羽さんとも実際に会ってみてどうでしたか?

細羽さんはとても優しくて、インターンシップ生の私とも、ワインを飲みながらお話してくださいました。細羽さんと親しいデザイナーの方や取締役の方と4人でいろいろなお話をしたときは、私も会話に加えてくださったのがうれしかったです。社員さん方は細羽さんの生き方が「飛んでいくようだ」と言っていました。全国いろんなところを飛び回って、たまに戻ってくる、と。自分から行くのがかっこいいし、経営という仕事も楽しそうだなと思いました。

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――「ホテル運営論」講義はいかがでしたか? これから受講されるかもしれない方に一言お願いします。

なかなか他の講義では聞けないゲストスピーカーの方からいろんな話を聞けるのが魅力的です。実際にインターンを募集してくださる企業もあって応募しやすいし、挑戦しやすいと思います。この授業のいいところは、自分で1からやりたいことを探すよりは、100分間の授業を聞いて選べるので、興味を持ちやすいところだと思います。これから受講される方も「行ってみたいな、挑戦してみたいな」と思った方はぜひ実際に挑戦してみたらいいと思います。

――本日はありがとうございました。

(取材:一般社団法人Intellectual Innovations 鈴木七海、柚江夏弥)

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https://www.wantedly.com/companies/sun-crea/post_articles/294630 

「水際のロッジ」、ANCHOR HOTELを運営される細羽雅之さんのnoteはこちら!↓
https://note.com/hosoba

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