【明日から使える】ラグジュアリーホテル支配人に聞く「お金と人と仕事」のこと
皆さん、こんにちは!
立教大学ビジネスコミュニケーションでは、社会課題の解決組織運営から見る職業選択をテーマにしています。今回は第1回講義に登壇していただく【吉成太一さん】を紹介していこうと思います!
今回ライターを務めるのは、学生授業運営メンバー、兼池尾ゼミ所属の赤松由依可です。
<Writer Profile>
赤松由依可
立教大学観光学部の4年生。
大学ではマーケティング・地域振興・宿泊を中心に研究しています。
そんな私の好きなことは「ノリと勢いで〇〇」「宿の方々の想いに触れること」。
自分の強みであるフットワークの軽さを活かしながら、観光産業に携わるいろんな人にお話を聞く機会を設けて、残りの学生最後の1年間を悔いのないように過ごしたいと思っています。
1.吉成太一さんのご紹介
<Profile>
吉成太一さん
瀬戸内リトリート青凪 総支配人
福島県出身。コンサルティングファーム出身のホテルマンとして、イベント企画を中心にアート活動を行い、40もの音楽イベントやアートインスタレーションをオーガナイズ。2017年より、瀬戸内リトリート青凪の総支配人へ。2018年国内資系初のミシュラン最高評価、2019年オートグランドール・グローバルホテルアワードにて ”Best General Manager in Japan”など、国内外での評価を獲得している。
<瀬戸内リトリート青凪>
ここで吉成さんが支配人を務める青凪をご紹介します。
コンセプト
「余計なものを削ぎ落とし、本当の自分を取り戻す。刻々と変わる景色を眺め、凪に静を知る。悠久の昔から繋がる豊かな自然、歴史、文化。穏やかな静寂が広がる瀬戸内に、またひとつ、新しい場所が生まれます」
青凪は、瀬戸内にあるスモールラグジュアリーホテルです。
ポイントは
✔︎巨匠安藤忠雄氏によって設計
✔︎客室数はわずか7つのオールスイートルーム
✔︎美術館として一部公開されていた建物をリノベーション
✔︎屋外にあるインフィニティプールからの絶景
✔︎瀬戸内の食材を使った美しい和食
食、眺望、アート、建築・・五感をフル活用し、瀬戸内を存分に満喫できるお宿です。
引用:公式サイトより
2.ご登壇の背景
私は今まで数回程度ではありますが、吉成さんのお話を聞くことがありました。
私なりの他己紹介を少しさせて頂きます。
✓最高にとがっている
このホテルにてレコードでDJしたり、まかない作ったりされているそうです。
ラグジュアリーなのにDJ・・?支配人がまかない・・??
吉成さんは私の「支配人」というお仕事の固定観念を壊してくれました。
✓話が抜群に分かりやすく、実践に役立てる
先日吉成さんがご登壇された「ホテリエのためのお金の講義」に出席したのですが、
お話を聞く中で得るものはかなり多く、私の生活にも活かされることばかりでした。
印象的なお話を1つ。「死ぬときの後悔は、やったことよりも”やらなかったこと”」というお話がありました。私はその言葉を聞いてから、何か新しいことを始めるときは「それをやらなかったら、後悔するかしないか」で決めています。モノゴトの判断基準を言語化することができ、一度踏みとどまって考えられるようになりました。
宿泊業界の人だからとか、私が宿泊に興味があるからとかの理由ではなく、吉成さんの人柄そのものに引きつけられたのです。そんなことから、吉成さんのお話を学生みんなにも聞いてほしい!!!と考えていました。
上記のことを考えていると、ちょうどこのチャンスが巡ってきました。
すぐさま今回ご登壇をお願いしました。
周りの学生に「観光業界でのキャリアステップ」という文脈で話を聞くと、「なんだか大変そう・・・給料も低いし・・・」といったネガティブなイメージばかりが先行している印象があります。現場の話を伺う機会が少ないという現状もありますが、固定概念だけで業界イメージを決めつけている学生がほとんどです。一方で、旅行が好きで、観光業界に興味のある学生も多くいます。こんなにも多くの学生が旅行や観光に興味があるのに、観光業界に携わることを将来設計に描く学生は少ない。ただ何も知らずに、給料などの条件だけで諦めてしまう学生が多いのではないか?という疑問を抱いています。
そんな業界イメージを抱く中で、青凪の方々は学生の抱く固定概念とはまるで違いました。上記でも少し触れましたが、なによりスタッフの方々が心から楽しんで働いていること。青凪の皆さんのInstagramやclubhouseでお話を聞いたりして、間違いないと確信しました。)恐らくこの背景には、吉成さんが組織をつくる過程において、意識されていることや工夫があるのだと考えました。
また、瀬戸内リトリート青凪に私自身訪問したいと長らく考えていました。その理由は2つあります。1つ目は、素敵な空間で過ごす時間を体験したいと考えたからです。「写真にあった風景を生で見るとどんな感じなんだろうか・・・窓から見渡す絶景がきっと想像を越えてくる素晴らしい景色なんだろうなあ」「どんな感情が湧くんだろう?どんな居心地の良い空間が待っているのだろう?」訪れる前からわくわくが止まりません。2つ目の理由は、青凪の方々にお会いしたいからです。訪れた方のお話を聞くと、一番の魅力だと推しているのは「人・接客サービス」とのことでした。こんなにもハード面が素晴らしいのに、一押しは「青凪の方々」。青凪の皆さんがどんな仕掛けをしているのか、気になって仕方ありません。
吉成さんの話を伺うことによって、学生が何か新しい気づきや視点を得るのではないかと考え、今回ご依頼をしました。
3.お話いただく内容をチラ見せ
今回お話しただくテーマは「お金と仕事と人間関係」のこと。社会に出る誰もがぶつかるテーマかと思います。
今回はこのテーマについて”デザイン・シンキング”と”ホスピタリティ”の考え方を利用しながら、解説していただきます。
“デザイン・シンキング”とは、言い換えると「モノゴトを考える時のフレームワーク」のことです。課題の発見や課題の解決などのレシピのようなものと考えてください。
また、”ホスピタリティ”というと、観光業界や宿泊業界に興味のあるひとが聞くべきことと考えがちではありませんか?しかし、ホスピタリティもデザイン・シンキングという2つの考え方はどんな業界でも応用できます。したがって、観光業界に興味のあるなしに関係せずに、今後社会に出る学生全員にとって役立つお話が聞けるはずです。
4. 講義概要
吉成さんの講義は【4月23日(金)4限15:20~17:00】となります。
受講は立教大学の正規履修生のみに限定しています。
もし興味を持ってくれた立教大学の学生は、「HA120 ビジネスコミュニケーション」の受講を是非お願いします。授業に関する概要に関しては、こちらのnoteをご参照ください。
【ビジネスコミュニケーションについて】
観光をいつもと違う視点で捉え、将来の選択肢の1つとする。立教大学「ビジネスコミュニケーション」の講義内容をご紹介|一般社団法人Intellectual Innovations|note
【授業の運営企画を担当している一般社団法人Intellectual Innovationsについて】
「これからの」観光・教育事業を手掛けている一般社団法人Intellectual Innovationsです!|一般社団法人Intellectual Innovations|note
では、当日の講義をお楽しみに!
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