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【僕が影響を受けた10月生まれの有名人】Happy Birthday, Sting!!!【前編】

昨日、偶然にも10月2日は英国人アーティストStingスティングの誕生日だと知り、僕は驚き、少し嬉しくもなりました。

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引用:UNIVERSAL MUSIC JAPAN [Photo by Eric Ryan]


なぜかというと、僕には毎年秋になると無性に彼の音楽を聴きたくなる習性があって、最近頻繁に聞いていたのです。

しかし僕は「彼の大ファンです!全曲知っています!」
などと言えるほどのファンではありません。

それなのに、ただ誕生月と星座が彼と同じというだけで、
なぜ僕は嬉しく思ったのか。

自分でも不思議だったので少し考えてみると、
彼の代表曲の一つである「Englishman in NewYork」には、
幼少期に初めて聞いた時から、今もなお勇気付けられていると同時に、
自分の感性や考え方に強い影響を与えられたと気づきました。

この曲は1987年に発表されたので、今年で34周年を迎えます!




If "manners maketh man" as someone said
Then he's the hero of the day
It takes a man to suffer ignorance and smile
Be yourself, no matter what they say

引用:ENGLISHMAN IN NEW YORK LYRICS


僕は歌詞のここが特に好きで、
これまで歌ったり、心の中で呟いては何度も励まされてきました。

そこで今回、彼の誕生日をお祝いする気持ちを込めつつ、
僕が見つけた彼の個性や魅力を、僕の好きな曲/おすすめ曲などと一緒に、
皆さんに伝えたいと思います。



♬♬♬


1: Who's Sting? スティングって、何者?

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引用:music review site "Mikiki"(Photo by ERIC RYAN ANDERSON)


Stingは1951年10月2日にGordon Summerゴードン サマーとして、
イングランド北東部にあるWallsendウォールズエンドで生まれました。
今年で70歳ですね。

※公式サイトではGordon Summer 表記ですが、
Gordon Matthew Thomas Sumnerゴードン マシュー トーマス サマーと紹介されていることもあります。

ちなみにStingという芸名は、
当時彼が着ていた黒と黄色の縞模様しまもようのセーターに由来。
ミュージシャン仲間だったThe Phoenix Jazzmenフェニックス ジャズメンのあるメンバーによって、名付けられたそうです。

英語でstingとは「虫や植物などが鋭く尖ったもので刺す」という意味。
相当・・・蜂のように見えたんでしょうね。

彼は幼少期から楽器に触れて育ち、地元でThe Newcastle Big Band、The Phoenix Jazzmen、Earthrise、Laxt Exitなど様々なバンドに参加。

Last Exitでの演奏をきっかけに、
後にバンドを組むことになるStewart Copeland スチュワート コープランドに才能を見出されて意気投合します。

そして1977年のロンドンで、Copeland (ドラムス)、Andy Summersアンディ サマーズ (ギター) と共に、 三人組のロックバンドThe Policeを結成しました。

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引用;Sting Biography

バンドでのStingはリードボーカルとベースを担当し、
翌年にファーストアルバム「Outlandos d'Amourアウトランダス ダムール」でデビュー後、「Walking On the Moon」「Don't Stand So Close to Me」「Every Breath You Take」など多くのヒット曲を世に放ちます。

バンドは世界的人気バンドになりますが、1986年に解散。
その後の彼はソロアーティストとして音楽活動を続けています。

しかし2003年、The PoliceがRock and Roll Of Fame入りをしたことで、
授賞式で久しぶりに、かつてのメンバーと再会。
ステージ上で数曲を披露しました。

なお、2007年から2008年には、
The Policeのデビュー30周年を記念した再結成ツアーを行っています。


♬♪♬


2: My Favorite Sting Songs Part 1  僕の好きなスティング その1

編集を繰り返しても予想外に長くなったので・・・

前編では1985年から2000年までの曲を中心に、
後編では2000年以降に発表された曲を紹介します!

インターネットで検索すると出てくるトップ10を意識せず、
自分が本当に好きで、いろんな人に知ってもらいたい、
聞いてもらいたい曲だけを選びました。

※タイトルの横のカッコ内の数字は、曲が発表された年を表しています。


♪1 Shape of My Heart [1993]

この曲は「Englishman in NewYork」と同じくらい大好きで、
昔からよく聞いています。

大昔に映画「Léonレオン」を見た際、エンドロールで流れたのが今でも印象に残っていますが、最近になって自分の中での曲のイメージが変わった気がします。



♪2 It's Probably Me [1992]

この曲の歌詞が、過去数年間ずっと刺さっています。

自分の人生や行動に責任を持つことについて、
聞くたびに深く考えさせられています。


♪3 Fragile [1987]

美しいイントロが身にしみます。

僕らはみんな、もろ繊細せんさいなんだよ
と優しく言われているようで、聞いていると落ち着きます。

彼の他の曲の長さと比較すると、どちらかといえば短いのですが、
存在感があります。



♪4 Be Still My Beating Heart [1987]

この曲も最近の自分の心に刺さっています。全体的に言葉の流れが詩的で、とても好き。スペースの都合上、ほんの一部だけですが歌詞を紹介します。

Be still my beating heart
It would be better to be cool
It's not time to be open just yet
A lesson once learned is so hard to forget
Be still my beating heart
Or I'll be taken for a fool

It's not healthy to run at this pace
The blood runs so red to my face
I've been to every single book I know
To soothe the thoughts that plague me so

I sink like a stone that's been thrown in the ocean
My logic has drowned in a sea of emotion
Stop before you start
Be still my beating heart
Still my beating heart
Still my beating heart
Still my beating heart

引用:BE STILL MY HEART LYRICS 


♪5 Russians [1985]

彼の音楽で多分、僕が様々な意味で一番びっくりした一曲。

メロディが荘厳そうごんで格好よくて、ポジティブなロシア文化をイメージさせるのに、この歌詞を思いついた彼のクリエイティビティと力強く歌い上げた精神に今でも驚いています。

How can I save my little boy
From Oppenheimer's most deadly toy?
There is no monopoly of common sense
On either side of the political fence

We share the same biology
Regardless of ideology
Believe me when I say to you
I hope the Russians love their children too

引用:RUSSIANS LYRICS


次の2曲はThe Police時代に発表されましたが、
ソロになってからも歌っているようです。


♪6 King Of Pain [1983]

聞くと元気が出て、
前向きに「やるぞ!」「やってみよう!」と思わせてくれます。

この曲はLady Gagaレディ ガガ
Stingの60歳のバースデーコンサートで、歌ったそうですよ。


♪7 Message In A Bottle [1979]

初めて聞いた時から曲のリズムとメロディが大好きで、
昔は歌詞の意味を何も考えずに聞いていたのですが・・・

数年前から、特にパンデミックになってから聞いていると、
歌詞の意味ばかり気になってきました。

精神的にも、肉体的にも、僕自身が変わり続けていて、
世の中も常に変化しているからこそ、
曲を通じて感じられる昔との違いと
変わらないもの、いやむしろ、
人間が変えられないものの存在を感じています。

今だからこそ、多くの人々に聞いてもらいたい曲の一つですね。
ちなみに日本語タイトルは「孤独のメッセージ」だそうです。


♪♬♪


3: To Wrap Up The First Half 前編の締めくくり

最後に、
彼の経歴などを調べている時に見つけた映像や音源の中から
僕が特に気に入ったものをいくつか紹介します。

これは10年前のものなので、結構古いですが、
ラジオホストや電話を通じて質問するファンたちとの触れ合いが自然で、
聞いていて楽しく、好感が持てました。

※音源の他にtranscript[筆記録ひっきろく]が付いています。
読むのが好きな方は文字で楽しめますよ!

そして、こちらは2019年、
ニューヨークのマンハッタンで行われたNHKのインタビュー。

※transcript[筆記録]のみ。


彼はアルバム「My Songs」や
これまでの音楽活動だけでなく、政治、社会問題、Brexitに対する思い、インターネット、人権など幅広く語っています。

読み進めていくと約40年に渡って政治的メッセージや社会問題、人間の心の脆さなどを表現し続けてきた彼ならではの言葉が多く見られ、彼の人物像と音楽性の関係が昔より明確に、わかるようになった気がしました。

僕が歳をとった、いや大きく・・・大人になったから、でしょうか。
自分の人間的成長を感じて、しみじみします。

さらに、TEDにも出演していました!
2014年のものなので、約7年前ですね。


気さくなトークと圧巻のパフォーマンスで引き込まれ、
あっという間に時間が過ぎていました。

見終わった後、一人舞台を観劇したような気持ちになったので、
彼は現代の吟遊詩人といってもおかしくないと思います。

実際、僕は、
Wow, this is great!
Many thanks to TED and the Internet!!!
と、一人で興奮していました。



♪♪♪



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では次回、後編で会いましょう!
Cheers!




《参照》

DW
GENIUS
HMV&BOOKS online
NHK WORLD-JAPAN
npr
On This Day
ROCK & ROLL OF FAME
RolingStone
Sting Biography
TED
UNIVERSAL MUSIC JAPAN




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