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結婚したいなんて押し付け

昨日、結婚しないなら別れる!と啖呵を切った自分だが、考えれば考えるほどその考えに対して浅はかだったと思えてきた。

今沢山ある幸せを自らの手で手放すなんてバカみたいだと思う。恐らく、生まれて初めてこんなに好きな人と長い時間を共にできる機会を得られたのに、幸せになることにとても怖く感じている。
バイト先の利用者さんが「楽しみな予定があると、もしダメになっちゃったら嫌だから最悪なケースを考えてしまう。でもそれを考えても楽しみな気持ちが抑えられない。」と言っていたのがすごく頷ける。
もし、と考えると何だって可能性が生まれる。疑心暗鬼になりすぎている自分を省みて、私は今与えられている環境を素直に受け入れて楽しむことをしなくちゃならないと感じた。

確かに自分に自信がなくて、若さにしがみついて婚活をしたいとは思うのだが、まだ定職にもついてないのに結婚したいなんて相手への負担が大きすぎる。相手への配慮が欠如していた。結局結婚ということで、さも二人の問題だと解釈していたが、これは自分だけの問題であり、その根底には自分の将来の見通しが立たない不安があることに気づいた。

具体的にいうと、院の先生から通ってる美大の助手になる打診を受けたのだが快諾したのにその後なにも音沙汰なく今に至ることが原因にある。
そもそも私は全く学校で制作をしていないし、あまり気乗りはしていないのだが、折角両親が大学院まで通わせてくれたのでその意味を見出したかったのだ。助手になると部屋がもらえるので制作を続けやすくなるのも良い。

だが、本当に助手になれるのか不安だ。
私はそれに対しても何かアプローチしていかなければならない。シルクスクリーンの部屋を積極的に出入りし、使い方を熟知することや、先生と仲良くなることなど、円滑に助手業務ができるよう今のうちに地盤を固める必要がある。

助手になれなかった時のことを考える必要もある。もし助手ができない場合来年はフリーターになることが確約される。そうならないためにも、私は私のやりたい仕事をできるよう今のうちに何か動くべきだと感じた。
自分の美術制作のテーマを深く知るために障がい者向けグループホームで働いているのだが、働いてみてとてもやりがいを感じている。それに繋がる仕事を今後もしていきたいので、相談支援員の初任者研修を受けようと思う。
後に社会福祉士、精神保健福祉士の資格を取る予定だが、まず働き口を探さなければいけない。今年度中に研修を受けて、来年度から相談支援員として働き、夜間学校で社会福祉士の資格を得る。
その後短期養成施設で精神保健福祉士の資格を取ればとても効率的に働ける気がしている。なおかつ社会福祉士の資格所得には愛知県から貸与奨学金がでて、5年相談業務を行えば返済不要になるらしい。
それを利用できれば両親に迷惑をかけずに自分のしたいことができると考えている。
できればパートタイムで働いて、残りの時間は自分の制作に充てられたら私の人生は凄く豊かになると思う。(給与面では乏しいけれど)

こんな精神不安定な自分がさらに精神的にダメージを負った方と接することができるのは恋人のおかげだと思う。それだけ今の恋人は安定をくれるし、何も気にならない幸せな時間を過ごすことができている。本当に感謝すべきだと思う。
できればこの先一緒に過ごせたら最高だけれど、もし一緒になれなくなっても、彼の気持ちを尊重したい。彼自身の幸せを願える自分でいたいと思う。

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