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ものを選ぶ基準

できればミニマリストでいたいと思う。こういう曖昧な表現をするということは実際のところそうではないのだが、なんとかそういう思想を自分の生活に取り入れようと試みている。

まず前提としてなんでミニマリストを目指しているのかというと、私はかなり物の管理が上手じゃないことが原因にある。一つ一つの物は好きだけど、大切に扱える器用さが自分にはない。

例えば服もアイロンがけなんて絶対やりたくないし、ボタンが取れたままになってるのを長らく放置している。スケジュール帳も表紙が革張りなのだが、いつのまにか破れが生じている。スマホもよく画面を割る。そういった経験が積もり積もって、必然的に簡潔に管理できるものを選ばざるを得なくなった。

物を管理するというのは、ある2つの条件が満たされているということだと思う。それは綺麗な状態を保つこと、物の居場所がすぐ分かることだ。

この2つの条件について更に踏み込んで考えていこうと思う。綺麗な状態を保つのに必要なことは、汚れにくいことと汚れが取れやすいこと、著しく状態変化しないことが必要条件なのではないだろうか。

汚れにくさでいうと、友人がスマホ保護シートを指紋のつきにくく、目立ちにくいもので選んでいるというのを思い出す。たしかにと納得したが、めんどくさがりの私はほとんど保護シートなしで過ごしている。(そして割れる)

汚れがすぐ取れるかは、防水加工や防塵加工があるかどうか、または洗える素材であるかを見る必要がある。でもやっぱりシミができない汚れを弾く素材というのが拭くだけで完結するから楽で良いと思う、とくにうっかり者の人には。

3つ目の著しく状態変化しない、というのはかなりの条件を凝縮してまとめているのだが、簡単に言えば色落ち、型崩れしないことや破れないことが条件だ。
例えば合皮が貼られている靴はすぐに破れてよくない。シワの寄りやすい素材のエコバックも使いたくない。これらは用途にそぐわない生地だということが言える。靴は地面を蹴るので強い摩擦が起きやすいのを、エコバッグは畳むことを考慮しないといけない。

これより、どの条件においても素材に何が使われているかというのが重要になってくるということがわかる。

次に、物の居場所について考えてみたいと思う。これは見える収納が重要になると思う。

収納というと部屋だけに考えられがちなのだが、カバンや化粧ポーチにも必要である。
物の場所を決めるのには区切りが必要だ。区切りがないから物がばらけてしまう。でも、カバン自体にポケットが沢山あっても意味がない。行き先によって必要な物が違うためそれに応じて何個かの鞄を使い回す必要があるからだ。

バッグの入れ替えをスムーズにする為に、いつも持ち歩くものをひとまとめにできる入れ物が必要になってくる。いわゆるバッグインバッグというやつだ。これを取り入れたことにより忘れ物が格段に減った。普段毎日一つは忘れ物をしていたが週に一度ほどになるくらいである。

ちなみに、バッグ以外にも化粧ポーチや筆箱も入れれる空間だけでなく、細かく分類できる区切りは必要で、それがあるだけで「戻す習慣」ができるのである。

ミニマリストというとただ全てのものが不要な人と思われがちだけど、私の認識では必要なものを選択する人なのではないかと思う。物が少ないことによって生活にゆとりができる。無駄なことを減らせば自分の時間が増え、趣味の時間など色々な可能性が広がる。まさしくless is moreなのだ。


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