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〝わたし〟とヨーガの軌跡 《探究道編》

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〝わたし〟は道村友哉。 ヨーガ探求者。瞑想者。百姓。一つの命。 今につながる道のコト。 ただの点が今を創りカタチが見える。 あなたの心を通して見つめて頂けたらと思います。 …
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〝わたし〟とヨーガの軌跡 《探究道編》 3️⃣

チベットに到着した僕を待っていたのは電車の中で見た大自然の極みとは対極の人工的な建造物たち。 そしてはっきりと主張された中国の国旗。 緊張と興奮で戸惑う僕に向かって話しかけてきた〝D〟。 Dはこのチベット人の名前を表すものだがこれから書いていくことには匿名性が必要だと感じているし念には念をが必要な世界があるのは明白だから。 Dの正体は“ガイド“だった。 チベットを自由に旅することはできない。 必ずガイドと運転手がつく。どこに行くのもこの2人と一緒でなくてはいけない

〝わたし〟とヨーガの軌跡 《探究道編》 2️⃣

目を覚ますと窓の外はもう北京とは全く異なるいわゆる高地の景色でどこか靄がかかったようなグレーの世界だった。 美しいというよりは眠る前の視覚の世界との違いに少し戸惑った。 僕はチベットに向かう48時間の鉄道旅の二日目に入っていた。 寝台列車の部屋は相部屋で僕の真横のベットには中国人の大学生が1人で携帯電話を触り続けていた。彼とは何度か会話を試みたがお互いの英語力の低さにより各々の頭の中で各々の解釈で会話を完成させていた。 僕はこの長い鉄道時間を使っていくつかの本を読み終

〝わたし〟とヨーガの軌跡 《探求道編》 1️⃣

「いつ戻ってくるか僕にもわからない」 本当にそう思っていたのを覚えている。 もうここにはいられない。 ただただその衝動が僕の身体を勝手に連れて行ってしまった。 この時僕はヨーガインストラクターとしてのキャリアも十分にあり、自分のスタジオを運営していた。 今思えばスタジオがある時点で僕は戻ってこなくてはいけないしそれに他にもいろんな硬い縛りが当然いくつもあった。 それでも僕の精神は自由になることを純粋に求めていた。 バックパックにヨガマットを無理やり畳んで詰めた。