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2024年6月、あなたが知っておくべき曲

みなさん、こんにちは!
I'chiba'nです!

今年も6月になり、暑くなり始めましたね!
今月もさまざまなお勧め曲を皆さんにご紹介いたします!

本記事は2024年5月に発表された楽曲や
同時期に話題になったニュースをベースにして楽曲を選びました。



01. 竹渕慶 - Who I am

Goose Houseのメンバーだった竹渕慶さんが、新アルバム「I Feel You」を発表しました。
誰にでも受け入れられるポピュラーなメロディーとサウンド、まるでディズニーのサウンドトラックを聴いているかのような竹渕さんの綺麗な声がとても魅力的なアルバムですが、その中で一番目立った曲は、「who I am」でした。

最近のPOPシーンではなかなか聴けないシンコペーションメロディーに、バンジョーを乗せることでカントリー感のあるアレンジに仕上げたこちらの曲は、
彼女の魅力であるポピュラーさに、最近海外で人気ジャンルのカントリーサウンドのエッセンスを取り入れ、聞き心地のいい曲になっていると思います。


02. Childish Gambino - Little Foot Big Foot

俳優、コメディアン、映画監督など、さまざまな分野で活発に活動しているDonald Gloverですが、アジア圏では「This is America」のあの人、Childish Gambinoとしてご存知の方が多いのではないか、と思います。

Chidish Gambinoとしての活動について引退を発表した彼が発表した、最後のアルバム「Atavista」のタイトル曲である「Little Foot Big Foot」は、ドラッグディーラーのライフスタイルをテーマとし、黒人コミュニティーの光と影をジェントルに告発する曲となります。

「Little Foot Big Foot」は、Chilidsh Gambinoとその本体、Donald Gloverとのコラボといってもいいくらい、音楽のクォリティーはもちろん、コメディアンとしての俳諧もしっかり反映されている曲でした。


03. Daoko - 捨てちゃってね

先月、「天使がいたよ」で新しいアルバム発売を予告したDaokoが、「Slash-&-Burn」を発表しました。

先月の記事で予想した通り、以前の「Anima」よりはポピュラーでわかりやすい曲をセレクトしたアルバムでした。

「捨てちゃってね」はインディーズ、また、初期のDaokoの音楽を思い出すノスタルジックな力を持っている曲で、オリエンタルなサウンドのアレンジ、Hiphop ベースの808ベース、Whispher Voiceを全面に出したDaokoの特徴を生かせた曲です。


04. Billie Eilish - LUNCH

海外POPシーンのゲームチェンジャー、が新しいアルバム「HIT AME HARD AND SOFT」を発表しました。

「BadGuy」「You should See me in a crown」など、すべての収録曲をヒットさせた彼女の初めてのアルバム以後は、商業的に大きな反響を得ることができずにいましたが、今回のアルバムは評論的な評価はもちろん、商業的評価も少しづつ回復しているようです。

今回のアルバムのタイトル、「LUNCH」は、レトロなサウンドと共に、彼女のアイデンティティーとも言える実験的サウンドをしっかり取り入れたKilling Trackです。

今回のアルバムのミニマルさ、サウンドの完成度をじっくり体感するためには、「LUNCH」以外のすべての曲を、音楽に集中できる良い環境で、性能の良いイヤフォンやヘッドフォンで聴いてみることをお勧めします。


05. King & Prince - moooove!!

最近日本でもHiphopの流行が続いています。
Hiphopシーンが大きくなり、ジャンル自体のファンが増えてきたのはもちろん、K-POP、J-POPなど、ポップシーンでも、Trap、 Drillなど、さまざまなHiphopのジャンルを取り入れた楽曲がリリースされています。
今回、King & PrinceはHiphopでも一番歴史深いジャンルである「Boombap」を選びました。

メロディーというよりライムを大事にしたラップのようなVerse(一節)、90年代Hiphopシーンで流行ったファッション、ダンスステップを、積極的に楽曲に使用しつつも、Wooblebass、一部のパートはTrapにアレンジするなど、レトロさと新鮮さ、両方を感じられる素敵な楽曲に仕上がりました。


06. Kendrick Lamar - Not Like Us

洋楽シーンではKendrick LamarとDrake、二人の続いているディスがとても話題になっています。

現代の唯一のMCとも言われているKendrick Lamarと、Singing Rap(歌のようにメロディーをつけたようなラップ)を元にとても大きい商業的成功をしたDrakeのディスだったので、多くのHiphop ファン、洋楽ファンが注目しています。

その中、Kendrick Lamarは「Euphoria」、「6:16 in LA」、「Meet the grahms」、「Not Like Us」の4つのディス曲を早いペースで発表、高いクォリティーのラップでDrakeに対しての不満、ファンたちは知らなかったDrakeの私生活や問題を告発するなど、とても厳しい批判で、ファンたちはむしろ喜びながらこのディスで誰が勝つのかに注目しているアイロニーな様子です。

今回のディスは、数年前から続いているディスですが、
Kendrick Lamarがこれだけ早いペースでアンサーしたことが無かったり、お互いの家族や私生活の話まで暴露した曲の内容、
相変わらず高いクォリティーのラップであるところなどが、
今回発表されたディス曲が注目されている理由ではないかと思われます。


07. aespa - Supernova

aespaの「Supernova」は4月、HYBE(BTS、LESSERAFIMなどが所属)とADORE(Newjeans所属)の代表、「ミン・ヒジン」氏との法的問題に名前が出されたことに影響を受け、発表前から楽曲のクォリティー、コンセプトを始め、商業的成績に至るまで色々な場面で注目されていた楽曲です。

そういうカオスの中で発表された「Supernova」は、重いベースに比べ、耳に残る軽い楽曲編成で、aespaに求められていた期待を超える結果を出し続けています。

BOA、f(x)など、SMTOWN所属の先輩アーティストが今まで成功させた王道のサウンドとビジュアルを全面に出しつつも、aespaだけのオリジナリティーを打ち出せた今回の楽曲「Supernova」は、新世代のK-POPアイドルとはどんなものか?というQ&Aになる曲だと思います。


08. Charli XCX - 360

Charlie XCXが新曲、「360」を発表しました。

今回の新曲は、流行りの最前線だったHyperPopを求めてきた彼女の今までの音楽とは少し雰囲気が違います。
印象に残るループが特徴的な今回の曲は、シンプルな楽器編成、レトロなサウンドがメインになる落ち着いた曲です。

耳が痛いほど派手な音色のシンセサイザーや、早いBPMの速度感は感じられませんが、より音楽的に成長したCharlie XCXを感じられる曲でした。


09. アイビーカラー - She's gone

色々な各ジャンルシーンが拡大された影響で
「メロディアスで好き嫌いなく誰にでも聴いてもらえる日本の音楽」、本当の「J-POP」を聞くことがむしろ難しい昨今ですが、

アイビーカラーの「She's gone」はメロディーからサウンドまで
「The J-POP」だな、と感じ、とても心が温かくなる曲でした。派手なアレンジの楽曲、Hiphop、この世界にいい音楽はたくさんありますが、アイビーカラーの曲を聴くと、最近流行りの音楽には感じられない、細やかで繊細に作られた1音1音のメロディーが、感動と暖かさを与えてくれると思います。


10. 長谷川白紙 - Boy's Texture

長谷川白紙さんの曲を初めて聴いた時、「アメリカにPorter Robinsonがいるなら、日本はこの人だ!」、と思いました。

アナログ楽器と電子音の組み合わせが生み出す独特なサウンド、彼の曲でしか感じられない独特な雰囲気がとても面白くて綺麗な曲、「Boy's Texture」です。

この1曲の中でEDM、現代音楽、ポップなど、色々なジャンルを感じられることはもちろん、実験的なサウンドを通して長谷川白紙さんが求めている世界観を少し覗くことができる素敵な楽曲です。


みなさん、いかがですか?
5月は海外の大御所ミュージシャン達のアルバムがたくさん発表され、
今回の記事で紹介する曲を決めるのが大変だったのですが、
その反面、聴ける曲がたくさん増えて嬉しい一ヶ月でした。

みなさんがこの6月、I'chiba'nに紹介したい曲はなんですか?
ぜひコメントで教えてください!



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