「九州出身だから○○だよね」っておかしくね?
tokiくん、九州出身なんだね。
だったらお酒飲めるよね~。
ん?
もやっとした。
僕が九州出身であることとお酒が飲めることは何も関係がないはずだ。
僕はどちらかというとお酒は飲める。家系的にもじいちゃんはかつて酒豪のごとく焼酎を飲んでいた。(数年前にドクターストップを経験したし、ばあちゃんの墓を守る為に長生きしなきゃいけないしといった理由で、現在のじいちゃんは飲酒量が激減しているが、、、)
僕は酒豪ではないが人並には飲める。
居酒屋でビール5杯の後にバーでカクテル2杯、ウイスキーストレート3杯。
これで帰宅途中に限界を迎えた。(笑)
九州=お酒(特に焼酎)のイメージがあるからか、
九州男児=お酒が強いという式も成り立ってしまっている。
この現状に違和感を覚えた。
そして、その偏見をさも当然のごとく口にする人たちの軽率さにとても悲しい気持ちになった。
九州出身でもお酒を飲めない人はいる。
僕の父さんはビール缶半分で顔を真っ赤にする。
そう、人それぞれなのだ。個人差があるのだ。
この発言をした上司は、いい人ではあると思う。
先日愛媛県を震源として起こった地震の翌日出社した際には、いの一番に
tokiくん、ご実家は大丈夫やったか?と聞いてくれた。
あ、僕の出身地覚えてくれてたんだって嬉しくなった。
だから、九州出身だからお酒飲めるという発言は、新入社員の私を気遣って発してくれた言葉であったのだと思う。
しかし、その言葉には無意識のうちに偏見が含まれている。
どうすればいいのだろうか。
九州男児という言葉自体もう古いのだと思う。
精神的にタフで、力強く、筋肉もりもり、硬派といった一昔前の男らしさを象徴するようなイメージがある。
九州出身って聞くと○○というイメージがあるんだけど、Aくんはどうなの?人それぞれあるからどうなんだろうと思って!
一般化されたりグループ化されたりしたイメージや概念を用いることで、初対面の人のパーソナルな部分を知りやすい、会話を始めやすいというメリットはあるだろう。
しかし
九州出身だから○○だよね
という断定は令和の世には不適切だ。
一般化して物事を捉えるなということではない。
〇〇だから〇〇という公式の危うさを頭に入れておくこと。
それが大切だと思う。
いつも読んでくださりありがとうございます!