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人として何よりも大切なこと

 年末年始に高校の同級生と共に大阪に行ってきました。目的は、母校のラグビー部が大阪・花園で行われている「全国高校ラグビー大会」に出場していたためです。自慢ではないですが、私の代も全国大会に出場していたこともあり、東京からはるばる応援しに行ってきたのです。コロナも落ち着いてきたこともあり、会場には溢れんばかりの観客で賑わっていました。結果的には、全国ベスト16という結果で終わってしまいましたが、全力で戦っていた後輩たちを私は誇りに思います。そして、改めて人から応援されるということがいかに幸せであるか、素晴らしいことなんだと気づかせてくれました。ところで人はなぜ応援するのでしょうか。はたまたどう言った人が応援されるのでしょうか。具体的な答えについては、少し先にはなりますが「応援したくなる人」というタイトルで改めてブログを書きたいと思っています。今回は、その話にも通ずる「人として何よりも大切なこと」についてお話ししていきたいと思います。
 皆さんは、平生(へいぜい)という言葉をご存知でしょうか。私は、前職時代の上司に耳にタコができるくらいこの言葉を言われ続けてきました。今でも時たま、「平生を磨け」という上司の言葉が呪文のように脳裏によぎることがあります(笑)。しかし、今ではその大切さに気付き実践することが成長への近道でもあると認識しています。では、平生とは何か。平生とは、普段何気ない生活の中にあなたの実力がでるということです。もしかしたらこれから話す内容に当てはまる人も多いのではないでしょうか。例えば普段、会社のミーティングによく遅刻してくる人が、「私はお客さんの前では一度も遅刻したことがありません」と言ったら?例えば普段、会社でいつもシャツの第一ボタンが外れていて、スーツもヨレヨレの人が、「私はお客さんの前ではパリってとしてます」と言ったら?例えば普段、会社で暗くて伏し目がちな人が、「私はお客さんの前では笑いをとっています」と言ったら?これって皆さんは信じられますか?ということは普段、会社や家族、友人、地域コミュニティなどの中できちんとできていることしか、お客様の前ではできないということなのです。だからこそ、「普段の生活の中で実力を磨いていこう。平生を磨こう」を今のメンバーの合言葉にしています。よく、上司の前ではとか、好意のある人の前ではしっかりする、ちゃんとするということをよく聞きますが、すぐにボロがでますし、ボロが出た時の落胆具合といったら絶望的です。人は、何事も日々の日常生活の延長線上に生きているのです。まずは、朝起きたら家族に「おはよう」、会社に出勤したら「おはよう御座います」と同僚のみならず事務の方や清掃員の方にもしてみましょう。そうすれば例えお客様の前に行った時も粗相なく対応できるのではないでしょうか。まずは自分の身近にいる人でトレーニングしてみるといいと思います。友達を笑わせたり笑顔にできない人が、お客さんを満足させることはほぼ不可能ですよね。皆さんも合言葉は「平生を磨く」この言葉を胸に今年一年頑張ってみてはいかがでしょうか。

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