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決算書を読めるようになるために

 今回は、決算書について説明をさせていただきます。

目次
1、2つの指標について
まずは2つの指標を理解してください。

⑴損益計算書(PL):一定期間の経営の成績表、利益
→例えば1年でいくら利益を出したか
⑵賃借対照表(BS):一時点の財政状態の指標
→①期末時点で会社に存在する財産の状態を表す。②会社資金の調達と運用の状況を表す

損益計算書(PL)にはいくつかの利益の種類が表示されています。
・売上総利益
・営業利益
・経常利益
・税引前当期純利益
・当期純利益(最後に残る利益)

2、売上総利益
・売上総利益=本業の利益(売上高から売上原価を差し引いて算出)
→単純に売上ー原価の利益
例えば、あなたは珈琲の販売が本業です。単純に珈琲を販売して、その対価にお金を払ってもらったものが売上。珈琲の原価が売上原価、そしてその差分が売上総利益になります。

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3、営業利益
・営業利益=売上総利益から販売費(人、場所、集客など)と一般管理費(販管費)(例・珈琲)を差し引いて算出。
→間接的なコストを引いた利益
珈琲を売るには商品を販売するための間接的なコスト(従業員給料、広告宣伝費、店舗の賃料)が必要です。

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4、経常利益
・経常利益=本業で獲得した利益(売上原価、販管費)に、本業以外で獲得した収益と費用(営業外費用)を加算して算出
→毎月発生する本業以外の利益
本業以外で毎月継続的に発生する利益(イベントスペース料、レッスン料など)を差し引きます。

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5、税引前当期純利益
・税引前当期純利益=当期に発生した全ての事情を加味した利益
→突発的な損失
毎月ではなく単発的、突発的な損益(キッチン故障、店舗の売却など)を差し引きます。

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6、当期純利益
・当期純利益=当期に発生した全ての事情を加味した利益
法人税など加味した損益

今回は、損益計算書(PL)のいくつかの利益の種類について解説しました。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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