主務日記#130

2023年6月1日

試合中、いつも目眩と立ちくらみと戦っている。

恥ずかしい話だが、足が震えて立っていられなくなる。

過度の緊張?
お前が緊張してどうすんだよという話なのだが、
自分でも何故こんなにギリギリの状態になるのかよくわからない。

これまでの人生で「見守る」という状況はあまりなかった。
努力してきたんだ、俺は大丈夫だ、そう自らに言い聞かせて人生のターニングポイントを乗り越えてきた。

でも、目の前のピッチで闘う11人を今の僕は見守っている。
俺は大丈夫と言い聞かせても無意味なのだ。

仲間がPKを蹴るのを見守っている、
これが90分間続くような感覚。

こういう感覚を毎週感じるのは、
生まれて初めてだ。

これからの人生、こういう機会は増えるのだろうか。
頑張る我が子を見守る、そういう感覚に近いのかなとふと思った。

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