主務日記#245

2023年9月25日

10月1日のホームゲームを広報すべく、
部員はつくば市各所でビラ配りに励んでいる。

僕も昨日、つくば駅でビラ配りをした。
きりの葉祭りのときに培ったビラ配りの経験を今回も活かし、受け取ってもらえる"瞬間"を見極めて何度もアタックした。

改札を出た瞬間にビラを渡そうとすると、受け取ってもらえる確率は低い。
急に「今度試合あります」と差し出されたビラに、多くの人は手を伸ばさない。

これは僕の推論だが、
人は認知してから判断するまでに数秒要するのではないだろうか。

何かしらのイベントがあることを認知した瞬間、目の前に差し出されたビラを受け取るかどうか、歩きながら一瞬の判断を迫られた人の多くは「スルー」する。これは、「いらない」と判断したのではなく「受け取るかどうか」の判断に遅れてしまったケースなのではないだろうか。

今回、つくば駅改札前は10月1日のクリエイティブでジャックされている。
多くの人が、歩きながらほんの一瞬ポスターに目を向け、何かしらのイベントがあることを認知する。
ポスターの前で立ち止まる人はほとんどいない。
みな、ふーん、とか、あっそ、とかそんな感じだろう。興味をもつ人は少ない。
だがしかし、このポスターにより認知を得た一瞬の直後が、ビラを渡すベストタイミングだ。

イベントに関する認知が0の瞬間に渡される改札直後のビラに対し、
認知が0から0.1に増えたその瞬間、人の脳は情報を処理する体制に入る。
そこに、アタックする。
「今度、大学でサッカーの試合あります!」という声に多くの人は少し足を止めてくれる。
情報処理脳になっているので、ついつい声を聞いてしまうのだ。
そして、さも当然のようにビラをお渡しさせていただく。

もちろん、そういった類はすべてスルーするという人もいる。こういった人たちにはこの術は効かない。諦めるしかない。

まさか大学にきて、ビラ配りの上手い方法を考えることになるとは思ってもいなかった。
しかし、本当に良い経験だと思う。

おそらく、きっと、いつかどこかでめちゃくちゃ役に立つはずだ。
きっとね。

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