上級リーダーとしての１年のはじまり
NELBASIC第1回 2023年5月27~28日
実施場所 三重県鳥羽市浦村町小白浜
はじめに
NEL-Basicとは
NEL-Basicとは（一社）NELCrewのプログラムの一つとして行っている自然体験です。詳しい説明は次の引用文をご覧ください。
NEL-Basicプログラムの目的は「自然環境リテラシーの基礎を学ぶ」ことです。自然あふれる三重県において「自然を体感・実感し、アウトドアで安全に活動できる知識と技能を身につけ，自然の魅力と安全な活動を伝えていく人になっていくこと」を目的とします。もちろん「自然環境リーダー」となるためには、さまざまな知識と活動や資格が必要となってきますが、そこはより専門的に、一般社団法人NELCrewが取り組んでいます。「自然環境リーダーとなる」NEL-Leaderプログラムや、より専門的な知識・技術の習得、資格取得を目指すNELCrewトレーニングプログラムなどが用意されています。
今年度は上級リーダーとして、全体の運営、安全管理などに加えてリーダーの指導をすることになりました。今回は、役割が少し変わり感じた心境とリーダーのみんなに伝えたいことをここに記そうと思います。(活動の様子はこちらの記事をご覧ください)
上級リーダーになって
まず、上級リーダーになって一番感じたのは"立ち位置の難しさ"です。NELCrewでは、学生という立場であるものの自分たちで企画を考え、準備から当日の運営、片付けなどをすべて自分たちで行っています。NEL-Basicの第二の目的は"スタッフ（自然環境リーダー）の育成"です。他の企画でも自力で動けるように、メンバーを育てるにはどこまで口を出していいのか、どこを手助けすれば良いのかとても考えさせられました。
私たちの団体のスタンスは、"自分から動く"です。会社員的な仕事とは違い、自分のやりたいことをできる範囲で活動するというスタイルのため、そういう意味でもどこまで仕事を任せていいのか、どこまで活動に関わってくれるのか上の立場としての接し方が難しいという節が多々ありました。しかし、そういうスタンスだからといって、リーダーの仕事を全任せにしたり、サポートを言われるまでしないのは違うと感じたので、質問しやすい環境づくりや頼りやすい先輩になれるよう努力します。そのことから、リーダーのときにも書きましたが、コミュニケーション力は生きていく上で、5本指に入るぐらい大事だと思いました。会話を続けたり、人と仲良くなるのが苦手な私にとっては一番の課題です(笑)
二つ目に感じたのは、自分の技術の未熟さです。冬の間あまりカヤックに乗る機会が少なく、自然への理解が薄れ自然を相手にすることを少し甘く見てしまった部分がありました。リーダーという立場で、参加者の命を預かっている以上、楽しむのはもちろんですが、それ以上に事故が起きたりしないように、自分の能力を向上させることが必要だと感じました。
今回、一人転覆してしまうという事故が起こりました。入江を抜けて外洋に面した部分に移動していたときに、陸地と暗礁の間に波が激しい部分があったのですが、それに気づかずにそのルートを取ってしまいました。転覆することは悪いことではありませんが、転覆することで海に対する恐怖心が生まれてしまったことが申し訳なかったです。このとき、もうひとりの上級リーダーが素早くレスキューに向かってくれたので、自分も冷静に助けに行くことができました。今回のことを踏まえ、転覆してしまったときの行動について自分の中で整理することができました。(ありがとうと言うのはおかしいけれど、転覆者が出たことで学びなおすことができました。感謝してます。)
リーダーのみんなへ
私はリーダーのとき、第1回に半分しか参加できなかったり、スタッフの間にいい関係を築くことができなかったりといろいろと不完全燃焼で終わりました。そんな中でも1年間やりきったのでもちろん成長でき、楽しかったです。でも、色々やりきれない後悔ようなものがずっと心の中で残っています。
ごちゃごちゃと話しましたが何が言いたいかと言うと、何でもチャレンジしてほしいし、何でも聞いてみたり、提案してみたりしてほしいです。自分たちで自由にチャレンジできる機会を使って、最大限成長してほしいなって思っています。
まとめ
世界に公開する記事がこんな感じでいいのか、正解は分かりませんが、少しでも考え方が伝わってNELCrewの活動に興味を持ってくださると嬉しいです。
NELCrewでの活動はいつでも自分の未熟さを見ることができて、成長することができます。私は、自分の人生を彩りあるものにしたいという自己中心的な理由で活動に参加しています。実際NELCrewとして活動するようになって、好きなこと、好きな場所、好きな人達が見つかりました。
自分の人生を少し変えてみたい、そんな人にはぴったりな活動をしていると自分は思います。ぜひ、昨年度の記事も覗いてみてください。（下のURLより読むことができます。）最後まで読んでくださりありがとうございました。
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