『ペットボトル』#67

いまダイニングの机の上には3本ある。おーいお茶、2本、妹。トクホ黄金烏龍茶、1本、母。ダイニングテーブルの包容力の高さを讃えるべきか。いや。
薄くて軽くて持ち運びが容易で、飲み口をフタで閉めることができて、形状もさまざまある。水筒として大変有能な道具。私もよく使う。
こう書いていると、自分がペットボトルを使う、という意識があるように書けてしまうのだけど実際にはペットボトルは飲料メーカー・企業に使われているのであって私自身は、使われているのを選ぶ、という立場だ。本来のペットボトルの脇役的な立ち位置に対して、取り上げて主役化するのには緊張感がややある。この緊張感を、冷静に捉えてみたいと思った。
全てを、想像で書く。
ペットボトルの原材料であるペット、PET、ポリエチレンテレフタレート、これは何のために開発されたのか。おそらく樹脂(高分子材料)の開発の過程で、柔らかくて加工性があって、靴底に使われたものもあれば、食べ物や飲み物の器に使われたものもあれば、その別、使い捨て(で使わずに恒久的に使う場合もあるが)フォークやスプーンで使われるものもあり、そのなかで、薄く加工ができて中身を可視化できる透明性があって衝撃に強く低コストで生産ができる、そして長時間の密封性に耐える素材が生まれた(のか、作られたのか)がために「飲料を天地無用で持ち運び可能にし、キャップでの開閉を自由に行える水筒」として開発された。発明にあるパターンとして、ペットボトルに関していえば、水筒のために開発された材料がPETである場合、または、別の用途で使われていたPETの材料適性から水筒への転用がされた場合とだ。合目的的な新技術開拓と、技術応用的な開発と。うっすらと、後者な感じがする。最初は。高分子の技術が基にあったろうなと。特に食器や日用品で、金属やガラス含む焼き物に代わる安価で加工性がよいものをと。ペットボトルはあのキャップと飲み口の形状は、その密閉性を得るための精度を確保できる鋳型を作るのには時間を要したろうな。後進の技術に思う。
さて、答えを調べず手持ち頭持ちの知識だけで考えてはみたがもっと年代まで想像できる知識があったらな。まず戦後だろうってことしか想像できない。最初の生活家電の冷蔵庫や炊飯器や魔法瓶が作られた、それ以降だろうと。予想はオイルショックややあと、1975年ごろとか。これで終えて、調べようと思う。

#ペットボトル #180223

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