完璧主義で自分を縛り過ぎないように
先日完璧主義なキャラが出てくる話に触れまして。
完璧にやろうとするもののトラブル続きで、てんやわんやする姿がおかしくて。
人間味があるなぁと、とても好感を持ったのでした。
なんてこともあり、完璧主義のことを考えてみたくなりました。
割と悪いニュアンスが込められる感もありますが、基準を高くしてそこに向かっていけるのはすごいことなんですよね。
上を向いているというか、クオリティアップできるというか。
少なくとも、あらゆる人にとっての当たり前のことではないのですよ。
とは言え、完璧を追いすぎるとキリがなくて。
どこかで先に進まないといけないんですけどね。
自分自身も気をつけないと過剰に完璧主義になってしまうので、ある時からベストエフォートでいくスタンスになりました。
できる限りやる、やるだけやるみたいな意味ですね。ベストエフォート。
逃げ道を残すと言ってしまうと聞こえは悪いかもですが、気持ちに余裕ができるのもまた確かなんですよ。
張り詰めてしまう人にはなおオススメです。
「完璧に完璧に」と思い詰めてしまう時は、1つの視点に集中し過ぎているとも言えます。
本やらスマホをずっと見ていた後に、首を動かして別のところを見ると何かほぐれるじゃないですか。
あれと同じことで。
別の視点を挟むのは大事なことなのです。
例えば「何のためにやってるの?」というのも別の視点にあたるでしょう。
元々人に見せるためにやっていることだったら、それは見せないといけませんね、みたいな。
最初に書いたキャラはミステリの犯人なんですが、彼女には最終的には計画を実行して目的の達成に向かってもらわないと困るのです。
もしも作中ずっとトリックの練習だけしていたら、ツッコミたくなったことでしょう。
おいおいそれで良いんかい、と。
質やら精度やら、高めたくて高めるのは素敵なことです。
一方で、それで自分を縛り過ぎてしまうのも辛いのでね。
結局は完璧でないのもオッケー、ってことです。
今すぐそうは思えなくても、少しずつ許容していきましょ。
読んでくださりありがとうございました。