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2019年の振り返り -大変な毎日は、過ぎ去ってみると高級フルコースだったのかもしれない-

今年は例年になく、ハードな1年でした。笑

この2、3年、人生の転換期なのかな?ってくらい色んなことが起きて、そのたびに自分はどう生きたいのかを、試されている気持ちになっています。

「お前はどうしたいの?」

なんだろう、この問い。リクルートで働いていた時みたいだ笑

そんな私の2019年。
例えるなら、高級フルコースのようなものでした。でも、正直、食べてる時の味の理解度は半分分からず、キツさ半分くらいだったかも笑 その理由はこちらです。

初めて尽くしの1年だった

2019年冒頭、県外出張等々で本当に楽しくて、たくさん学びでテンション上がりまくりだったのも束の間。売り上げへの焦りや、春からは初のリーダー職と会社全般へのお仕事が増え、夏頃は初めての全社プロジェクトや中途採用でのあれこれでほぼ記憶を失う怒濤感。はじめての試みの面談制度など会社の改革etc...初めてで満ち溢れていた2019年。そう、〝激動〟でした。

常に未知の体験にドキドキして、必死で考えて、みんなと頑張って。
喜びと大変さのシーソー状態な毎日。必死に食らいついていた上半期。

自分の人生大事にしたいことと向き合った中間期。

成果を出したくて気持ちが焦り、歯車を上手く回せない自分への苛立ちと力不足を感じると同時に、仲間や沢山のあたたかさに有り難さに救われた下半期。

一言で、今年は「ごめんなさい」と「ありがとう」に溢れていました。

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①良かった事:上司、メンバー、お客様、外部コーチや研修仲間への感謝

初めてを任せてもらえた嬉しさや、新たな経験値を得て、引き出しに成功と失敗の両方がストックされていく充実感。達成や共有という、かけがえのない体験も日常に沢山ありました。

特に、社員みんなで全面リニューアルをした力作の会社のホームページのおかげで、県外からのブランディングの問合せも増え始めています。県内では、ストレングスファインダーの研修はもちろんだけど、理念や働き方、エンゲージメント向上まで“面展開“でのサポート案件や、事業開発ワークショップの依頼も増えていて、とても嬉しいです。

秋には、チームビルディング研修にも出させてもらい、学びはもちろん、同期のみんなとの縁は本当にありがたいものになりました。

新しいお客様との出会い、本気度に触れると、私もこうしちゃいられない!となるし、社外コーチも含めて、ダメな自分でも常に周りの人がいてくれて、支え合って力を合わせあって、励まし合って、喜び合ってくれている。過ぎ去ってみて、一休みして見てみると、素晴らしい思い出だったと言えます。でも、最後には色々甘えて失敗しちゃったなぁ。それは反省。

②頑張った事:もうお腹いっぱい!なくらい、自分と向き合わざるを得なかった

「自己理解」・・・小さな頃は得意だったけど、大人になったら感覚を失った気がします。2年前あたりからは意識していて、ちょっとずつ得られたデータもあるかなという感じです。

私はマルチタスクというよりも集中型で、視野もそんなに広い方ではないです。物事には人並み以上に主体的に一生懸命取り組むけど、器用ではなく、戦略的でもない。臨機応変に立ち振る舞うのに憧れるけど、苦手なのが分かっているから事前準備や想定を大事にするタイプ。1人は苦手(笑)力が出ないから。なので、初めてづくしの今年は体力も精神力もフル活用でした!

そんな中で今年の下半期に参加させてもらった、チームビルディング研修は大きなインパクトを残しました。

「ブランディング事業に、自分ももっと貢献したい!」「チームで働くをより良くしたい!」その思いから、会社にお願いをして出させてもらった5日間の研修。

チームのことを学ぶ=他人とのコミュニケーションを学ぶと思っていた私に、初日から衝撃的な体験がありました。それはこの気付き。

チームを語る前に、まずは自分が出発点。自分を知ることが大事。

そういえば・・・自社の研修でもそう言っているのに。
どうしてそれを忘れていたんだろう、私ってば。

まだ心理的安全性の出来あなっていない中で他者とのコミュニケーションが滝のように降り落ちてくる環境。心を開きにくいストレス、これ言っていいのかな?という気疲れ、え?何でそうなのという人を受け入れにくい視野の狭さ・・・嫌な、見たくない自分とも向き合わないといけない時間。チームづくりを考える上で、免れなかったおかげで、良くも悪くも夏から秋にかけて自分という人間について考えさせられました。

苦手だから、すっごく大変でした(笑)大事にしたい人に限って、裏目にでる。もう、自分大嫌いかも!くらい落ち込むし、自分が何を欲しているのか?どうしたいのか?訳が分からない時もありました。

それは、今では冷静になっているから思えるのですが、「共感性」が高いこともあり、人の期待に応えることが嬉しかったり、気持ちを優先することが自然とできるから、つい自分を二の次にする癖がついたんだと思います。だけど「親密性」も強いから、giveだけでは満たされず「私のことも構って〜」ともなる(苦笑)そういう面倒な自分にも再会してしまった。

今思えば、それに気がつけだだけでもラッキー。
受け入れれば、分かればうまく付き合っていけるから。

③発見した事:モチベーションの維持に苦労した1年で見えたものとは?

自分でもベストを尽くしているけど、これでいいのかな?って思うことが多かった1年でした。自分の資質である「責任感」「達成欲」「目標志向」「未来志向」あたりもソワソワしていました。仕事だけでなく、家族のこともありますからね。バランスって難しい!笑

自分のいる意味、やりがいがどうしてだか見失いがちだったなぁと。これが、本当に良くない!って、大晦日で振り返りしている今なら言えます。笑
来年は絶対にやめる!

12月には1年走ってきた息切れを起こして、周りに心配や迷惑をかけてしまいました。ある方からは揺らいでいる、自分の足で立って戦えていないという言葉をもらいました。その通りで何も言えなかったです。

どうしたら?と、考えたまま年末に突入。2020年に引きずりたくないので、めっちゃ考えました。それが次の「嬉しいこと」につながります。

④嬉しい事:負のループから脱出できた3つのキッカケ

ひとつは、11月からコーチングをしてもらっている方との「褒め褒めワーク」。

1日3つ、今日の自分の褒めポイントをまとめてメッセージで送るという宿題です。自己肯定感、事故受容力の低い私には、とても大事なワークでした。

ちょっとずつ褒めポイントを書くスピードが高まったし、「ダメでも頑張っているじゃないか〜」と、自分がもう一人いる気持ちになりました。

それに誰かが見てくれているから、継続もしやすくてありがたい!
大晦日の今日、私は最後にコーチになんて送るんだろう?

2つ目は、過去の自分との遭遇と友だちからのエールです。

昨日、大掃除をしていたら、社会人になりたてから数年間の手帳やノートが出てきました。

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読み返すと、昔の自分も今のように超不器用でした。笑
ノートからも試行錯誤がヒシヒシ伝わってきました。

「あぁ、昔も頑張ってたんだな。この努力のおかげで、今自分はここに立っていられるよ。じゃないと会えない人がたくさんいたよ。ありがとう。」

過去の自分への感謝の気持ちがわきました。それと同時に、この努力を、今モチベーションが何だとか、大変で辛いとか、自分が良く分からないだの、そんな事で投げ出してはいけないなと思いました。

もっと見るべき大切なものが、もう手元にあるんだ。

そう感じました。


結果が欲しいと焦り、ネガティブな思考をやめたいと思っていたら、
友だちがすごく分かりやすい話をしてくれました。

ないところじゃなくて、有るところ、やってきたことに目を向けるんだよ。

受験だって、まだ知らない知識なんていっぱいあるし、自分より頭良い人なんていくらでもいる。だけど、わたしはこれだけ勉強してきたって部分を信じて臨むんだよ。なっしーに必要なのは、「自信」だね。と。

あぁ!それかぁ。その感覚かぁ。
友達が言ってくれた事、いつも上司が言ってくれる事、自分の感覚が繋がった瞬間でした。

そういえば、ヒントは過去にもあったかもしれない。

私は大学受験で二浪しているのですが笑 
1浪目めちゃくちゃ頑張ったのに結果が出なくて、「もう私は何やっても人並みにならないんだ」とか、やればやるほどに不安になり「これで良いの?また失敗したくないよ!」と苦しんだ時期がありました。

でも、努力は必ず報われるはず。自分で証明しないと。

そこで、当時のわたしが見つけた自信の持ち方が、勉強記録メモでした。

毎日ノートにやった科目と時間を、教科別に色分けして記入。埋まっていると、「こんなに頑張ったんだ!」と目で見て励みになるし、色分けしてあることで、「この教科の色が少ない、すこしバランスを取ろう」と、気持ちに左右されずに、客観的に作戦を立てられました。余白に自分を励ます言葉を書いて、模試の前に鼓舞してました。(そのノートも、昨日たまたま段ボールから出てきた!ナイスタイミング!)

友だちからもらった例えが自分の体験に結びつけてくれて、自分なりの自信の付け方が、見えてきた気がします。

最後は何より、愛ある厳しさを持って叱ってくれた上司に感謝です。

「自分の足で立てていない」意外にも、たくさん指摘してくれました。私だって私なりに頑張った!という認めて欲しい気持ちもあり、素直になれなかったけど、今となれば何を言ってくれていたのかよく分かりました。一緒に積み上げたものを、どうして私は見失っていたのか、反省しても仕切れないです。

今は感謝しかないです。けれど、失望させてしまった。ありがとうございますの気持ちは、行動で返していくしかないですね。またいつか信頼してもらえるように。

⑤振り返りのメリット:その渦中にいる時と感じ方が違う

その「私なりの自信の付け方メガネ」をゲットして、改めて今年を眺めてみると、学びと感謝に満ちていました。

その時々、一緒に経験してくれていた人の想いと苦楽を共にした共感は、何にも変えがたい、もうお金を積んでも買えないくらい価値ある時間でした。

私はこんなにも恵まれていたし、もっとやれるはず(やりたい)

やっとそう思えているのは、遅かったのかもしれないけど、早めにわかって良かったとも思います。

来年の過ごし方について 「フルコースを味わえる人になる」

今、過ぎ去った364日を振り返ってみると、

目の前にめちゃくちゃおいしいコース料理を出してもらえていたのに、焦りや不安というムダな感情のせいで、ちゃんと味あわず、楽しめていなかった!

何ならもう疲れたよ〜誰か食べさせて〜なんてバカなことを言っていたんだと、恥ずかしくなっています。本当に。

痛みと共に理解したので、もう2度と同じ失敗は繰り返さない。

「あれこれ上手でないこともたくさんあるけど、気持ちだけはいつも前を向いているのが自分の取り柄じゃないの。人生を楽しく笑って過ごせるのが、良さじゃないか。それを見失ったら、自分らしくないよ。一緒に頑張ろう。」自分へのエールはそんな感じです。

2020年、最初の前菜から、12月のデザートまでちゃんと味わい尽くす。目の前のことをちゃんと味わって、楽しんで、疲れたら休憩。大事な人たちと「おいしいね〜!最高だね〜」と、分かち合いたい。それが幸せだから。

お客様はもちろん、私が腐っているときに支えてくれた人たちに感謝と、もっと力になりたいです。

1人で孤独に戦うのでなく、会社のみんなと共に。大事な人たちと共に。そして、で1秒でも楽しく充実を共有しあって、良い世の中を作りたいなぁ。そして来年末に「今年も良かったね」と労いあうことを目標に。

と、2019年を振り返っていたら、希望とワクワクな気持ちになってきた♪
(ホッとした〜笑)

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長くなりましたが、読んでくださった誰かが、2019年を振り返る時の参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださったご縁のついでにもうひとつ。

私は中小企業のブランディングを行うアドハウスパブリックという会社でお仕事をしています。新潟と東京に拠点があります。デザインはもちろん、インナーブランディングのお手伝いもできます。「こいつのいる会社に仕事頼んでみるか〜」と興味を持ってくださったら、ぜひ、お問い合わせください!宣伝、失礼しました!笑


みなさん、良い年越しを♡


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