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2021年2月:NO RULES

(総論) 本を読むまではnetflixは冷酷な人事制度を敷いていると思っていたが、想像よりもドライでもなく、むしろ合理的な制度で羨ましい環境とさえ感じた。自分は仕事における優先度は何をやるかよりは誰とやるかを大事としているので、常に良い人材を維持し高め合っている環境が羨ましい。その分成長に対するプレッシャーを感じることはあるだろうが、どの会社にいても資本主義に生きている以上成長に対するプレッシャーは感じるはずなので、日系企業みたいにぬるま湯で死んでいくより、netflixの

    • 2021年2月:金儲けのレシピ

      (総論) 薄い本で文章としても読みやすいので、軽く通して読めた。簡潔に書きすぎて読み応えがないという声もありそうだが、ここから更にサマることもないくらいまとまっていて良いと思った。自分でビジネスをやる際にはこの本を振り返って、更に儲かりそうな方法がないかチェックしたい。 (印象に残ったこと) ・消費者から買う:消費者は購入のプロだが売却は素人。 ・客に作業させる ・他人の財布を狙う ・儲は、信者と書く

      • 2021年2月:HARD THINGS

        (総論) タイトルが好き。スタートアップを的確に表すタイトルだと思う。この本ではHARD THINGSに対する特効薬は記されていないから、この本を読んでこうすればいいと分かった気になれないので、読み物としてはスッキリしない。だが、現実には特効薬などあるわけなく、その時点時点で最善と思われる選択をもがきながらしなければならない。そうした残酷な現実を改めて認識させ直される、という意味で良い本だと思う。 (印象に残ったこと) ・社員にすべてを打ち明ける 半年で大幅な機能改善

        • 2020年11月:ダークサイドスキル

          (総論) 論理的思考、会計、プレゼンといったわかりやすいスキルではなく、調整根回し段取りといったダークサイドスキルの重要性や活用の仕方を記した本。自分は割とダークサイド力高めだと認識できた。 (印象に残ったこと) ・借り物競争戦略 一人で全部やるのは不可能なので、他人のスキルを借りてきてチームアップする必要がある。そのためには社内で誰がどのスキルを持っていて、いつでも借りれる関係性を構築する必要がある。これは一生ものの財産となる。社外的にもそういった関係性が必要だが、

        2021年2月:NO RULES

          2020年11月:コーチングの基本

          (総論) コーチングはずっとちゃんと知りたいなと思っており初の書籍。概要は掴めたので良かった。チームの上位者や先輩、教育者などがすべきことが書かれているという感じで、何故「コーチング」というワードが世間で流行っているのか不思議には思った。社会が短期的成果を求め育成という観点を忘れて時が経ち、一回りしてやはり育成が大事だと戻ってきた感じか。コーチング自体には同意であり、体系的に書かれていたので、本としては悪くなかった。 (印象に残ったこと) ・現状と目標と目的 コーチン

          2020年11月:コーチングの基本

          2020年10月:スタンフォード式最高のリーダーシップ

          (総論) ビジネスの現場でこういう言葉遣いとか行動とか気を付けないといけないと思っていたことが、心理学の裏打ちをもって一般化されており、更に深く学ぶことが出来た。自分のリーダー論の教科書はしばらくコレにしようと思った。本書の内容とは脱線するが、この本によって自分の経験等の抽象化一般化、その言語化が大事と感じた。 (印象に残ったこと。多め) ・We are the leaders 自分が自分自身のリーダーにならなければならい。どこに進むべきか自分で決め、自分でその責任を

          2020年10月:スタンフォード式最高のリーダーシップ

          2020年10月:プロフェッショナルマネージャー

          総論 経営とはなんたるかがわかる。すごい耳が痛いが、その通りだと思う本。 (印象に残ったこと) ・経営するこつは、かまどで何かを調理するようにすること 様々な本で、ビジネススクールで、経営のセオリーが書かれているが、経営にそんな単純な公式はない。セオリー通り経営しようとした人を見たことはないし、使おうとしても経営においてセオリーを実践できる単純な機会はない。かまどで調理するように、目を離さず常に会社を見て経営し続けなければならない。 ・経営チームの全員は業績というた

          2020年10月:プロフェッショナルマネージャー

          9月:僕は君の熱に投資しよう

          前回投稿から何冊か読んでたものの、書くのが面倒だったので久しぶりの投稿。 (総論) 熱をもらった。エグジットしていった起業家に、特に誰もうらやむ経歴やスキルなんてなくて、何もないところから作り上げてきたことが理解できた。こんな人たちに出来て自分に出来ない理由はないと思った。違いは熱だけ。 (印象にのこったこと) ・起業のアイデアではなく、価値のズレを見つける、せどりのアイデアを考える エアビーもウーバーも所詮せどり。起業に大きなアイデアなど不要。 ・事業とはだれで

          9月:僕は君の熱に投資しよう

          2020年7月:これから始まる「新しい世界経済」の教科書

          (総論) 日本に比べて遥かに経済がうまくいっていると思っていたアメリカの経済に対し、課題が山積されてて解決しなければならないという主張だったのでそのこと自体に驚きがあった。指摘部分は貧富の差の拡大がメインであったので、確かにそうかもしれず、その点だけ切り取れば日本はまだマシなのかと感じた。 (気になったこと) ・サプライサイド経済理論 雇用主を優遇すればあとはうまくいく理論。結局雇用主に届いた利益は従業員にも社会にも還元されず貧富の差は拡大した。 ・短期主義 株主

          2020年7月:これから始まる「新しい世界経済」の教科書

          2020年5月:2020年6月30日にまたここで会おう

          (総論) 瀧本先生の目線の高さ(日本に対する危機意識と教育にかける熱意)に比べると、自分の程度の低さを痛感した本。もっとレベルを上げようと思った。 (印象に残ったこと) ・自燈明 自分のことは自分で考えて自分で決めろ。正解などない。 ・レトリック 言葉はロジックとレトリック。理路整然として内容でも、魅力的に伝えられなければ人に響かない。 ・パラダイムシフトは世代交代 古い人が死なないとパラダイムシフトは起きない。だから、若手が世代交代が起きるまでずっと新しい潮

          2020年5月:2020年6月30日にまたここで会おう

          2020年5月:内部統制の仕組みと実務がわかる本

          (総論) 内部統制そもそもの話から、整備がとん挫する要因およびその対策まで書いており、ノー知識状態からでも実務に活かせる内容だった。何度も読み直す本になると思われる。

          2020年5月:内部統制の仕組みと実務がわかる本

          2020年5月:上場準備ガイドブック

          (総論) ざっくりとしたスケジュール等の流れについて改めて理解できたのは良かった。ただざっくりすぎるので、特に実務面では意味はなかった。

          2020年5月:上場準備ガイドブック

          2020年4月:起業家の勇気

          (雑感) ビジネス本というよりは小説的なものと認識。話自体は面白いのだが、書き手があまりよくないのかちょっと読み辛かった。 やっぱり起業家ってすごい、自分には出来ないというのが一番の感想。とんでもない額の個人補償や金融機関からの罵倒、精神が参ってしまう自信がある。成功者でもこんなどぎついエピソードがわんさかあるのに、その何百倍もいる普通の起業家は金銭的リターンもなくキツイと思うとしんどすぎる。規模によらず、起業家は尊敬に値する。 誰よりもハードワークしているのが社長、という

          2020年4月:起業家の勇気

          2020年4月:zero to one

          (総論) 自分もスタートアップ界隈に生きているが、考え方を変えさせられた本。当社も含めてだが、日本のスタートアップは海外企業の焼き増し版であったり大企業がやっているビジネスのちょっとした改良版が多い。筆者はそういったスタートアップは世界を前進させる企業にはならないと主張。隠れた真実を見つけ出しそれを価値につなげること(0 to 1)こそスタートアップがやるべきこと、とのこと。そうは言ってもソレは話が壮大過ぎるし日銭を稼ぐためには焼き増しであっても売上作らないと、と一瞬頭をよ

          2020年4月:zero to one

          2020年4月:世界倒産図鑑

          (総論) テーマが秀逸だった。世によくある本はいかに成功したかに焦点が当たっていることが多く、成功には運要素も多分に含まれてるはずなので自分が吸収して再現出来るかというと難しいものが多かったように思う。一方失敗を避けることは再現しやすいので参考になる。 (印象に残ったこと) ・売上は七難隠す 売上は全てを癒す、とも言われるもの。自分のこれまでの捉え方は、売上伸びれば万事OKというプラス方向に捉えていたが、そうではなさそう。倒産する段となると、これまで売上増で隠せていた

          2020年4月:世界倒産図鑑

          2020年4月:ファクトフルネス

          (総論) コロナが流行しているこのタイミングで公衆衛生の専門家の書籍を読めて良かった。世界は、一般人がイメージするほど実態は悪くない、人間の本能で悪くイメージしやすくなっていることが多い、と主張する本。コロナももしかしたらそうなのかもしれない。(悪化ペースを直線的に考えやすいが、実態は二次関数的な増加になるのでイメージより悪くなる可能性もあるが※直線本能) (印象に残ったこと) ・マスコミは悪意をもって事実を捻じ曲げて報道しているわけではない 彼らも人間の本能の部分に

          2020年4月:ファクトフルネス