コミュニケーションとは

2018年の統計によると、企業が新入社員に求めている能力1位はコミュニケーション能力らしいですね。

でも、コミュニケーションって一体なんなんでしょう?意思疎通や会話など漠然とは分かりますが、本質的なコミュニケーションとは何かについて考えてみます。

そもそもコミュニケーションとは、ラテン語の「communicare=共有する」が語源だそうです。つまり、コミュニケーションとは、共有することです。

では、何を共有するのでしょうか。情報?話の内容?

本質的に共有するものは自分が感じたこと、考えたことです。そして、自分という存在です。

ある情報を誰かに話す際、情報の内容だけ話すのは本質的な共有ではありません。その情報から自分が考えたこと、感じたことを話すのが共有です。

情報の内容を話す話し方は、自分の存在と相手の存在を意識することを前提としていません。なぜなら、話の中に自分はなく、相手に伝えているものは情報だけだからです。

自分の考えや感じたことを話すことで、自分という存在を相手に意識してもらえるのです。

あたりまえのことかもしれませんが、意外とできていない人も多いのではないのでしょうか。

立派な話し方やテクニックに固執するがあまり、無意識のうちに形式的な話し方になってしまうこともあります。

本質的なコミュニケーションをとるには、自分の体験に基づいて感じたことや考えたことを話す以外ありません。

コミュニケーションとは共有することであり、考え、感じたことを伝えるということです。

情報のスピードが著しく、変化の時代といわれる近代では本質的なコミュニケーションをとることを忘れてしまっている人も多いのではないでしょうか。

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