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孫ちゃんにやきもち… 第35夜

2019年11月11日   今宵もこんばんは!

孫ちゃんが産まれて1カ月過ぎたので、お嫁ちゃんのお母さんの家に様子伺いに行った。電車で行けばそんなに不便ではないから出かけてみた。

1ヵ月も過ぎると大分大きくなっていた。顔もしっかりしてきた。息子は1カ月目に早くも首が座っていたが、普通はまだまだらしい。可愛らしいベッドに寝ているのを見ると少しはばーばとしての意識に芽生えるが、まだ実感としてはうすいほうだ。

息子は早々とお座り兼用ベットなど色々買い込んでいた。お嫁ちゃんのお友達からも沢山のお祝いものもあって、私のおくるみは用無しのようだ…

友人も多く親戚も沢山いるお嫁ちゃんのところでは、沢山の人が誕生をお祝いしてくれる。こまめな旦那もいるし、お母さんもとても面倒見がいい。こんな家庭に生まれてきていたらと思うとちょっと孫ちゃんに嫉妬した。多分いや絶対恵まれた家庭で可愛がられてまっすぐに育つのだろう…できれば懐妊が分かった時点で自殺して、この家の子に生まれ変わりたいと思ったこともあった。

孫に会うのに遠慮する?

私は、お嫁ちゃんの家ではお客様だ。気軽に会にも行けない。そんなことはないと言われるが、やっぱり他人の家だ。どうしても遠慮する。

それを息子に愚痴ったが、後になって考えてみると、私はたまに会うだけで何もしないでいいが、あちらのお母さんはお嫁ちゃんが都会に戻る時には、一緒に暮らしていた娘と孫がいっぺんに居なくなることを考えたら、私の悩みなんかちっぽけなものだと思った。彼氏はいるらしいが家では一人暮らしだから、私のように誰かがいる生活と違って寂しさが倍増することだろう。

都会に戻ったら少しは寂しいけれど、今は電話でもPCでも顔を見ながら会話が出来る。暫く会えないうちに大きくなって…ということもない。お嫁ちゃんがマメに写真や動画も送ってくれる。

ただ一番の問題は、私が筋金入りの人嫌い、ついでに子供も嫌いなのだ…前の回でもつぶやいたが、前々から孫の顔を見たらもう思い残すことはないと言っていたが、孫が可愛いというより、息子に幸せな家庭を築いてもらうことが最大の望みだったのだ。

我が家の風景

猫が元彼をほぼ家族と認めたようだ。呼べば飛んで来るし、帰ってきたらお迎えに玄関まで行く(これは私が留守をしていると寝たふりをしているらしいがw)元彼の散らかった部屋に行って色々物色するのが楽しいようだ。

布団にも乗るようになった。たたんである時はその上に乗ってネズミのおもちゃと遊んだりしている。日々少しずつ距離が縮んでいくのを元彼は嬉しそうに語る。

夜のバイトが休みの日には一緒にお買い物に行ったり、外食しに行ったりしている。傍から見たら仲のいい熟年夫婦だ。元彼は結構ドジっこだからよく私に叱られる。それでも素直に聞いてくれるし、お互いが言いたいことをハッキリ言えるようになった。ストレスフリーだw

普段は私はパソコンで元彼はスマホでゲームをして遊んでいる。流行りの漫画があれば買って来てくれて回し読みをしている。2年近くになるとこんなにゆったりした生活をしてるとは最初は思わなかった。一緒の部屋で生活して、それでも男女の仲にならないところがいいのだろうか…

狭い我が家だから私の仕事も知っている。風俗嬢だったのも付き合っていた頃から知っている。それでもあえて干渉しない。出かける時は「気をつけていってらっしゃい」と言う。ただ時々私がいないと猫もぼくも寂しいよ、みたいなことを言う。まだ私のこと好きなんでしょうとからかうが、もう立派に家族だ。万が一の時に一番頼れる相手だ。

ただ少々ドジなのと物忘れが激しいのと、ゴミをあちこちに置きっぱなしにしてるのは治らない。これはしょうがないとあきらめた。

今夜は元彼はバイトの日。帰ってくるのは日をまたいだ頃。そんな日は徒然に日記を書いている。

そういえば去年からお世話になっているパトロンが毎日のようにつまらない内容でメールをしてくる(電話番号とLINEはうっとうしいから教えていない)仕事の時はMという名で通しているので「M,M大好き」だの「Mの事考えてて眠れない」等夜になると何回も送ってくる。何度注意してもしばらくするとまた同じことの繰り返しだから、私にまた怒られている。彼の方がMだわ。

というところでまたメールが来た⤵これと嫉妬深いのさえなければ、よくしてくれる良い人なのになぁ…

これまたタイミングよく元彼が早上がりで帰って来た。猫も起きてきた。暫く一緒に遊んで寝るとしよう。

ルームシェアを始めて2年経ちました。結構愚痴を言いながら続くものですねwこれからも暖かい目で見守っていただけたら幸いです。