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赤沼俊幸さんの新作ボードゲームを体験させていただきました!

はじめに

 先日マーケティストでボードゲーム作者でもある赤沼俊幸さんの作品「AIおじさん」を遊び、さらに新作である「ランキングス!」も体験させていただきました

ここでは新作「ランキングス!」について体験したレポートを書こうと思います!

 なお先日の配信、及び本記事は2024年7月28日(土)に開催される北海道ボドゲ博6.0勝手に応援企画の一環となっています。

ランキングスとは?

※記事内のゲーム画像は開発中のため、製品と異なります
※作者の許可を得て画像を掲載しています

「ランキングパーティーゲーム ランキングス!」は推理力を競うパーティーゲームです!
 プレイヤーは出題者と回答者に分かれ、出題者がテーマに合わせて作ったオリジナルランキングを見て、回答者がそのランキングのテーマは何なのかを推理して当てるというルールとなっています。
 今回の体験セッションでは私が出題者となり、赤沼さんに以下の画像を特別に制作していただきました

さあ、何のランキングかわかりますか?

 上に並ぶ動物が私がテーマに沿って選んだ順位で、そのテーマを下の5つの選択肢から回答者が選んでいきます。今回私は

馬→羊→猫→猿→犬

 の順に選びました。さて、これは5つのうちどのランキングでしょうか?せっかくですし考えてみてください!




正解は、




②の「無人島に連れていきたい動物ランキング」です!


 馬は移動や運搬に使えますし、羊は毛が役に立ちそうです。そしてどちらも場合によっては食べられるのも大きい…!
 配信中でも、犬が最下位であることに結構疑問を持たれたのですが、私は犬が大の苦手でして…!


こんな感じで、ランキングの並びから出題者が何を考えたかを推理したりわいわい話し合ったりするのがとても楽しいゲームです!
 なお今回は赤沼さんに呈示いただいた5つの選択肢から私が順番に選びましたが、実際には山札からランダムに動物とランキングの候補のカードを引く形式になっているとのことです。 

思考を見合う面白さ

 今回は出題者として今作を体験しましたが、回答者三人がやんややんや私の考えや動物の特徴を考えているのを見るのがとても楽しかったです!
 私は他人の思考や価値観を知りあえるタイプのゲームが本当に好きなのですが、今作は「順位付け」を材料に私の価値観をみんなに覗かせるのと同時に、私も回答者の悩む様子から「あ、今みんなはこんなこと考えているんだな…」「えっ、僕のことそう思ってるの……?」「うわ1,2位理由まで完璧に当てられてる…!」とか思いつつ黙っている(回答者が質問に答えたりヒントを出さないというルールなので)のが本当にいい時間でした。
 また、「いかに自分が知られていない」を知るという経験にもなりました。前述した「私は犬が大の苦手」という話は結構しているつもりだったのですが全く知られていなかったり、私的には当然この順番になるのに「なんでこんなことになるんだおかしいよ!」と言われたりするのも見ていて非常に面白かったです。
 他の人が出題者だったらどうなるんだろう…?とも思ったりしますし、他のランキングも作ってみたくなります!「例えばこの中で上司にするならどれがいいだろう…」など回答後の感想戦も本当に盛り上がりました。
 赤沼さんの前作であり、今回も遊ばせてもらった「AIおじさん」もAIで描かれたおじさんをテーマに合わせて選び揃えるという「みんなが何を想像しているかを想像する楽しさ」に溢れた作品で、もしかして作者様はそこに楽しさを覚えられる方なのかな?などと思ったりします。私もこのタイプの思考を巡らせるのは大好きです。
 今作はもちろんアイスブレイク(初対面の人同士が緊張をときほぐすためにするレクリエーションなど)にも使えると思いますが、ある程度勝手知ったる相手の知らないところを知る、あるいは勝手知ったる相手かと思っていたらこんなことも知られていなかったということを知る、というのが非常に面白い作品なんじゃないかと思います…!仲のいいVtuberさんを揃えて「まあ仲良しだから全員正解して当然ですよねー」みたいな感じからの「お前のこともうわかんねぇよ!!!」になる展開がとてもやりたいです……!!
 また、非常にテレビのクイズ番組的な座組が合っているに感じます。なのでクロストークやいい意味での茶番が作れそうで、コラボでみんなで楽しみながら視聴者にも楽しんでもらえる時間を作りやすそうですよね。
 そういう意味では非常に配信者向けだと思いますしぜひ正規版も遊ぶ機会に恵まれればありがたいなと思っています。

おまけ

 作者である赤沼俊幸さんはボードゲームの他にも「どじっ子看板」や「偏愛都市」などオリジナリティのある活動をされています。そちらについてインタビューを受けている記事がとても面白かったのでぜひお読みいただければと思います。

 あとこういうVOW的なやつめっちゃ好きです。途中の優しそうなアン●ンマンとフランス生まれの●ッキー好き。


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