4月12日 労基へ

俺は怒りに震えていた。
怒髪天を突き、拳は震えていた。
「奴らブラック企業を許すわけには行かない!」
小さくつぶやくと、俺は足早に労基署へ向かった。。。。。
。。。。。。
。。
なんて書くと格好いいんだけど、ごめんお金です。マネー。
少し前にいろんな女性と会う機会があって、そこで会う女性全てが年収を気になされてね。まあ僕の年収は300ちょい、貯金もあまりない。
そりゃ、女性の気持ちも分かるよ安定した生活したいだろうしさ、でも、ほら年収370位なんだよ中央値って、年収500より上ってあまりいないんだよ、平均はだれかが押し上げててさ。。ってもう良いか、とにかくお金です。世知辛い。。

でも、q社はブラックで怒りがあったのはちょっと本当。だって僕は泊まりなのに、他の人と給与変わらないんだもん。

明らかに不公平、明らかに拘束時間が長いのに。

昼勤務は8時間。それは良い。
ただ、24時間勤務があって、宿直手当も無ければ深夜手当も無かった。
24時間の内、夜の一番高い部分、深夜手当が出る部分は全部休憩時間だった。
11時から5時までの6時間無給ね。
21時に帰る人が居ても給与は一緒。

そりゃねえだろって思ってた。宿直明けで帰ってくるとフラフラになるし。

それに休憩時間と言っても近所にある自分の家にも帰れないし、警報装置の側に拘束され、何かあると対応しなくちゃいけない。警報装置の待機音はうるさくろくに寝れない。
それが無給なのは冗談じゃないって思ってた。

で、調べました。労働時間じゃないのかって。
そこで最高裁で大星ビル管事件ってのがあって。ここで「仮眠時間も労働から離れる事が保証されてなければ労働」(すげー端折って書いてます詳しくは調べてね😅)

とあった。やっぱ労働じゃん!って事で労基に行って相談しました。
すると、優しそうな女性が出てきて、「それは労働です、変形労働時間性も怪しいです」。と言う。
やっぱり、僕は、じゃあ是正勧告を出してください!と言うと。
「いや、是正勧告の前にまずは会社に請求してください」と言われる。
理由は会社が違法状態に気がついているか、否かを知るためらしい。
会社が違法状態を指摘されて、なお払わないとなると悪質だと認定されて、是正に動く理由が出来るからだそうだ。
それに、まずは自助努力でってスタンスらしい。

「内容証明がいいですか?」と聞くと。
「内容証明はいきなり敵対感を与える可能性があるので配達証明とかでも良いですよ」
まあ、いきなり敵対しようが、どうしようが、辞める気満々だったのでどうでもいいのだが、とりあえずここは配達証明で、請求書を送る事にして、一旦労基から出て、今度は弁護士の元に行く事にした。

労基に保証されれば労働だ、弁護士も引き受けてくれるだろう!そう思ってた。 

次回へ続く

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