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17日目 47歳から始めよう

「まだ80歳の写真展」と貼られたポスターを横目に塩屋の事務所に向かう。塩屋で青果店を営む写真愛好家さんの自主企画である。やりたいと思ったことを楽しんでやれちゃう軽さがいい。

三宮からちょっと電車に乗って海岸を眺めながら塩屋駅に着くと切り換えができる。仕事がはかどる。ユブネのウェブサイトの仕事事例の更新作業をしてからプロボノ経験者記事の校正をwordに入れる。今日は日向にいても随分涼しい。

午後からは旧グッゲンハイム邸の事務所で空き家対策モデル事業の定例会議。昼食のコロッケを買っていると、後ろの魚屋で山森さんも惣菜を買っていた。この事業、短期間でやること山盛り。まずプロジェクト名を決めないとドメインも取得できないし、デザインも進められないので思いつくだけ案出しする。ボツネタだが「しおやデベロッパーズ」は結構気に入っている。

会議中、ふいに行動経済学の話題になり、中学時代に校則を変えたときのことを思いだした。当時、田舎の中学校は男子は強制丸刈り。それが嫌で「頭髪自由化」に向けて生徒会で動いていた。たまたま父がPTA会長だったこともあり、最後の承認は父が議長になり先生たちに確認を取ることになった。そこで父は「頭髪の自由化に反対の方は挙手ください」と言って採決したという。結果、誰1人も挙手なく全員一致で可決。反対票は投じにくいものだ。ただ可決の3ヶ月後に卒業したため、私たち3年生男子の髪の長さはとっても中途半端だったように思う。残念なことにせっかく自由化した頭髪も47歳の現在は「剃髪一択」となっている。お察しください。

西神中央クロッシングの3回目会議に向けても下地づくりを進める。本当はこの時間から打ち合わせだったのだが、予定変更でぽっかり時間が空いた。暗くなる前に灘の自宅に戻って、子どもが放課後デイから戻ってくるのを出迎える。今日も幼稚園の玄関で大泣きしていたが気分はどうなっているだろうかと心配したが、けろっとしている。

夜にはsundayのメンバーと新開地アートひろばで1月にやる予定のプログラムについて第一回ミーティング。旧名称アートヴィレッジセンター時代に舞台にも立ったことがある場所でまた関われるのが嬉しい。どんどんやろう。「まだ47歳」である。

20230922

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