2022年の振り返りと2023年の抱負みたいなもの

正月番組を横目で見ながら2022年の振り返りをまとめてみる。お供に old perth cask strength をちびちびと舐めながら。新社会人の頃からお世話になっている BAR でオススメされたお酒で、美味しすぎてその場でポチってしまった。年末年始に間に合ってよかった。

仕事について

引き続き パラレル という会社で、周り人たちに恵まれながら楽しく働けています。2022年はまた少しプロダクトに軸足を移せた気がします。

前半はプロダクトのアクティベーション、オンボーディング周りを色々やらせてもらって、割と分かりやすく成果を残すことができました。売上は全てを癒す とまではいかずとも、数字によるフィードバックが得られるのはやっぱりテンションが上がるということを再認識できました。一方で後半は色々と担当領域を変えながら探索している感じになってしまったので、仕込みのフェーズということはありつつも、早く結果に繋げていきたい所存です。

自分はコストになっていないか

気がつけば今の会社に入社して約2年半経ちました。まだ何も成し遂げられていないわけで、果たして自分はコストになっていないか?という意識を強く持って働くようにしています。

アドベントカレンダーで書いた 良い壁になるための壁打ちの技術 で触れたように、ある程度意図的に裏方的な立ち回りをしてるとはいえ、そういう「良い壁」みたいなポジションで満足してしまっていないか?それは期待値にあった動きなのか?もっとコンフォートゾーンから出ないといけないのでは?みたいな、そういうちょっとした自己否定をよくします。あまり否定し過ぎちゃうのは精神衛生上良くないのですが、たまに一歩引いて自分の役割を見直すのは、ついつい怠けてしまう自分にとっては良い習慣かもなーと思っています。

関連して、自分の専門性とは?というところにも少し悩むことがありました。幸いなことに入社してからPM以外にも色々なこと(CSやQAチーム立ち上げ、組織開発など)に関わる機会があって、自分が知らないことをキャッチアップしながら何とか形にしていくプロセスはすごく楽しいのですが、その結果として自分の専門性がどんどん薄っぺらくなっていないか、どんどん器用貧乏になっていないかという不安を感じたりしました。

正直、この辺の答えが出ているわけではないのですが、計画的偶発性理論だったり、RANGE みたいな考え方もあるので、まぁ答えを出すというより考え続けることが大事なものなのかなーと捉えています。

エゴを捨てる

あと反省として「自分をよく見せる」というエゴはちゃんと意識しないと捨てられないなぁと改めて感じました。

というのは、フィードバックをちゃんと捌き切れずに消化不良になってしまう、凹んでしまうということがたまにあって(30代中盤にもなって恥ずかしいんですが…)、フィードバック、要はダメ出しを受ける = 最終的なアウトプットの質が上がる ということなので、本当はポジティブに受け取るべきはずなのに、それを「自分が至っていない」とネガティブに受け取ってしまうことがありました。
そう感じてしまうのはきっと自分に対する驕り(このくらいは出来るだろうという過信)だったり、そもそも目的志向になりきれていない(目的の達成よりもそれに対する自分の貢献に意識が向いてしまっている)ということから来ていると思うので、この辺のコントロールだったりメタ認知による消化は今年の課題として頭に入れておこうと思います。

プライベートについて

プライベートでは子供が3歳になって七五三のお参り、写真撮影をしました。この機会にちゃんとした家族写真を初めて撮ったのですがとても良かったので、もっと早くやっておけばよかったと後悔しています。(中目黒のりんごのほっぺ という写真スタジオで撮影しました。雰囲気が柔らかい感じの写真に仕上がって満足です)

また年初の目標にしていた「ランニングの再習慣化」もぼちぼち達成できたので良かったです。2022年は1114㎞走ることができました。ランニングと習慣化について思うこと にも書きましたが、外発的動機に頼らないようにしたのが良かったのかなーと思っています。

またそれと紐づけてお酒の脱習慣化も進められたのがラッキーでした。早起きしたいからお酒を控えるというモチベーションが作れたのと、代替手段になる美味しいノンアルコール飲料が増えてきたのが大きい気がしています。(正気のサタン が美味しすぎてすごいなぁという気持ちです)

あと習慣を作るときは複数同時に進めるのではなく、まず1つしっかりと習慣を作ってそれに紐付けていくというのが良いということが実感値として理解できたのも良い経験でした。

読んでよかった本

ちゃんとカウントしてはいないのですが、おそらく20〜30冊程度本を読みました。子どもが生まれてからは可処分時間が分かりやすく減ってしまったのですが、その分「何を読むか」に気を使えるようになったのは良かったと思っています。

定期的にこういう自己啓発本読んでスタンスの姿勢矯正をしているのですが、2022年に読んだ PRINCIPLES はとても良かったです。既に何回か読み返してます。正しく反応するために脳の構造を理解しようとするアプローチの徹底っぷりが刺さりました。
これも似たような文脈で手にとったのですが良かったです。やりたいことが全て出来ることは絶対無い(から優先順位をつけないといけない)、優先順位をつけることは可能性を捨てる行為なので不快感が伴う という2点がとくに良かった。
Twitter でフォローしてるPMの方がオススメしていた本。怒ると叱るは受け手目線では同じという考え方にハッとさせられたのと、叱ったり怒ったりとか、そういう他人を裁くことに人は快感を覚えるという内容が妙に印象に残っています。
ずっと積読していたけど読んでみたらすごく良かった。行動嗜癖という、物質ではなく行動への依存という考え方が紹介されています。疲れてるのに目標を気にしてついついランニングしてしまう、みたいなのも行動嗜癖らしい。習慣をどう作るのか〜を考えるのに結構役に立ちそうな気がしています。
人が人を連れてくる仕組みについて、なんとなくこんな感じかな〜と思っていることが体系的に整理されていてよかった。事業・プロダクトのフェーズが変わったらまた読み返したい。
すごく軽い文体で書かれているけどなかなか読み応えがある本。「示唆の出し方」がこんなにキレイに言語化できるのか〜と感動した。
会社の一部で流行っててついつい一気読みしてしまった。サッカーは全く興味ないけど、ちょいちょい仕事的にぐっとくるフレーズがあって面白い。ノエル・ノアの 『「わからない」ってのは希望的観測のノイズが入った非合理の思考停止だ』という言葉が地味に好きです。

2023年の抱負

リセッションみたいな話はありつつ、自分がコントロール出来ないことを心配しても仕方ないので、少なくとも自分の手の届く範囲でちゃんと堅実に生活していければ良いなぁと思ってます。
とはいえピンチはチャンスでもあるので、締めるところはきっちり締めて、その分どこかで大きく張って、ちゃんとジャンプアップする年にしたいですね。皆様今年もどうぞよろしくお願いします。

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