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確かに孫はかわいい!が…。

孫くん1歳4ヶ月。
歩きはじめたら急に、赤ちゃんから男の子に成長した。
四足歩行と二足歩行って、こんなにも人間の顔を変えるのか??

「男の子」が大好きな私は、そのやんちゃな笑顔を見るために、1日に何度も、いないいないばあ。を繰り返し、毎日毎日、風呂上がりの顔パックを剥ぎ取られて、おどけた声を出す。

3歳までのかわいさを貯金して一生子育てする。とか言う人もいるぐらいだ。

とってもかわいい。
かわいいに決まっている。


同居し始めてすぐに、次女は孫くんのことを「同じ子ども同士」だと認識したらしい。

いたずらをされると本気で不機嫌をぶつけ、自分のものを勝手につかまれると、さっと手を出して取り返していた。

が。

同居から3ヶ月。

ある日、ひとりで買い物に出掛けた次女が帰ってきた。
「みて、これ。」
手にはアンパンマンの乳児用りんごジュース。
「見てたら飲みたくなって買ってきた」
へー?
珍しいね。
「3つ入ってるから、ひとつは私が飲んで、ふたつは孫くんにあげるんだ~。」

毎日毎日孫くんと接しているうちに。
いつの間にか。
次女は「オトナ目線」で孫くんに接するようになっていた。

ちょっとぐずると抱っこしてやり。
飽きることなく遊んでやり。
寝かしつけまでしたことがある。

環境の力って…。
偉大だよなぁ。

孫くんに対して、だけではなく。
他の部分でも。
この数ヶ月で、次女はさらに成長したように感じる。

ちょうど時期が重なっただけかもしれないが。

学校への向き合い方、普段の生活の仕方、家族に対する接し方。
全てが変わってきた。

次女の中では、子どもからオトナへのシフトがはじまったらしい。

次女の成長する姿を眩しく感じる日々。


確かに。
孫は、かわいい。

だけれども、やっぱり。

私には、自分の子どものほうが、かわいいのだ。

毎晩、隣で眠りながら、手探りで私を探す次女を感じて愛おしくなる。

色々考えたけれども。
やっぱり、この人を産んで良かったな。
と思う。

ありがとう。
産まれてきてくれて。