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不登校はインフルじゃなくて花粉症(症状がね)

不登校は病気ではありません。
ただの症状です。


タイトルに「病名」を並べて
不快に思われた方がいたら
それは、意図したことじゃないとはいえ
嫌な思いをさせてごめんなさい。
と、まずタイトルについて、ヒトコト謝罪。

不登校(五月雨登校含む)の症状って
ご存じない方には全く理解されないことですが
「一気に回復!」みたいなことは、ほとんど無いです!
「不登校は揺り戻し」なの!断言しちゃう!笑

うちの娘の先週末の行動です。
木曜日→午前中の校外活動楽しんだ。
金曜日→朝から終業まで学校にいて、友だちと下校した。
土曜日→クラスメイトと遊んだ。

この話を聞くとですね。
「じゃあ、次の月曜からは普通に毎日学校に行けるんじゃない?」
と、思うわけですよ。
誰もが。

ええ。
誰もが。苦笑

祖母も。
友人も。
母(私)でさえも(うっかり)
「月曜からふつーに学校行くんじゃね?」
と。。。。

なわけない!笑

今週は、月曜も火曜も絶賛、自主休校中でーす!笑

「不登校の回復は行ったり来たり」
と、良く言われますが、それを言われてもなお期待してしまうのが親(と、その周囲)

ふと。
思ったのですが。

不登校の症状って、インフルエンザとは違う。
インフルってさ。
わーっと体調が悪くなって
特効薬をもらって
一気に元気になって、復活!
って感じだけど
不登校児は、ほとんど、そんな道はたどらない。
(もちろん、たどる人もいますよー)

不登校の症状って、花粉症に似ている。
(私個人の感想です)
だんだん悪くなっていって
ぐずぐず続いて
合う薬を探して探して試行錯誤。
体調と相談しながら、
自分に合わない環境を避けてみたりして
「アレルギー」を抱えた状態で
「どうやったらうまく進めるのか」を
考えながら生きていく。

だから、たまに薬が効いたり
花粉が飛んでいない日があって
ぱっと元気になる(ように見える)こともあれば
「昨日は良かったのに、なぜか今日はダメ」
みたいなことも、普通に起きる。

当人も、周囲の親たちも
「そういうもんだ」と思っていれば
それなりに心穏やかに過ごせる。

でも「回復し始めたらこのまま良くなる」
みたいな幻想にとらわれているうちは
なかなか、苦しさから抜け出せない。

不登校児の母の皆さん。
そして、周囲に不登校の子どもがいる皆さん。
良かったら心に書きとめておいてください。

「不登校はインフルのようにぱっと回復したりしない。
 花粉症のように、良くなったり悪くなったりしながら
 だんだんと付き合い方を覚えていって
 なんとなく元気になるコツをつかんでいくモノ」

後戻りしても、がっかりしない(←保護者向け)
「昨日は行けたのに、今日は休むの?」って口に出さない(←保護者と周囲向け)

不登校って、そういうものなんです。
ご理解いただけなくても構いません。

でもね。
せめて、口から出さないで。
「なんで行かないの?」の言葉が
子どもとその親を深く傷つけることもあります。

オトナなら、ぐっと我慢!笑

よろしくお願いいたします。

ちなみに、不登校が「登校拒否」と呼ばれた時代
「登校拒否は学校アレルギーです」
と言った方がいたそうです。

言い得て妙!笑