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両立したつもりでいたが片手落ちだった-シングルマザーの「恋愛と子育ての両立」

注)ちなみに「片手落ち」とは「片・手落ち」という意味で使っておりますので誤解無きよう…。

恋人とお付き合いしていた頃は、毎回のラインの末尾に「大好き💕」か「愛してる🧡」を付けるのが慣例だった。
(そんな気分じゃ無いからと付けないでいるとクレームが入った…。💦)

恋人と縁を切って。

私の日常から恋人が消えて。

新しい人間関係と、新しいわくわくが、私の中に流れ込んできた。

いままでみたいに。
恋人の顔色を伺うこと無く。

いままでみたいに。
予定を詳細に説明する必要も無く。

自分の好きなように行動できる。

自分の好きなように自分を使える。

この、開放感!

やっぱり。

私は私のことを自分で決めることが、幸せなのだ。

朝起きると。

希望に満ちあふれるあまり。
深呼吸をして。
走り出したくなる。

そんな気持ちを取り戻して、生きている。


そうして。
ひとりになった私は。

いままで毎日彼に対して送っていた「大好き」を。

ふと。
誰かに送ってみたくなった。

で。

離れて住む長女に。
用件ラインのついでに、送ってみた。

「だいすきだよー」

すると。
長女から返信。
「ありがとうー😭」
「私も大好き~😭」

それを見て。
気が付くと。

私はスマホを握ったまま号泣していた。


「私はお母さんだけど、自分の人生も好きなように生きたい」と娘たち相手に豪語したこともあった。

その時、長女も二女も。
「それはそうだよね」と納得してくれた。

理解は得たと思っていた。

だけど。

彼との関係が終わって。

身の回りの愛する人たちを改めて感じて。

私は。
あの頃。
「恋愛と子育てを両立している」
と、傲慢にも思っていたが。

そんなことを思っていたのは私ひとりで。

きっと恋人にとって私は「足りない恋人」だっただろうし。

子どもたちにとって私は「足りない母親」だったのかもしれない。

そんなことを。

長女からの「😭」を見て、思った。


「恋愛と子育て両立している」と胸をはって言えるためには。

毎日、十数回も恋人に送っていた
「大好き」

「愛してる」
を。

娘たちにも送るべきだったのかもしれない。


だからもし。

恋をするシングルマザーの皆さまが。

「子育てと両立できていない」
と罪悪感を覚えるのであれば。

恋人に送る「愛してる」と
子どもに送る「愛してる」を。

恋人に対するハグの回数と愛情と。
子どもに対するハグの回数と愛情を。

同じレベルですることも良いかもしれない。

両立なんてできない。

でも、不足無い愛を。
有り余る愛を。

どちらにも注げていける。

そんな恋愛ができたら、いい。


複数の子どもにそれぞれの愛情を注げるように。

子どもに対しても恋人に対してもふんだんな愛情を注ぐ。

そんなことが、きっとできる。

だって私たちは「母親」なんだから。

そうして。
そんな恋愛を、私も、したい。