タゴール『暗室の王』




〔暗室。王妃シュドルション、侍女シュロンゴマ〕

シュドルション 明かりを、明かりを。明かりはどこ。この部屋ではランプをけっしてつけないの。
シュロンゴマ ほかのお部屋はみな明かりがともっております。明るいところから、こんな暗いお部屋へ、まさか逃れておいでになりたいとは、お思いにならないでしょうね。
シュドルション けれども、どうしてこのお部屋は暗くしておかなければならないの。
シュロンゴマ それは、そうしておきませんと、明るさも暗さもあなた様がお分かりにならないからでございます。
シュドルション お前はこの暗い部屋に暮しているので、言うことがぼんやりとして、おかしくなってきているわよ。なんのことかよく分からない。でもいったい、このお部屋は宮殿のどのあたりにあるの。このお部屋おの入口も出口も分からないわ。
シュロンゴマ このお部屋は地面の奥の、深いところにございます。王様はこのお部屋を、とくにあなた様のためにおつくりになったのでございます。
シュドルション どうしてでしょう。いくらでもお部屋があるというのに。どうしてこの暗いお部屋を、わたしのためにおつくりにならなければならなかったのでしょう。
シュロンゴマ あなた様はほかの方々とは明るい部屋でお会いになれます。けれども王様とはこのお部屋でなければお会いになれないのです。
シュドルション ああ、わたしは明かりなしには暮せない。こんな息のつまるような暗闇では、気もちがどうしても落ちつかない。シュロンゴマ、このお部屋へもし明かりを持ってきてくれたら、このわたしの首飾りをあげるわよ。
シュロンゴマ それはわたくしにはできないことでございます。王様がいつも暗くしておこうとお思いになっている所へ、どうしてわたくしが明かりなど持ってこられましょう。
シュドルション おかしなおつかえぶりね。でも、王様はたしかお前の父親を処罰なさったわね。
シュロンゴマ はい、なさいました。わたくしの父はいつも博打をしておりました。そして国の若い方たちがたくさん、父の家へいつも集まって、お酒を飲んだり博打をしたりしていました。
シュドルション それで王様がお前の父親を国外へ追放なさった時、お前はひどいとは感じなかったの。
シュロンゴマ それはわたくしもいきり立ちました。なにもかも破壊して滅ぼしてやりたくなりました。そしてそうする道が閉ざされるや、わたくしは頼るものもなく、助けも受けられず、身を寄せるところもなく、一人ぼっちで放りだされたように思いました。わたくしはまるでおりのなかの獣のように、あばれて荒れ狂いました。そしてどんなにか、力もないのに腹を立てて、誰をも八つ裂きにしてやりたく思ったことでしょう。
シュドルション でもどうして、その同じ王様に、こんなにお仕えする気になったの。
シュロンゴマ それがわたくしにも分からないのです。あるいは王様がとてもきびしくて無慈悲であられたからこそ、お頼りしたりおすがりしたりできたのかもしれません。
シュドルション いつごろ、そういう気もちの変化が起きたの。
シュロンゴマ それも分からないのです。自分でもいつごろだか知らないのです。ある日、わたくしの反抗心が打ち砕かれたように思え、わたくしは心の底からつつましくあきらめて、大地のちりの上へ頭をたれました。するとわたくしには分かったのです……王様は比べる者のないほど恐ろしいお方だが、また比べる者のないほどお美しいお方でもあると。ああ、わたくしは助けられたのでございます。救われたのでございます。
シュドルション ねえ、シュロンゴマ。お願いだから教えて。王様は見たところどんなごようすなの。わたしはまだ一目も拝見したことがないの。王様はこの暗いお部屋でわたしのところへいらっしゃり、暗いなかで行ってしまわれるの。ずいぶん大勢の人にたずねてみたけど、みんな、ばくぜんとしてあいまいな答えばかりしている。なにかみんな隠しているようだわ。
シュロンゴマ ありのままに申しあげますと、どういうごようすか、はっきり言えないのです。たしかに、ふつう申しているような、ハンサムではいらっしゃいません。
シュドルション そうではないと言うの。ハンサムではないと。
シュロンゴマ はい、ハンサムではいらっしゃいません。お美しいなどと申しあげても、とうてい王様のごようすをお伝えすることにはなりません。
シュドルション お前の言うことは、みんな、あいまいで、おかしく、ばくぜんとしている。わたしにはなんのことか分からない。
シュロンゴマ ハンサムなどとは申しません。王様はお美しくていらっしゃらないからこそ、とてもすばらしく、ごりっぱで、不思議でもいらっしゃるのです。
シュドルション ほんとうにお前の言うことは分からないけど、それでもお前が王様のことを話すのが聞きたいのよ。でもわたしもどうしても王様にお目にかからなければならない。わたしは王様のところへとついで来た日のことさえ覚えていない。母君のおっしゃるには、わたしの結婚する直前に、一人の賢人が来て「あなたのお姫様の結婚なさるお相手は、この地上で並ぶ者とてないお方だ」と言ったという。わたしは幾度も、お相手はどういうごようすのお方かと、おたずねしたけれど、母君はいつもばくぜんとお答えになり、ヴェールを通してかすかにぼんやりとお目にかかっただけだから、どうとはっきり言えない、とおっしゃった。しかし王様がもし並ぶ者もないほどのお方だというならわたしとして、どうしてお目にもかからずにじっとしていられよう。
シュロンゴマ かすかな風が吹くのをお感じになりませんか。
シュドルション かすかな風。どこに。
シュロンゴマ 柔らかな香りをお感じになりませんか。
シュドルション いいえ、感じないわ。
シュロンゴマ 大扉が開きました。……こちらへいらっしゃる。王様がはいっていらっしゃいます。
シュドルション どうしてお前に王様がいらっしゃることが分かるの。
シュロンゴマ どうしてだか分かりませんが、王様の足音がわたくしの心のなかに聞こえるように思えるのです。この暗いお部屋の侍女をしておりますので、ある感覚が発達したのでございます。わたくしは見もしないで知ったり感じたりできるのでございます。
シュドルション わたしもその感覚が欲しいわ。
シュロンゴマ あなた様もやがてそれをおもちになります。……いつかその感覚があなた様のうちで目覚めることでしょう。あなた様は王様に一目会いたいとあこがれていらっしゃるので、それで落ちつきを失われていて、お心が緊張して、そちらのほうへ向いてしまっているのです。その落ちつきのない、夢中な段階を通りすごしてしまわれたなら、なにもかもとても容易たやすいことになります。
シュドルション 侍女であるお前に容易たやすくて、王妃であるわたしにむずかしいというのは、どうしてなのだろう。
シュロンゴマ それはわたくしが侍女にすぎないので、なにもわたくしをさまたげるものがないからでございます。王様がこのお部屋の世話をおまかせになった最初の日に、わたくしにこう申されました。「シュロンゴマ、いつもこの部屋をわしのために用意しておきなさい。それがお前のする仕事だ」。わたくしはその時、「どうぞ、ほかの部屋を明るくしておく仕事をさせてください」とは、たとえ心のなかでも申しませんでした。けっして申しませんでした。そしてわたくしが自分の仕事に心をできるだけ注ぐとすぐ、ある力がわたくしのうちで目覚めて大きくなり、わたくし自身のどの部分をも服従させてしまいました。……ああ、王様がいらっしゃいました。……扉の前の、外に立っておられます。ああ、王様。

 外の歌
そなたの扉を開けなさい。わしは待っている。
暁から闇へと光が運ばれて一日がすみ、宵の明星が上がっている。
そなたはもう花を集め、髪を編み、夜のための白衣を着たか。
家畜は小屋へ、鳥はねぐらへ、もうもどった。
あちこちに通じる交差路は、闇のなかで一つになった。
そなたの扉を開けなさい。わたしは待っている。

シュロンゴマ ああ、王様。あなた様に対して、あなた様ご自身のものである扉を、誰が開けずにいられましょう。どの扉にも鍵やかんぬきなどかけてなく、指でお押しになればすぐ大きく開きます。扉にお触れにもならないのでしょうか。わたくしが行って扉を開けなければ、おはいりにはならないのでしょうか。

 歌
王よ、あなた様は一息で、わたくしのヴェールをけることがおできです。
もしわたくしがちりの上で眠りこんで、あなた様のお声を聞かなかったら、わたくしが眼を覚ますまでお待ちなのでしょうか。
あなた様の戦車の車のとどろく音が、大地を揺るがしはしないでしょうか。
あなた様は扉を大きくお開けになり、あなた様ご自身の家へ、黙っておはいりにならないのでしょうか。

 王妃様、どうぞ行って扉を開けてさしあげてくださいまし。さもないと王様はおはいりにはなりません。
シュドルション 暗いのでなにもはっきり見えないわ。扉がどこかも分からない。お前はここのなんでも知っているのだから、行ってわたしの代わりに扉を開けてさしあげて。

〔シュロンゴマが扉を開け、王に向かって頭をたれて退場。王はこの劇を通じて眼に見えない〕

シュドルション どうしてあなた様は明るいところでわたくしに姿をお見せにならないのですか。
 そなたはこのわたしを、昼の明かりのなかで、しかもたくさんのもののなかで見たいのかね。なぜわたしがこの暗闇のなかで、そなたの感じられるただ一つのものであってはならないのか。
シュドルション でもわたくしはあなた様にお会いしななければならないのです。ぜひ一目でもお目にかかりたいのです。
 そなたはわたしの姿には耐えられないだろう。見ても、ただ苦しく、きびしく、押しひしがれるだけだろう。
シュドルション あなた様のお姿に耐えられないなどと、どうしておっしゃるのでしょう。ああ、わたくしはこの暗闇のなかでも、あなた様がどんなにお美しく、すばらしいお方であるか、感じられます。それなのになぜ明るいところでは、あなた様を怖いと思うことなどあるのでしょう。でもこの暗闇で、わたくしがお見えになるのでしょうか。
 見える。
シュドルション なにがお見えになります。
 限りない天空の闇が、わたしの愛の力によって、ぐるぐるめぐって生命や実体となり、また無数の星の光をみずからのうちに引きよせ、そしてそれ自身が肉と血の一つの形に化身しているのが、わたしには見える。またその形のなかに、なんと多くの永久の思想や努力、限りない大空へのひそかな憧れ、数かぎりない季節のたくさんの贈り物が、あることか。
シュドルション わたくしはそんなにすばらしく、そんなに美しいのでしょうか。そういうお話を聞くと、わたくしの心はよろこびと誇りとで波立ちます。でもどうしてそのようなすばらしいものを信じられるでしょう。わたくしはそんなものが自分のうちにあるとは思えません。
 そなた自身の鏡にはそういうものは映らない。その鏡のなかのそなたは小さく、限られており、意味のないもののように見える。しかしもしわたしの心のなかのそなたが見られるとすれば、そのそなたはとてもとても大きいのだ。わたしの心のなかでは、そなたは自分で思うような日常の人間ではなく、いわばわたしの、第二のわたし自身なのだ。
シュドルション ああ、どうすればあなた様の眼で見ることができるのか、お教えくださいまし。あなた様には、暗闇のようなものは、なにもないのでしょうか。そう思うと恐ろしくなります。わたくしには死のように真実で強いものであるこの暗闇も、あなた様にとってはなんでもないものなのでしょうか。このような所で、あなた様とわたくしとが一つに結ばれるのでしょうか。いいえ、そんなことはとうていありえません。わたくしたち二人のあいだには、隔てるさくがございます。ここではなしに、わたくしが木や獣や鳥や石や大地を見ているところで、あなた様にお会いしてお姿を見たく存じます。
 よろしい、わたしに会うようつとめてみるがよい。しかしなにもわたしだと告げ知らせはしないだろう。もしできるなら、自分一人でわたしだと分からねばならないのだ。それにたとえ誰かが、わたしをそなたに知らせるなどと言ったとしても、それがほんとうのことかどうか、どうして分かろう。
シュドルション わたくしはあなた様をやがて知り、あなた様だと分かるようになるでしょう。いくらたくさんの人のなかでも、あなた様を見つけるようになるでしょう。わたくしはけっして見誤りはいたしません。
 よろしい。今夜のこの春の満月の祭りに、わたしの宮殿の高い塔の上から、わたしを見つけだすようやってみるがよい。そなた自身の眼で、大勢の国民のなかのわたしを探してみるがいい。
シュドルション 国民のなかに混じっていらっしゃるのですか。
 国民の、群衆の、どんな場所にも、わたしは幾度も姿を見せるだろう。シュロンゴマよ。

〔シュロンゴマが登場〕
シュロンゴマ ご用でございますか。
 今夜は春の満月の祭りだ。
シュロンゴマ なにをすればよろしいのでございましょう。
 今日は祭日で、働く日ではない。どの遊び場もいまやさかりだ。わたしとともに祭りに加わるがよい。
シュロンゴマ 仰せのとおりにいたします。
 王妃は今夜、自分の眼でわたしを見たいという。
シュロンゴマ 王妃様はどこで王様をごらんになるのでしょうか。
 音楽がいちばん美しく奏でられるところ、空気が花粉で重いところ、銀の光と甘い影とのよろこびの木立のところで。
シュロンゴマ そのような闇と光が入り混じるなかで、なにが見えることでしょう。そこでは風が強くざわめき、すべてのものが踊って素早く動きます。眼がくらみはしないでしょうか。
 王妃はぜひわたしを探しだしたいという。
シュロンゴマ せっかくそうお思いになっても、けっきょくはがっかりして涙をお流しになるでしょう。

 歌
ああ、森の野鳥のような、ちらちらして落ちつきのない眼は、いたずらに飛び去ってしまうでしょう。
しかしその眼の野鳥にも、やがて彷徨さまよわなくなる時が来て、もうあちこちと飛びまわらなくなるでしょう。
それは魅惑の音楽があとを追って、その心をつらぬいて響く時です。
しかしああ、野鳥たちはこの世ならぬ野へと飛び去ってゆくでしょう。
XIX

〔…〕

〔長老が登場〕
長老 ついに、夜が明けました。
シュドルション あなたはわたしの道中安全を祈ってくださった。それでわたしはとうとうここに来ることができました。
長老 でもあなた様の王様はご無礼でございましたな。お車もさし向けず、音楽隊もお迎えに出さず、なんら華々しいことはなさいませんでした。
シュドルション 華々しいことはなにも、とおっしゃいますの。でもごらんなさい。空は隅から隅までバラ色や深紅ですし、空気にはお迎えの花の香りが満ちております。
長老 はい、そのとおりでございます。でもわたくしどもといたしましては、王様がどんなに残酷であらせられるとしても、その真似はどうしてもいたしかねます。あなた様がそのようなごようすでいらっしゃるのを見ると、心を痛めずにはおられません。そのような貧しくて汚いりで王様の宮殿においでになられるとは、わたくしどもといたしましては、どうにも見かねることでございます。しばらくお待ちくださいまし。わたくしが一走りして、王妃様のご衣裳を持ってまいります。
シュドルション いいえ、いいえ。あのお方はわたしからそういうりっぱな服装を永久にお取り上げになったのです。わたしに召使いの服装をさせて、それを全世界にお見せになったのです。しかしそれがわたしにとって、なんという救いになったことでしょう。わたしは今ではあのお方の召使いであり、あのお方の王妃ではありません。今日わたしは、あのお方と関係をおもちになる方々の足元に、ひれ伏します。
長老 でもそうなされば、あなた様の敵たちは笑うことでしょう。その嘲笑をどうお耐えになりますか。
シュドルション いくらでも笑ったりあざけったりするがよい。街でわたしにいくらでも埃を投げつけるがよい。その埃が今日は、わたしの王様にお会いする前の、わたしのお化粧の白粉になるでしょう。
長老 そうおっしゃるならば、わたくしどもはもうなにも申し上げません。ではこれから、わたくしたちの春の祭典の最後の遊びゲームをいたしましょう。南風が花粉の代わりに、卑しい埃をあちこちに吹き散らすように、いたしましょう。わたくしどもは、埃の卑しい灰色の服を召した王様のところへ、まいりましょう。王様も身体じゅう埃を浴びていらっしゃるでしょう。なぜなら、国民が王様にも浴びせないはずがないからです。王様とても国民の汚れて粉だらけの手からお逃れになることはできず、また王様もご自分の汚れた服にブラシをかけようなどとは思われないでしょう。
カンチ 長老よ。あなたがたの遊びゲームに、わしのこともどうかお忘れないように。わしのこの王の服装も、そうとはまったく分からなくなるまで、埃で汚してしまいたいと思う。
長老 それもそう長くはかからないでしょう。あなた様も遠くからおいでなさったのですから、お色もたちまちお変わりになります。王妃様をごらんになってください。王妃様はご自分がいやにおなりになり、装飾品をみんな捨ててしまえばたぐいないお美しさもなくなるだろう、とお考えになられました。しかしそうしてお美しさを無視なさろうとしたことが、かえってお美しさを十倍もかがやかしくなさったことになり、今ではこの上もなく飾り気ないお美しさをおもちになっています。わたくしどもの王様は、美しさなど少しもおもちでない、とうかがっていますが、だからこそいろいろな姿のもつ美しさをお好みになるのであり、その美しさがお胸の飾りともなってかがやいているのです。そして今日その美しさが、誇りや自負のヴェールやおおいを脱ぎすてているのです。王様の宮殿に今日ひびきわたるすばらしい音楽や歌を、わたくしはなんとしても聞かせていただきたく思っています。
シュロンゴマ ごらんください。お日様が上がりました。



XX

〔暗室〕

シュドルション 王様、わたくしから一度お取り上げになった栄誉を、ふたたびわたくしにお与えくださいませんように。わたくしは今はあなた様の下僕しもべでございます。わたくしはただあなた様にお仕えすることだけを願っております。
 今はもうわしに耐えられるかね。
シュドルション はい、もう耐えられます。わたくしは以前はあなた様を遊園やわたくしの王妃の部屋でお探しいたしましたので、あなた様にお会いすることがわたくしにとって耐えられないことでございました。そういうところでは、あなた様の卑しい下僕げぼくでさえ、あなた様よりはるかにハンサムに見えます。あのようなはげしい憧れの気もちは、もう永久にわたくしの眼からなくなりました。あなた様はお美しくはありません。あなた様はあらゆる比較を越えておいでです。
 わしと比較できるものが、そなたのうちにある。
シュドルション もしそうだとすれば、それもまた比較を越えたものでございます。あなた様の愛がわたくしがのうちに住まっております。あなた様はその愛のなかにうつっておいでです。そしてあなた様のお顔がわたくしのうちに反射していることは、ごらんのとおりです。ああ、わたくしのものはなにもなく、すべてがあなた様のものです。
 わしは今日、この暗室の扉をみな開く。ここで遊びゲームは終わったのだ。さあ、わしといっしょに来るがよい。外へ、光のなかへ、、、、、、来るがよい。
シュドルション まいります前に、わたくしの残酷で、恐ろしい暗黒の王様、類いない王様の前に、ひれ伏させてくださいまし。

──幕──

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