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言葉の威力

言葉というのは意思を伝えたり記録を残したりする為に必要なツールですね。
今日は暗示、それも先日書いた催眠と暗示で記述した ※2.についてお話をします。
それは催眠状態でなくても暗示が有効となると云うお話でしたね。
何故でしょうか?それを理解する為に暗示の種類について少し踏み込んでみましょう。

催眠暗示には直接暗示と間接暗示がありますが、その間接暗示に属するもので威光暗示・権威暗示と云う暗示があります。
制服や肩書き、資格や身なり、人間関係などがそれにあたりますね。
この状況は情報の伝達がほぼ一方通行ですよね。ですからこの威光暗示や権威暗示に暗示が組み合わさると催眠誘導無くして言葉が入りやすくなってしまうのです。

私のようなへそ曲がりは理不尽な事をされたら例え上司でも先輩でもガンガン自分の意見を言いますが、一般的には飲み込む、我慢する、従うというのがほとんどなのだと思います。
ですが以前からお伝えしているようにネガティブな言葉程影響力が強かったりします。
ですから何度か褒められた事よりもたった一度の罵倒の方が自信を喪失させてしまうなんて事良くあるわけで、そんな事が日常的に行われていたらどうでしょう。その人本来の力を縛りつけ抑制してしまう事になりかねません。
「ダメな奴だ」や「お前に出来っこ無い」などが良い(悪い)例ですね。
そんな言葉を常に浴びせられていたら、その言葉は※タイミングによっては大脳新皮質をすり抜けてしまいます。
大脳新皮質すり抜けてしまった言葉は毒の催眠暗示となり、人そのものを抑制してしまうのです。
人を育てる為に「こうあって欲しい」と思うあまり投げかけてしまう事もあるでしょう。しかしこれがどれほど人の潜在意識に働きかけ、時として肝心な時に身体が動かなくなったり誤った行動を取らせてしまうのか、という事ですね。

また、これらの言葉に縛られている人は継続的にこれを受けてしまうと違和感を覚える事なくこれが自分にとっての普通だと思いがちですが、不思議な事に何かの拍子で「あれ?おかしいな」と思う時が来るものです。
その時に一度立ち止まって考えてみてください。
場合によっては非常に難解なお話だと思いますが、実は何階層にも意味が隠されています。読むうちに何処かに引っ掛かる部分があれば幸いです。

今回声を大にしてお伝えしたかった事

悪い言葉・暗示の影響下にある人にお伝えします。自分のコントロールはあなたのものです。あなた自身のハンドルはあなたが握るのが正しい姿なのです。

催眠術師のみならず言葉を使うすべての人へ、言葉で人を縛り付ける事なかれ抑圧することなかれ、催眠は解放する為に使うべきである。

※についてはいつか専門的に深く掘り下げて書こうと思います。

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