【2023年最新版】情シス(社内SE)の平均年収は?年収アップの方法も!
自分の年収は業界水準より高いのか、低いのか・・・。ついつい気になる情シス(社内SE)の年収事情。そこで今回は、「社内SEの年収」をテーマに、平均年収や有名企業の年収、年収アップの方法を見ていきます。
社内SEの平均年収は423万円~500万円
厚生労働省の資料や各種求人サイトを参考に、社内SEの平均年収をまとめてみました。
社内SEの平均年収は、最も高い厚生労働省のデータで約550万円、最も低いIndeedのデータでは約463万円という結果でした。
なお、国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、2021年に1年を通じて働いていた日本人の平均年収は443万円です。
社内SEが年収アップを目指せる4つの方法
ここまで情シス(社内SE)の年収について見てきました。続いて、社内SEが年収アップを図るための具体的な4つの方法を解説します。
給与水準の高い企業へ転職する
当然ですが、給与水準の高い企業に転職できれば、年収アップを実現できるでしょう。
仮にスキル・経験が全く同じだとしても、給与水準の高い企業に転職した人の方が、少なくとも初任給は高くなります。社内SEの給与はそれだけ「選ぶ企業」によって左右されるのです。
給与水準の高い企業については、求人サイトを確認したり、転職エージェントに相談するなどして選別することができます。先述した通り、有名企業は高年収のケースが多くあります。
また給与水準の高い業界から、転職先を選定するのも有効です。以下に給与水準の高い業界ベスト3を記載しますので、こちらも参考にしてください。
高い需要が見込めるスキルを身に付ける
これから、より必要とされるであろうエンジニアのスキルを身に付けることで、給与UPや給与の高い企業へ転職できる可能性が高まります。具体的には、以下のスキルは、今後需要が高まることが予想されます。
・AIやデータサイエンスなど「先端領域」に関するスキル
・テストを行い、システムの品質を検証するテストスキル
・マネジメントスキルや上流工程のスキル
ちなみに、具体的な職種としては、「データサイエンティスト」や「AIエンジニア」などが、高い将来性が見込める職種として考えられています。
副業をする
会社での業務はそのままに、副業をすることでも、年収を上げることができます。実際にHYPER VOiCE編集部が調べたところ、「副業で月収5万円以上を稼いでいるエンジニアは20%以上いること」が確認できる、複数のアンケート調査を見つけることができました。
社内SEの副業の仕事としては、例えば「システム開発の受託」や「モバイルアプリの開発」、「プログラミングスクールの講師」などが挙げられます。自身のスキルや本業の状況に応じて、適切な副業を選定しましょう。
なお、社内SEが副業の仕事を獲得する手段としては、「エージェントサービスやクラウドソーシングの利用」「SNS活用」などが考えられます。
SNS活用とは例えば、自身のスキルを発信することで案件を受注したり、SNS上でなされる副業募集にアプローチすることで受注に繋げる活用法を指します。
資格を取得する
資格を取得することで、資格手当が付く企業もあります。資格取得で収入UPを図りたい方は、給与規定を確認してみましょう。
また、例え資格手当が付かなかったとしても、資格取得によって自身の市場価値を高める効果が期待できます。具体的に社内SEが持っていて評価を受けやすい資格には、例えば以下があります。
<社内SE全般>
・応用情報技術者試験:ITエンジニアの基礎が問われる「基本情報技術者試験」からさらに難易度がアップした国家資格
・ITIL(アイティル)ファンデーション:英国政府機関が取りまとめた、ITサービスマネジメントの事例集「ITIL」の知識が身についているかが問われる資格
<マネジメント層>
・プロジェクトマネージャ試験:情報処理推進機構(IPA)が実施する、プロジェクトマネジメントに関する国家資格
・ITストラテジスト試験:情報処理推進機構(IPA)が実施する、IT戦略の策定・提案・推進に関する国家資格
そのほか、情報セキュリティ領域では、「情報処理安全確保支援士試験」や「情報セキュリティマネジメント試験」なども評価が高い資格になります。
まとめ
・ 情シス(社内SE)の平均年収は423万円~550万円
・有名企業の情シス(社内SE)の年収は、高いケースも見受けられる
・年収アップを目指したい情シス(社内SE)は、「給与水準の高い企業への転職」や「副業の実施」などを検討する
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