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円安・半導体不足の今、法人向けパソコンの選び方とは

現在の日本経済は円安が進み、1ドル =140円前後まで上がっています。合わせて世界的な半導体不足が継続しており、半導体を使うメーカーはもちろん、あらゆる産業が間接的な影響を受けています。
当社がメインで扱っている法人向けパソコンも顕著に影響を受けており、お客様からお問合せが増えています。今回はそんな背景も踏まえ、法人向けパソコンの選び方についてまとめてみました。

円安による価格高騰

身近なところでは、iPhoneをはじめとするApple製品が分かりやすいのではないでしょうか。旧価格から20%ほど値上げしたモデルもありました。
当然、法人向けパソコン市場にも影響を受け、各社ベース価格の値上げに踏み切っています。

今後の為替状況によっては更に値上げが続く可能性もあり、法人としてパソコン購入の予算設定をしにくくなっているとの話も聞いています。

半導体不足での納期不安定

長引く半導体不足により、あらゆる分野で影響が出ていますが、この状況は2023年まで続くとIntelのCEOは発言しています。当社へのご相談でも、メーカーに依頼したら希望の納期(年内納品)に間に合わないと言われた。と言ったケースも出ています。

メーカーさんによっては、見積書の有効期限が1週間という異例の状況になっているケースもあり、いかに金額と納期の見通しが不安定であるかが伺えます。

働き方の多様化とセキュリティ

新型コロナウイルスの感染拡大と共に広がった働き方の多様化。在宅勤務やコワーキングスペースでの仕事など、オフィス=勤めている会社のフロアだったものが、オフィス=パソコンになったとも言われています。それにより、デスクトップパソコンからノートパソコン(特にモバイルノートパソコン)へ切り替わった人も多いのではないでしょうか。また、あらゆるビジネスシーンがオンライン化になり、Zoomを使ったオンラインミーティングが当たり前にもなりました。
オンライン化、デジタル化に対応したパソコンを選ぶ必要が出てきました。

セキュリティにおいても、新たな脅威(ランサムウェアなど)によって、常に企業のIT機器が狙われる状況にもなりました。

そうした状況での法人向けパソコン選びについて

そうした状況を踏まえ、今どのような法人向けパソコンを選べば良いか。私達なりにまとめました。

最新ではなく、1~2世代前のモデルで価格を抑える

法人向けパソコンの場合、最新の機種ではなく、1~2世代ほど前の機種が市場(流通)に残っている場合があります。一般的な事務用途であれば、最新のモデルやCPUでなくても、問題なく作業を行うことは可能です。
CPUで比較すると分かりやすいので、以下参考にしてみて下さい。

ビジネス用途において、CPUの世代によって大きく支障が出ることは少ないので、旧CPU(ここで言えば、11世代・12世代)の機種が安価に残っていれば、お買い得です。

リユースパソコン(中古)でコストを抑える

「都市鉱山」「レアメタル」「SDGs」といった言葉を聞いた方も多いはずです。近年、パソコンもリユース活用する流れが出てきています。
「リユースであっても、スペックが満たしていれば問題ない。」という方も増えており、当社へのご相談も増加傾向にあります。

こちらは、本体無期限保証のが付いたリユースブランド。

当社のようなマルチベンダーに相談する

手前味噌にはなってしまいますが、当社のようなマルチベンダー(代理店)に相談することで、安価に法人向けパソコンを調達することができるかもしれません。
メーカー問わずで多くの取引を行っているため、市場情報をタイムリーにキャッチすることができ、価格高騰前の流通モデルを確保している場合もあります。
ちなみに当社であれば、短納期にまとめて調達することも可能ですし、バックオフィスの人はこの機種、セールスの人はこの機種といった、組み合わせ導入も容易に可能です。

セキュリティに強いメーカーはHP

各メーカー、セキュリティ機能に力を入れていますが、HPは特に注力している印象です。近年多様化するサイバー攻撃対策をはじめ、物理的な覗き見(ビジュアルハッキング)対策機能を搭載したモデルもあります。

他社さんにおける法人向けパソコンの調達状況について

当社が情報システム部門のビジネスパーソンに実施したアンケートにて、計824名の方から、法人向けパソコンの調達について回答をいただきました。合わせて参考にしてみてください!

まとめ

円安による価格の高騰や、半導体不足による納期の不安定により、希望の機種が希望の予算と納期に調達しにくくなっています。
今後の見通しも予測ができないので、早め早めに情報収集と調達を行っていくことをおすすめします。

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