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【Mojo/モジョ】パーティゲームでありゲーマーズゲームでもある良カードゲーム

Mojo/モジョとは?

「モジョ」は8枚の手札をうまく減らしていくゲームです。カードの数字がそのまま減点になるタイプです。プレイしているのを周りから見るとおそらくウノや大富豪をやっているのとそんなに変わりはないでしょう。

ただウノや大富豪と違うのは、カードを出せなくてパスということがありません。捨て山がどんな数字・色であろうと必ず1枚は出せます。
しかし、出したときの数字の大小関係でやや行動が変わります。

捨て山より大きい数字を出したとき、山札から1枚カードを引きます。
捨て山と同じ数字を出したとき、もう1枚プレイすることができます。
捨て山より小さい数字を出したとき、手番は終了となります。

これを繰り返し、誰かが手札を出し切るor公開(後述)したときの残りの手札が減点となります。誰かの減点が累積50点を超えたらゲーム終了です。

さて、手札を「公開」と言いましたが、これがモジョの最大の特徴です。
手札を減らしていき、残り3枚になったとき「モジョタイム」に突入します。モジョタイムに入ったプレイヤーは、3枚の手札を伏せます。これ以降手札を捨てたり補充したりできません。自分の番がくるたびに一枚ずつカードを表向けます(公開)。

つまり、誰かがモジョタイムに入ったら、3枚のカードが公開されるまであと3周というカウントダウンが始まるんですね。ここからがアツい!

駆け引きと山札ガチャ

手札の数字が減点(若干の緩和要素あり)になるので、手札を少なく終われるのはいいに違いない、ということで最初はいかに早くモジョタイムに入れるかの勝負でした。

しかし、数回プレイすると気づきます。「モジョタイム、そんなにおいしくないぞ」と。入っちゃうともう手札を整えられませんからね。

そこからは手札4~5枚でキープするプレイヤーが増え、「だれかモジョタイムに入ってくれよ」という空気感が漂い始めます。

また、大きい数字を出したときは山札から新しいカードを迎えないといけません。これが結果的に凶と出ることがよくあるので、あえて小さい数字を出して次のプレイヤーに山札を引かせるという動きも出てきます。

運と戦略、モジョタイムに入る勇気、すべてがいいバランスでミックスされており、いろんなところから心地よい悲鳴が上がる良ゲームとなっていました。

ほんの少しのスパイスでゲームが豹変

ルールもシンプルで、本当にウノのようにだれとでも遊べるモジョですが、バリアントルールも用意されています。

それは「捨て山を2か所にすること」たったこれだけ。これだけなのですが、こうすると運の要素がぐっと下がり、戦略性が一気に増します。

大きい数字を出して山札ガチャをしていたのが通常ルールですが、このバリアントだと、カードを出した方じゃない方の捨て山からカードを拾うことができます。
ガチャではなく狙ってカードを集められるんですね。

このルールのおかげでこれまで一目散に捨てられていた11や12といったハイカードが重要な切り札になってきます。
通常ルールではモジョタイムに入った人が勝つことが多かったですが、後からまくって逆転ということも頻発します。

いろんなゲームに慣れたボードゲーマーならこちらのルールの方が楽しめそう。

1つで2度おいしいゲーム

もともとはライトゲーマーの集まり用のためにと思っていたゲームですが、意外や意外、ガチゲーマー同士でも充分に楽しめるポテンシャルを持っていることがわかりました。

かなり幅広い方におすすめできるゲームです。

  • プレイ時間:約30分

  • 8歳以上

  • 3~8人

8人までいけるのがすばらしい。

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