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【やわやわ行かんまいけ関連企画】お互いへのQ &A②

今月6月15日に行う、パフォーマンスイベント「やわやわ行かんまいけ」イベントの関連企画の質問第2回です。今回は古池大地から、石田高大にいくつかの質問を投げかけ、作品のことについてなどを答えてもらいました。

Q1 今回の作品のテーマは?

石田「『とろろ昆布おむすびを時間かけて食べる』がテーマです。」

Q2なぜ「とろろ昆布おむすび」?

石田「自分の身近にあるものを大切にしたパフォーマンスをしたいな、そして「食べる」ということをしたいな、そして富山に関係するものにしたいな、という流れで考えていきました。昆布は、富山で採れるものではありませんが、北前船の歴史から昆布をたくさん食べる県です(給食にもよく出た)。特に、「とろろ昆布おむすび」は富山県のローカルフードの1つ。私自身が、富山県の街や歴史について、時間をかけて調べ始めたのは昨年です。富山市に在住のこともあり、まず立山の歴史や宗教、総曲輪の商店街などに興味を持ちました。本を読んだり、ネットで過去の記事を探してみたり、博物館などの文化施設へ行ってみたりとしました。調べていて、まだ県について知らないことが沢山あるなと驚きつつ、一方で、他地域との交流を通じ発展してきたビジネスや芸術、歴史が多くあることを知り、今も関心を寄せています。「とろろ昆布おむすび」もその交流の観点から関心を強めたものの1つです。」

作品を作る際の資料


Q3 特に今回の作品の見て欲しいところは?

石田「シンプルな作品です。だからこそ、どんな佇まいで、どんな動きをして、どんな服で…など、細部、そして普段とは違った時間感覚をお楽しみください!」

Q4 パフォーマンスアートって?

石田「『パフォーマンスアート』は、20世紀後半になって生まれ、使われるようになった美術表現でありその名称です。確立した定義がある訳ではないのですが(実際さまざまな考え方の人がいます)、私は、日常的に誰もが行う「行為」(挨拶、歩いたり走ったり、呼吸などすべての行動)を芸術に高める表現と考えています。今年度、「デュレーショナルパフォーマンス」という、長時間に渡って1つのコンセプトある行為を行うパフォーマンスに私は取り組んでいるのですが、その表現では、普段は数分で終わることを数時間や数日かけてじっくり行ったり、繰り返して行ったりとすることが多く、日常の時間間隔とは違った感覚を生みだします。」

3月東京にて
タイトル「六つのサイコロ」
撮影 北山聖子

Q5 富山でパフォーマンスアートに取り組むということ

石田「たくさんの人に見に来てもらえる!という訳では、もちろんありません(笑)ですが、私自身が生活してきた場所、作品を作る上での思考や、身体、価値観を形成している場所であり、そこでパフォーマンスを行うことは、大事にしたいものです。」

Q6 「やわやわ」ってどんなイメージ?

石田「『はーい、今日もやわやわ始めてこうか~』焦らずに、でもそろそろ始めていこうか、進んでいこう、のイメージです!自信はもってしっかり、でも落ち着いて!」

Q7 最後に何か!

石田「見る人をかなり選ぶかもしれません(笑)が、見る人の生き方を少なからず「健やか」にするものを届けられるかと思います。楽しみに見に来てください!」


イベント情報「やわやわ行かんまいけ」

【日時】2024年6月15日(土)
13:00 開場/13:30 開演
①13:30-14:10 古池大地 一人芝居《竹の春、青年の夢》②14:10-14:50 石田高大 パフォーマンスアート《とろろ昆布おむすび》
15:00-15:30 アフタートーク
【入場料】 2000円
【開催地】カフェしろがね セミナールーム
〒939-0341 富山県射水市三ケ白銀町797−4※建物2階のセミナールームにて行います ※JR小杉駅より、徒歩8分
※駐車所はパンフレット画像を参照。また、開催が近づき次第、出演者より連絡致します
【申し込みフォーム】 https://forms.gle/Uviu6Ny6XgY6bCq18


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