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植物性肉が一般化する日も近い?!挑戦するベンチャー企業「Next Meats」
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合言葉は「地球を終わらせない」
以前、IKEAの【100%の植物由来の「ひき肉」】についての記事を書きました。
この時、「食肉の量を減らすことで、CO₂やメタンガスの削減にも繋がる」と書いたのですが、実は動物性の食材利用が多いことによる、自然への影響はガス以外にもたくさんあるようです。(一概に食肉が悪いという話ではありません)
今年3月に発表された論文によると、温室効果ガスの発生源の3分の1は「食」に関係しているそうです。
もちろん、温室効果ガスは車やバイクなどの乗り物や工場などからも排出され続けているので、このまま何も対策をしなければ2050年までに気温上昇が1.5℃を超えてしまう、という発表もあります。
(出典:米国科学サイエンス)
この温室効果ガス問題以外にも、
排泄物や薬剤による、水質汚染
放牧や飼料のための、森林伐採
地球の陸地の26%もの、土地の使用
飼料のための、大量の穀物の使用
大気汚染、土壌劣化、大量の水の使用、人獣共通感染症の増加、生物多様性の喪失
が問題としてあります。
こうして見ると、植物由来の食品の開発が増えているのも頷けます。
日本でも植物由来の食品の研究開発、販売をしてる企業があります。
「Next Meats」という植物性タンパク質の代替肉のベンチャー企業は2020年に設立し、なんと創業7ヶ月でアメリカ上場を達成しています。
創業まもなくアメリカで上場したのも、最初から海外展開を見据えていて、地球全体の問題を世界規模でスピーディーに解決したいという思いからだそうです。
2020年末より台湾、シンガポール、ベトナム、香港で販売を開始していて、海外に販路を広げながら国内外で大きく展開しています。
国内でも、大手スーパーの食肉売り場での販売、大手焼肉チェーンとの連携などをしながら代替肉の普及を進めています。
Next Meatsの理念は、「地球を終わらせない」です。
強いワードですね。
今の地球の現状と未来を考えると、この強いメッセージにとても共感できます。
Next Meatsは、この世界的な課題を、成長のチャンスと捉えて挑戦されていることが伝わってきます。
「自分たちならできる」という力強い理念を掲げて、世界規模で事業を進めていく姿は、同じ経営者としてとても胸が熱くなります。
今後もNext Meatsのような地球全体の課題に世界規模で取り組む企業や、植物由来の新しい食品がどんどん開発されてくるのではないかと思います。
地球に優しく、健康にもいい、素晴らしい食品が増えてくるのはとても嬉しいことです。
金賢守(キムヒョンス)
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